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今、私が懸念していること

From:小次郎講師

2016年6月24日英国国民投票の発表以来
世界各国で株価が上昇していますが、

「景気が良くなった」

とは誰も思っていないのではないでしょうか。

上昇し続ける株価とは逆に

「世界中で景気が悪い」

これが現状です。

このギャップへの
”反動”がいつ起こってもおかしくない状況の中、
私はあることを危惧しています。

それは・・・

日本の投資教育における
【資金管理・リスク管理】です。

実は、「資金管理」が出来ていないことが、
日本の投資家の7~8割の負けの根本原因といっても過言ではありません。

【資金管理・リスク管理】が不十分だと
いくら利益を上げても1回の取引で多大な損失を出してしまい、

結果「破産」となる
ケースを私は多々みてきたからです。

「人生を豊かにするための投資」を
「人生を不幸にする投資」にならないためには資金管理です。

たとえば、
あなたも1回の取引で、
大きな損失を出してしまったことはありませんか?

「ある」

と答えた方は
資金管理ができるようになれば、
結果的に利益も増えるかもしれません。

しかし、世間で広まっている資金管理といえば・・・、
・あなたの投資用資金の○分の1を1回のトレードで使う。
・その資金で買える量を取引しましょう

せいぜいこれくらいです。
しかし、これはほんの入り口でしかありません。

そもそも資金管理とは何か?

資金管理とは何か?という定義ですが、

シンプルにいえば、
「いったい、いくらで何株まで買っていいのか」
ということですね。

・1回のトレード当たりの適切なリスクを知る
・最大取引量を決める

これを決めるのです。

では、自分の適切なリスク計算をしていくために、
何を最初に決めなければいけないのか?

それは、
「あなたの投資用資金はいくらなのか?」
ということです。

投資用資金を決める際に、
必ず守っていただきたいのが、
「無くなっても生活に影響が出ないお金」ということです。

無くなっても生活に支障がないお金の中で、
投資用に使うお金を出してください。

商売用のお金、教育資金、これから使う予定のあるお金など
使うのが1年先、2年先で貯めてあるお金だとしても
不思議なことに、それを使うとほとんど場合は失敗してしまいます。

このことを聞くと、
「私にはほとんどお金がない・・・」と
思う方もいらっしゃるかもしれませんが、

大豆相場で巨万の富をつかんだ
「生きる伝説のトレーダー」リチャード・デニスの
投資用資金は、たったの4万円からスタートしたのですから、大丈夫です。

重要なのは、金額の大小ではなく、
無くなってもいいお金を投資用資金に回すことであり、

絶対にしてはいけないのは、
・将来のお金を使う。
・借金して投資をする。

使ってはいけないお金を投資に使ってしまうと、
現実的にも、精神的にも余裕がなくなってしまい、
売買において適切な判断が出来なくなってしまいます。

まずは、
小額でも構いませんので、
ご自身の投資用資金を明確にしてみてくださいね^^

一日の適切なリスクの計算方法とは?

投資用資金が明確になった次は
トレードをする商品(銘柄/通貨ペア)の平均的な値動きを知る必要があります。

もし、あなたが「勝ち続ける投資家」になりたいのであれば、

「あなたは一体今いくらのリスクを取っていますか?」
という質問に、今後答えられるようにならないといけません。

たとえば、あなたがソフトバンクの株、
あるいはトヨタの株を買ったとします。
(ご自身がトレードされている銘柄や通貨などに置き換えて考えてください)

ソフトバンクは今日いくら動くのか、
トヨタは1日いくら動くのか、あなたはこれをご存知ですか?
もしくは、あなたの売買している銘柄の平均的な値動きを知っていますか?

ほとんどの方がどう答えるかというと、

「動く時は、そこそこ動きますし、
動かない時は全然動かないし。平均的っていわれても・・・」

という話なんです。

ではなぜ、平均的な値動きを知る必要があるのか
その理由こそが、個々の銘柄によって取るリスクが異なるからです。

多くの個人投資家は
「なんとなく」どんぶり勘定で買ったり、売ったりしますが、
これではどれだけのリスクをとっているのかわかりません。

例えば、一日の平均的な値動きが50円の銘柄と
500円の銘柄では、値段が予測と逆方向に行ったときに
損する金額が全く異なります。

売買は、100株単位で計算すると最大損失は、
5000円のリスクと
5万円のリスクになるわけです。

つまり、色々な銘柄をやるときに、
同じ株数(売買数量)で売買していてはいけないんです。

それでは「平均的1日の値動き」を
どう計算するのかというと、

(当日高値-前日終値)
(前日終値-当日安値)
(当日高値-当日安値)

この中で最大のものが1日の最大値動きであり、
それが逆方向(マイナス)に働いたとき、
1日の最大のリスクとなります。

そして、この3つの数字を比較して
最大のものが、その日の最大値動き
(=最大リスク)が計測できます。

「平均的な一日の値動き」とは、この20日平均です^^

ぜひ、ご自身の購入している銘柄の「平均的な一日の値動き」を
算出してみてくださいね。

あなたが、1つ1つの売買において
「明確な理由」を持つことが「勝てる投資家」になるための必須条件です。

勝ち続けるためには、
勝ち続けるための理由があるのです。

8月・9月は、
「新しい金融の動き」と呼ばれています。
あなたも価格の動きに注意を払ってくださいね。

今日もありがとうございました^^

  • コメント ( 2 )

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  1. 徳田克彦

    おはようございます。
    いつも本当にためになるお話ありがとうございます。
    毎回読ませていただいています。
    これからも、幸せになるためにもしっかりと小次郎講師から学んだ事を
    肝に銘じてコツコツと投資に励んでまいります。

  2. ゆめ

    フアンタメンタルの環境認識有難うございます。目先の値動きにとらわれていて、一年前の事など忘れて居ました。長いスパンの中の今を予測するという事きずかせていただきました。ヨチヨチ歩きですが、今後ともよろしくお願いします。

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