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GWが9連休の人、手を上げて!

「投資の学校」浅野敏郎
From新宿オフィスのスタジオより

 
 
先週から今週にかけて、各相場は急変動しています。

いつもなら、乱高下とか、値動きが荒い相場
などと言いたいところですが、

特徴的なのは、大きく動いた後に強い逆行もなく、
窓を開けた水準を概ね維持したまま、
まるで何事も無かったように、小幅な揉み合いを続けています。

 
通常の相場であれば、素直に底堅いと思えるのですが、
5月1日、2日をつぶせば、
9連休となる日本のGWを控えて
不気味な静寂だと言えなくもないですね。

あなたのGWは9連休ですか?
YESの方、うらやましいです…。

 
 
おはようございます。
今週も早や金曜日がやって参りました。

 
新しい節目を迎えた4月も、もうすぐ終わり、
緊張の1カ月を過ごされた方も多くいらっしゃった
のではないでしょうか。

GWでその緊張がほぐれた途端、
5月病に見舞われる、なんてこともあるようですが、
ゆっくりできる時には、
ゆっくりした方が良いかもしれません。

 

ポンド相場を振り返る

ポンドドル相場は、
4月18日にドル売りポンド買い方向へと大幅上昇しましたが、

イギリスが総選挙の予定を大幅に前倒し、
本年の6月8日に投票を行うことを発表したのが、
要因とされています。

本格的なEU離脱の手続きに入る前に、
国民の真意をもう一度問うのが主旨とされていますが、
それが何故、ポンドの買いに働いたのかは
理解に苦しむ部分もありますね。

 
それまで売り込まれていただけに、
一旦はポジションを軽くして、
事の顛末を見ようとする買戻しが主流なのでしょうか。

今週は月曜日から、各通貨が窓を開ける展開でしたが、
一歩先に上昇したポンドは、逆に至って冷静な動きとなり、
高値圏を小幅に揉み合っています。

 

ユーロ相場を振り返る

こちらは24日月曜日に大きくドル売り側へ窓を開け、
150ポイント近く、ユーロ高で始まりました。

通常であれば、
ある程度は窓を埋めに行く動きがあっても良いのですが、
月曜日のレンジを大きく逸脱できないまま、
高値揉み合いを継続しています。

 
要因はフランス選挙一回戦の結果が、
ユーロ推進派優勢で終わったことで、
極右政党が主導権を持つ懸念が後退し、
ユーロ離脱のリスクが遠のいたから、
とされています。

 
安心買いだと言われれば、特に矛盾もなく、
その後、アメリカの減税案発表を受けても
特に影響はなかったことから、
ドルの影響は限定的に見えます。

 

円相場はというと

一方、ドル円相場は、
24日月曜に1円近くドル買い方向へ窓を開けたあと、
窓を一部埋める動きはありましたが長くは続かず、
111円台へ反発した後も底堅く推移しています。

112円台に乗せきれるかどうかが、
目先の焦点になりそうですが、
欧州通貨はドルが売られる値動きから見ても、
背景にはクロス円の影がちらつきます。

 

幾つかの矛盾

先ず円に関して、
北のリスクが緩んだことで
リスク回避の円買いの巻き戻しが進んだ
との見解がありますが、

先日、米空母艦隊と合流を果たした
自衛隊の合同訓練などを見れば、
地政学リスクが遠のいたという感覚はありません。

 
また、トランプ大統領の半ば公約だった
大型減税案の発表があり、
それがドル買い要因とする見方もあるようですが、

欧州通貨でのドル売りを見る限り、
それもスッキリした理由にはならない気がします。

 

唯一の共通点

先ほども触れましたが、
共通点は意外と円売り相場だということになりそうです。

 
株価を見ても、英、欧共に日本よりは堅調に推移しており、
なりを潜めているように見える日本の機関投資家が
地道に欧州への投資を再開している可能性もありそうです。

いままで金融緩和色が強かったおかげで、
通貨安となっていたポンドやユーロに、
若干ながらインフレ期待が芽生えており、
欧州の株価に割安感が出ているのは確かでしょう。

 
ひと昔前までは、機関投資家の動向が、
金融機関を通じて筒抜けになっており、
それがニュースやコラムをにぎわしていました。

しかし、最近そうした内容のニュースが
めっきり見えなくなったのも、

ここ数年の規制で、顧客の情報管理が厳しくなり、
こうした売買動向を口外できなくなったことが背景にあります。

悪いことではありませんが、
年々、日本の機関投資家までもが元気なく感じるのは、
これが原因の一つかもしれませんね。

 
この円安で短期的に気を付けるべきことは、

来月初日の為替取引には、
円より金利が高い通貨のスワップが、
一気に1週間分加算されることもあり、

短期的な円売り需要を見越した動き
という側面も無いとは言えませんので、

終わった時点での一時的な急落などには
注意が必要かもしれません。

 
いずれにしても、
GW中にポジションがあると、
何事もゆっくり楽しめませんから、
お休みに入る前に思い切って手仕舞うのも一手でしょう。

 
 
浅野敏郎

<<編集部よりおススメ>>

いよいよ4月も終わりに近づき、来週は5月に入ります。

5月を英語でいうとMayですが、
アメリカの株式相場の格言に「Sell in May!」
というものがあります。

直訳すれば「5月は売れ」ということになりますが、

本当は、
これから夏に向けて良い季節になるので、
相場でカリカリするのは程々にして、
暫くはリラックスしましょうよ。

という意味合いが強いのだそうです。

 
機関投資家が行うヘッジという手法を
聞いたことがあると思いますが、
単純な方法としては、一時的に両建てをつくることで、
急激な反落相場でも損失にならない
という保険的な取引です。

為替ならまだしも、株でもヘッジができるのなら
それこそ、休暇前の対策にはもってこいかも知れません!

GWにはさすがに間に合いませんが、
来たる夏休みに備えて、その方法を学んでみませんか??

どんなことが学べるのか、詳細は下のページでご確認ください。
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  • コメント ( 2 )

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  1. 万尾獅子

    は!(; ・`д・´)世間は9連休だったのか!
    それで、株価が横ばっている?
    (;゚Д゚)
    どうもカタギでない企業に勤めているとその辺のホリデー感覚が鈍ります。
    ああ、「休みはカレンダー通り」と言い放ってみたい。

    • 浅野敏郎

      万尾獅子 様、

      コメントありがとうございます。
      あなたも、「うらやましい~」側の方だったのですね。

      かなり前の照れくさい話ですが、
      私にも一応、結婚、そしてハネムーンという過程がございまして…
      GWに結婚休暇なるものを付けさせていただき、
      約半月ほど、ユーロッパに出かけた経験があります。

      余りに長い休暇だったので、
      いない間に会社が引っ越しまして…
      東京の中央通りを、椅子に荷物を載せて
      一足遅い引っ越しをした記憶がよみがえってきました。

      さすがに、座って足漕ぎはしませんでしたけどね。
      そんなCMが昔ありましたっけ!!

      よいGWをお過ごしくださいませ!

      浅野敏郎

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