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新しい金融の動きがはじまる!?

From:小次郎講師

夏枯れ相場・・・

海外では夏季休暇、
日本ではお盆休みの時期と重なり、
市場参加者が激減することがその名の由来です。

市場参加者が手仕舞いをするため、
この時期に価格が大きく動く傾向があります。

さらに、
8月21日で閉幕するオリンピックですが
このタイミングで価格が動くかもしれませんのでしっかりとチェックしておいてくださいね^^

そして、8月・9月が
「新しい金融の動きのはじまり」
言われているのをご存知でしょうか?

2016年6月24日英国国民投票の発表以来
今、世界の株価が大きく上昇し続けています。

本来EU離脱が決まれば
今後、イギリスのEU離脱交渉が始まり、
イギリスの経済が悪くなっていく。

その影響で、
第2、第3のEU離脱の話が沸きあがり
EU崩壊というシナリオになるかもしれません。

この話を聞いただけでは、
ファンダメンタルズだけ見れば、
一見、株価は下がるように感じるかもしれません。

しかし、相場においては、
価格の動きこそが正しいということを忘れてはなりません。

・米国NYダウ日足
・英国FTSE100日足
・独国DAX日足
・フランスCAC40日足
・中国香港ハンセン日足
・日経225先物日足

各国の世界の株価は6月24日英国民投票から
どんどん上がっているのです。

実際にチャートを見てみると・・・

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このチャートで何をお伝えしたいのかというと、
チャート分析はあくまで「相場の現状分析」だということです。

大事なことなので、もう一度言います。

相場は将来の値動きを予想するものではなく、
『正しい現状把握』をするということです。

つまり、現状分析を通じて
エッジ(優位性)がある状態を探しだすことが主目的ということです。

チャートは、うそをつきません。

ファンダメンタルズで
下げ材料が出ていたとしても、
私たち個人投資家は、チャートの値動きをしっかりと確認しておかなければなりません。

では、今、世界の景気が悪い中で、
なぜ、株価が上がり続けているのか?
その答えが異常な金融緩和に他なりません。

私が投資人生を歩む中で、
過去で一番、世界中で異次元金融緩和が起こっています。

勘違いしないでいただきたいのは、
景気が良くなって株価が上がっているのではないということです。

では、私たちが
何に注目しておかなければならないのかといえば

・世界中で景気が悪い

にも関わらず

・世界中で株価は上がり続けている

このギャップへの”反動”がいつ起こってもおかしくないということです。

だからといって、
今、売りで相場に入っていくのではなく、
現状の価格の流れを確認しつつ、その反動がおきても
いつでも逃げられるように準備しておく必要があるのです。

これが、私が大事にしている「資金管理」です。

そして、あなたには、
8月21日~25日あたりの価格の動きに注意してください。

なぜなら、
今から一年前の2015年の8月21日~25日は、
「チャイナ・ショック」と呼ばれる世界同時株安に見舞われ、

中国景気の減速から世界経済の減速懸念が強まり、
世界同時株安へと波及したことは記憶に新しいのではないでしょうか。

そして、このチャイナショック(世界金融危機)から
間もなく1周年になります。

この1周年というのは、
一目均衡表でも、「変化日」であり、
価格が動きやすい時期でもあります。

さらに、
冒頭でもお伝えした
8月21日は、チャイナショックの始まりであると同時に
オリンピックの閉幕にもあたります。

そのために、
「新たな金融の動きのはじまり」とも言われていますので、
価格の動きにしっかりと注目していきましょう。

  • コメント ( 2 )

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  1. 山下恭夫

    景気が悪いのに株価が上がっている、それも世界的に!なぜか?その異常さ、不思議さを見抜いておられる小次郎講師はさすがだと思いました。このように世界の動向が見えると、何があっても資金管理をきちんとしておけば、大丈夫ですね。今の時代を理解するのにとても勉強になりました。ありがとうございます。

  2. 糟谷 保

    銀行株に 興味があります みずほなぞは 今後どうなるでしょう チャイナショック 後に一度暴落があるでしょうか日経平均株価が ????

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