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キーポイントは『なぜなぜ分析』

From:矢口 新
自宅のリビングルームより、、、

 
なぜ? なぜ? なぜ? なぜ? なぜ?

 
このように5回のなぜを一つの事象に対して繰り返す
『なぜなぜ分析』という手法があります。

 
このブログを読んでくださっている皆さまの中には、
実際に仕事でこの『なぜなぜ分析』を活用している人も
いらっしゃるかもしれませんね。

 
この『なぜなぜ分析』は、
製造業の品質管理や安全管理などの場面で
よく用いられる手法であり、

 
5回の「なぜ?」を繰り返し問うことで、
物事の因果関係や、ある事象を引き起こした“真の原因”
突き止めることができるとされています。

 
この『なぜなぜ分析』は
トヨタ自動車の元副社長、大野耐一氏が提唱した考え方で
「トヨタ生産方式」とも言われます。

 
大野氏が提唱した「トヨタ生産方式」の書籍の初版は1978年であり、
約40年前ですが、トヨタ自動車の社員は新入社員の時に徹底して
『なぜなぜ分析』を叩き込まれるそうです。

 
そもそも『なぜなぜ分析』を行う目的というのは、
「問題の真の原因を見つけ、再発防止策を作り、2度と同じ問題を起こさない」ことです。

 
「なぜ?」を5回繰り返すことで、やっと真の原因にたどり着き、
的確な対策を立てることができるというものであり、
「なぜ?」の追求が不十分だと、対策もまた不十分なものになってしまいます。

 
モノづくりの世界では、
『なぜなぜ分析』を活用して生産性、安全性が向上し、
それによって品質も向上すれば、最終的には会社の業績アップを目指すわけです。

 

私は、相場の世界でも『なぜなぜ分析』は有効だと考えています。
「○円の損失を出してしまった」という事象に対し、

①なぜ、○円の損失を出してしまったのか?
損切りが遅れたために、損失が拡大し、結果的に○円の損失を出してしまった。

②なぜ、損切りが遅れてしまったのか?
もう一度価格が上がると思った。

③なぜ、もう一度価格が上がると持ったのか?



 
というように、
自分自身のトレードを振り返る時に、
5回の「なぜ?」を繰り返すことで
真の原因を突き止めることができるかもしれません。

 
失敗をしてしまった時に、
「あー、失敗した」で終わってしまっていては
トレードスキルを向上させ、収益を増やすことは難しいでしょう。

 
「失敗は成功のもと」という有名なことわざがありますが、
ただ単純に失敗した原因を考え、安易な対策を打ったところで上手くいきません。
失敗を成功のもとにするためには、
徹底した原因究明と的確な対策の立案と実施が必要です。

 
そのためにも、
まずは失敗した“真の原因”を突き止めるために
「なぜ?」を繰り返し自問自答する必要があるのです。

 
今までトレードで同じ失敗を何度も繰り返していた人は、
まだその失敗の“真の原因”に辿り着けていないのかもしれません。

 
トレードで失敗してしまったら
5回「なぜ?」を繰り返してみてください。
きっとその失敗の“真の原因”に辿り着けるはずです。

 
それでは、また!

 

―矢口 新

 
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  • コメント ( 2 )

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  1. 伊東 厚

    なぜなぜ分析。大変参考になりました。改めて自分のトレードのやりかたを反省します。ありがとうございました。

    • 矢口新

      伊東 厚さん

      コメントありがとうございます。

      自分自身のトレードを見直すことは
      成長のためには重要なことですので、
      ぜひ「なぜなぜ分析」してみてくださいね。
      引き続きよろしくお願いします。

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