投資がギャンブルになる本当の理由

浅野敏郎

From:投資の学校スタッフ・浅野敏郎

 
 
今週も金曜日がやって参りました。

 
特に今日8月5日は、第1金曜日ですから、
市場関係者の多くが注目しているアメリカ雇用統計が、
日本時間の夜9時半に発表されます。

 
先月のように
まれに第2金曜日に発表される場合があるので
発表のスケジュールには気を付けないといけないのですが、
今年いっぱいは、毎月第1金曜日となっています。

 
念のため、公開されている今年2016年のスケジュールを
こちらに紹介しておきますので、確認しておいてください。
 
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参照元:アメリカ労働省WEBサイト
http://www.bls.gov/schedule/2016/08_sched.html
 
間違いがないように最大限の配慮はしていますが、
日時などについては、念のためご自身でも、ご確認くださいね。
特に10月の冬時間移行時期についてはご注意ください。

 

イベント相場はなぜ危険?

 
さて、7月下旬に予定されていた、
 
ECB(欧州中央銀行)理事会
FOMC(米連邦公開市場委員会)
日銀金融政策会合と、

重要な発表も無難に乗り越えてきました。
 

いよいよ本日のアメリカ雇用統計をもって
夏季休暇前の重大イベントは一通りおしまいとなります。
 

長期休暇をとりにくい日本にも、幸いお盆休みが控えており、
世界的に8月は夏休みのシーズンを迎えます。
 

したがって、
8月の市場参加者は、通常に比べて極端に減少するため
値動きもかなりギクシャクしてくることは、
前回にも触れた通りです。
 

ここ数日の値動きを見ると、
もしまだ短期的なポジションが残っているとすれば
円買いポジションだと考えられます。
 

そして、もし今夜の雇用統計結果がさえない内容になっても
相場がドル売りに反応しにくい場合は、
 

まさに市場は円の買い持ちが多いことになり、
手じまいとなる円売りドル買いが急伸する場面があるかもしれません。
 
 

さて、今日のテーマになりますが、
 
イベント相場で取引を行うのは、
ギャンブルに近いといわれるほど、
避けるべき行為とされています。

 
しかし、一体そのどこがギャンブルなのか、
本当の理由を明確にしておいたほうが良いと思います。
 

なぜなら、
多くの一般投資家は、自分が行う取引のどこかに
ギャンブル性を感じているかもしれず、
 
また投資未経験者の多くが、
まさにギャンブルだと思っている可能性があるからです。

私なりにいろいろ考えてみましたので、
最後までお読みいただければ嬉しく思います。
 
 

実は私も昔、
経済指標が発表されるタイミングで
ドル円取引に挑戦したことが幾度かありますが、

成り行き注文を何度出してもさっぱり成立せず、
相場を追いかけて3度目の注文を出したときには
すでに1円近く動いていた
という経験があります。

 
これがもし、損失決済の取引だったとしたらー
と思うと、今でも背筋が凍る思いです。
 

おまけに、
最後の注文が不成立になった後、
相場は急に反転したことを覚えており、
もしこの取引が成立していれば、
まさに高値掴みになるところでした。

 
このような取引を、
ャンブルと言わずして何というか
ということなのかもしれませんが、

ちょっと待ってください。
 

確かに、私が行った取引行為は、
今考えれば危なっかしい挑戦ではありましたが、
その前に、

上がるか下がるかという意味では
勝率が50%のギャンブルは、
決して悪い話ではないですよね?

 
しかも、
私は指標結果が分かった後で、
相場の動きに合わせて行動していますから
事前に決め打ちをするような賭けを
したわけでもありません。

 
普通に考えれば、
かなり有利な勝負をしたはずです。

 
実は、
私が陥った状況を見ればわかるように、
荒れた相場などで取引することの問題点は、

取引したいときに取引ができない

ということに尽きます。

 
つまり、
相場の騰落判断を間違えた時に、必ず予算内で損切りができる

あるいは
利益確定したいときに、注文が必ず成立する

ということが前提であれば、
私がとった行動は、決してギャンブル的な話ではないと思います。
たとえ、最初の取引が高値掴みになっていたとしても、
すぐに損切ができれば、何の問題もないでしょう。
 

取引したいときに取引できない
ということは、
予定した以上の損失を被る可能性を意味しますから、

たとえば、
1万円分の馬券が外れて1万円を失うギャンブルどころか、
追加で2万円の罰金を支払うようなことになりかねず、
これではギャンブルよりも、始末が悪いことになってしまいます。

 
ですから、休むも相場というように、
取引したいときに取引ができない状況が予想されるときは、
取引を我慢するのが得策というのが結論ではないでしょうか。
 
 

もっとも、
秩序なく乱高下しているような相場でも
今後の相場に対するヒントが隠れている場合があります。
 

取引しないからといって、完全に取り合わないのではなく
少なくとも時間が許す限りは、値動きだけでも
追いかけてみることをお勧めします。

 
くれぐれも取引には手を出さないように気を付けて・・・。
では、よい週末をお過ごしください。
 
 

―浅野敏郎

 
P.S.

