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(水上紀行)超大口ロスカットが出るタイミング

こんばんは、
水上紀行です。

マーケットで生きていくための、
生活の知恵のようなものをご紹介します。

マーケットには、ビッグプレーヤーと呼ばれる、
超大口のポジションを持っている人たちがいます。

しかし、彼らとて人の子、
相場観が外れることも、当然あります。

そうした時、自分が間違っていると悟れば、
さっさと手仕舞おうとします。

しかし、ここで問題は、ポジションが大き過ぎるため、
十分な流動性(交換のしやすさ)がある時間帯に、
いっきにポジションを手仕舞う必要があります。

その十分な流動性がある時間帯とは…

三大マーケットと呼ばれる東京、
ロンドン、ニューヨークのオープン直後です。

この時間帯は、マーケットがオープンしたばかりですので、
相場自体に厚みがあり、
また元気があります。

そこを狙って、怒涛の売りなり買いなりをしてきますので、
いくらマーケットが厚い時間帯と言っても、
急落あるいは急騰をします。

したがい、三大マーケットの寄り付き直後に、
このような急激な動きをするようでしたら、
ああ、ビッグプレーヤーの損切りが出ているなと見て、
まず間違いはありません。

こうした超大口のロスカットをしている最中は、
どこまで上がるか、あるいはどこまで下がるかはわかりませんので、
押し目買い、戻り売りは危険です。

また、超大口のロスカットが出そうな時は、
マーケットが急に静かになったりするなど予兆がありますので、
なにかおかしいと感じたら、
様子を見るほうがよろしいかと思います。

<講師プロフィール>
水上紀行(みずかみ のりゆき)
バーニャマーケットフォーカスト代表。

1978年三和銀行(現・三菱UFJ銀行)に入行。

1983年よりロンドンや東京、ニューヨークで為替ディーラーとして活躍。
東京外国為替市場で「三和の水上」の名を轟かせる。

1995年より外資系銀行において為替ディーラー及び外国為替部長などの要職を経て、
現在は、外国為替ストラテジストとして雑誌、テレビ、ラジオなどで活躍中

  • コメント ( 1 )

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  1. 伊東純

    なるほど、隠したところで、行動は数字に表れるですね・・・
    ベトコンの銃でアメリカ軍機を撃墜する話を思い出してしまいました。

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