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本当の投資教育とは何か

From:高橋慶行

最近、生活習慣を見直しており、
超朝方の生活にトライをしてみています。

この時間の仕事は全て自宅の書斎でやっているのですが
ふと、読まなくなった書籍に溢れかえっていることに気づいて、
この三連休で断捨離を試みようと考えています。

朝方っていうのは、
メールや電話などの連絡もありませんし、静かなので、
自分のやりたいことに打ち込むことができます。

そういう時間って、ある意味、非日常的で、普段とは違う、
なんというか「素直な」「正直な」そういう気分になれるので、
ちょっと好きです。

 
そんな朝方にふと、
思ったことなのですが、
投資教育が、だんだんと盛んになったなという印象を受けます。

僕が投資の学校をやろうと思ったのが
4年前なのですが、この4年間でも、
本当に沢山の「投資教育事業」が立ち上がったように思います。

社会人や主婦向けのセミナーや勉強会だけではなくて、
小中学生を対象としたものまで、出始めています。

 
そんな中思うのが、
人々が「投資教育を学ぶ意義」と言いますか、
「相場に関わることの意義」について、
今日は考えてみました。

 
相場に関わることの究極の目的は、
「自分の可能性を広げることだ」

 
投資の学校で講師をしてくださっている
矢口新先生がそう仰っていたことがあるのですが
まさにそうだな。と思っています。

知識が増え、
経験が増え、
収入が増えることは、人生の可能性を広げます。

ただ、
これが儲けだけを目的としたものになると、
収入は増えても、信用されない人となったり、
かえって自分の可能性を狭めてしまうことにもなります。

 
これは本当に大切なことなので、
何度も繰り返してお伝えしたいと思うのですが、
お金というのは、人を幸せにもしますが、
人を不幸にもします。

多くのお金を手にすることで、
不幸になる人も沢山いるし、

普通の人であれば、幸せに感じることも、
幸せに感じられなくなることもあります。

例えば、
月収30万円の人と、月収300万円の人がいたとして、
3万円のディナーを食べるとき、

30万円の人にとっては、
3万円の食事はもしかすると、年に1回行ける
素晴らしい幸せな時間かもしれませんが、

300万円の人にとっては、
毎週1回行ける、当たり前の美味しい食事、
というだけになってしまうかもしれません。
そういう意味では、お金が幸せを奪っているともいえます。

 
もちろん、
30万円の人からすれば、
そういう「自由に選択できる財力は魅力だ」ということも
あるかもしれませんが、

でも、
本当に大切なことは、「自由に選択できること」とも限りません。
選択肢が広がりすぎることで、かけがえのない幸せが、
遠ざかることだってあるのです。

 
お金で幸せになりたいとすれば、
幸せになる方法で、お金を増やさなければなりません。

好きな仕事が、
お金に結び付くことが一番です。

相場でお金を儲けるにも、
「好きなこと」と思える部分を発見しないと、
ただの作業になってしまいます。

 
新入社員が入社後すぐに会社を辞める理由に、
「好きな仕事ではなかった」という理由がよくありますが、
皆さんならもうお分かりの通り、

仕事というのは、
好きな仕事が用意されているわけではなくて、
自分がその仕事の中で魅力的な部分を見つけて好きになるー

ということの方が、
大切な姿勢であり、
相場においても、同じだと僕は思うのです。

すぐに大金に結び付くことがなくても、
自信や満足感を得られ、
それなりに楽しく行える部分を、
「相場でお金を儲ける活動」の中から、発見することが大切なのです。

 
相場で儲けようと思ったらそれはシンプルで、
選択肢は、買いと売りー
これしかないわけですが、

「なぜ買うのか」
「なぜ持つのか」
「なぜ売るのか」

このあたり、
面白みって、探せば探すほど、
見つかってくると思うのです。

 
そういう「人生」としての幸せが大前提にあり、
それを相場を通して学ぶ教養ということが、
本当の意味で必要な「投資教育」だと、
僕は思っています。

決して、
手法を教えることが投資教育だとは、
思っていません。

今日から三連休ですが、
充実した三連休をお過ごしいただきたいと思います。
季節の変わり目ですので、体調管理にお気を付けください。

ありがとうございました。
コメントお待ちしてますね^ ^

ー高橋慶行

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  • コメント ( 4 )

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  1. 日本蛙の会

    小学生に株(。-`ω-)と聞き、ググっている内にディープなサイトに行きついて
    先ほど生還してきたケロリンです。(小学生の後ろにオヤの影)
    やばいやばい、もっと昼間に検索しよう。
    ケロリン的には深夜や早朝というのはアナザーワールドのチャンネルが開きやすい時間帯です。
    内観的作業に切り替え。
    自分で人生の舵取りをできるというのが一番幸せな事なんだと思うよ。
    大金を儲けてカジノいったりスーパーカー乗ったりすることじゃなくてさ。
    自分の可能性を信じられて探求することに経済的な足かせがないことが幸せなんじゃないかな。
    そんな小学生を育てたい。(しかし、世の中子供を考えないようにするゲームや娯楽が多すぎ。)
    日本の小学生はコーヒー農園で幼児労働しなくてよい幸せな環境にありながら、
    就職してから「ここはコーヒー農園か(; ・`д・´)」と気づくのよ。
    人の敷いたレールに乗ってたらそんなものなんだろうね。それが社会性であり協調性でもあるのだから。
    ケロリンたちが投資の学校に集うのは他では教えてくれないことを学べるからなのよ。(多分)
    それが何かって?うまい言葉が見つからないからもう少し考えるわw

    • 高橋慶行

      蛙先輩

      いつもコメントありがとうございます!

      >自分の可能性を信じられて探求することに経済的な足かせがないことが幸せなんじゃないかな。
      そんな小学生を育てたい。

      こちら非常に共感します。
      なるほど、「コーヒー農園」の話も、奥が深いですね。

      是非、
      「他では教えてくれないこと」について、
      教えて下さい。楽しみにしております。
      僕らも一層、頑張ります!

  2. marny

    トレードの面白さのひとつに、トレードは自分自身を写しだす「鏡」だと思うんです。
    たとえば鏡を見て自分のネクタイが曲がっているのに気づけたりしますが、
    トレードをしていると「鏡の中のネクタイ」を直そうとしてしまう事があるんです(笑)
    これじゃ、PDCAが空回りしちゃいますよね
    いかに自分自身を正確にモニタリングできるか毎日が楽しいです。

    • 高橋慶行

      奥深いコメント、
      ありがとうございます。

      が、まさにその通りだと思います。
      トレードは自分を映し出す鏡。
      だからこそ、ぜひ、自分の可能性を広げることに、
      トレードを生かしていきたいところです。

      楽しんでまいりましょう!
      ありがとうございます!

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