投資の学校では、
ちょうど雇用統計が発表される時間に合わせて
「小次郎講師の雇用統計ナイトフィーバー」
という番組を放送しています。
 

雇用統計発表に合わせたライブ番組は多数ありますが、
初心者や投資未経験者に対しても優しい番組になるよう
分かりやすい言葉使いで解説し、楽しさを前面に出している番組は
「小次郎講師の雇用統計ナイトフィーバー」が一番でしょう。
 

いままで全く投資をしたことがないあなたにも
その楽しさがきっと伝わると思います。
 

どなたでもご覧いただける無料番組ですが、視聴登録が必要です。
ご興味のある方は、下記から視聴登録いただき、
是非一度、ご覧なってみてください。

https://toushi-school.net/k_night/?afid=0805blog

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6 thoughts on “投資がギャンブルになる本当の理由

  1. 浅野敏郎 投稿作成者

    11月の雇用統計ですが、
    まだ夏時間で発表を迎えますね。
    日本時間21:30が発表時間ですので、
    お間違え無きよう、よろしくお願いします。

    変更点は11月の第一日曜が正しいところ、
    10月だと勘違いしていた可能性が強いです。
    お詫びいたします。

    返信
  2. bangkokeel

    今回の雇用統計発表後のドル円は、一言で言うと
    トリッキーな値動きでした。
    非農業者雇用数が255Kで予想の185Kを
    大幅に上回ると発表されると
    ドル円は一気に101.050付近から
    101.500を越えて来ました。
    しかし、一時101.200割れまで下押したが
    そこから下ヒゲを出して猛反発して行きました。
    その時の上げが101.5を越えて101.600にも
    到達したのでした。
    その後、少し101.500台で揉み合いが続き
    そして再び101.6を越えて来ました。
    そこで101.7を越えないで上ヒゲ足が出て
    押し戻されたのです。
    これは通常で言ったら、売りサインの一種です。
    しかし再び買い直されて、ドル円は101.700を
    越えて101.900まで来ました。
    ここで大きな利食い売りサインが出て
    「陽の陰はらみ」が出たのです。
    これも典型的な売りサインです。
    その後DCが出たので私は101.860で
    Shortしました。しかし、まだドル円は
    上げだして、とうとう102、007に到達したのです。
    その後大きな上ヒゲ足と大陰線まで出して
    101.898まで下げたのですが、
    またしてもドル円は戻して今度は
    102.064まで来たところで
    2本の上ヒゲ足を出して天井をつけました。
    私は結局101.855の+0.5pipsで
    手仕舞い買戻しをしました。
    やはり大きな指標の発表の後での「逆張り」は
    気苦労ばかり多くて儲からない事を
    改めて知りました。
    やはり様子見が一番の選択だったと思います。
    長文失礼しました。

    返信
  3. ヨージ

    “取引したいときに取引ができない”、全くご解説の通りです!
    短時間での値動きがあまりにも激しく思う値で約定されない・・・懲りずに何度も経験していますが、目の前の動きにつられてついマウスをクリックし、どツボに入り込み何度泣かされたことか。
    次の重要指標発表までの1ヶ月間できれいさっぱり忘れてしまい、結果トホホ・・・です。次回からはその都度、浅野さんからのメルマガを読み返し恐ろしさを肝に銘じたいと思います。
    まず今夜は、「小次郎講師の雇用統計ナイトフィーバー」を拝聴したいと思います。
    アドバイス、ありがとうございます。

    返信
    1. 浅野敏郎 投稿作成者

      ヨージ様、
      返信が遅くなりました。

      有利なポジションが、急騰して結構な含み益になっても
      反落相場で利益決済がなかなかできず、あっという間に半分ほどに減ってしまう、
      なんていう経験も幾度かあります。

      取引したい時にできないということは、これほど怖いことですね。
      それでも取り組む場合は、気を付けましょう。

      返信

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