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4月の雇用統計の結果と今後の相場見通し

From:戸松信博

 
おはようございます。
戸松信博です。

 
さて、
昨日はゴールデンウィーク明けの相場でしたが、
日経平均は小幅の続落となりました。

 
日本がゴールデンウィーク真っ只中の時に、
米国では重要経済指標の一つでもある、
米雇用統計が発表されました。

 
市場予想よりも弱い内容だったことで
米国株は上昇したものの、
為替がドル安・円高に振れたことが要因の一つと考えられます。

 
そして今日のブログでは、
4月の米雇用統計の結果と、

 
この結果を受けての、
米国市場の見通しについて
お話したいと思います。

 

ピークアウトやリセッションを意識するのはまだ先

 
shisei_man_good

 
4月の米雇用統計は、
市場予想を下回る16.4万人の増加だったものの、
2月、3月分の速報値が上方修正され、
十分強い数字で推移を続けています。

 
そして失業率は6ヶ月連続して
4.1%だったところから、
一気に3.9%へと低下し、
2000年以来17年ぶりの水準となりました。

 
すでに実質的には
完全雇用の状態にありましたが、
一段と労働市場の需給環境は逼迫してきている様子です。

 
賃金も緩やかながら上昇を続けています。
物価も緩やかな上昇傾向にあり、
好調な企業決算とも相まって、

 
FRBの利上げ路線を
正当化できる環境にあると思います。

 
市場では長年続いた
好景気サイクルがピークアウト(頂点に達し、減少に転じること)し、
FRBの行き過ぎた利上げによって、

 
経済が締め上げられるとの懸念も一部に出ており、
株価の上昇を阻んでいる節もあります。

 
ISM協会発表の景況感指数も、
3月・4月と連続して低下し、
市場予想も下回りました。

 
しかしまだ十分高い数値であり、
足元で緩んでいるというより、
2月までにこれ以上伸びようのない
レベルに達していただけです。

 
労働市場もトランプ政権の政策効果や
エネルギー価格の上昇によって、
一段の改善がまだ見られているところであり、

 
マイナスに転じるような
リセッションの兆しは全く見られません。

 
上の長期グラフを見ても、
株価こそ足元で大きく下がっているものの、
雇用の増加ペースは至って健全です。

 
2007年に株価が天井を打った時は、
すでに労働市場が崩れを見せていました。
ピークアウトやリセッション(景気後退)を意識するのは
まだ先で良いと見ています。 

 

日本では長期休暇でしたが、
その間に世界市場は動いており、
今回は重要経済指標の一つでもある
米雇用統計がありました。

 
休む時にはしっかりと休み、
リフレッシュすることはもちろん大切ですが、

 
相場の鍵となるようなニュースだけは、
しっかりとキャッチできるように
心掛けていくと良いでしょう。

 
それでは、
また来週お会いしましょう。

 

―戸松信博

 

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  • コメント ( 2 )

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  1. 平峯一郎

    近時、相場のながれを興味深く拝読しています。
    私自身の問題は、そのながれが個々の銘柄にどのように影響するのかも
    考えながら、もっと広く、深く探求するように努力します。

    • 信博戸松

      平峯 様

      コメントありがとうございます^^

      ご自身で相場を読み解けるように
      努力されているのは、とても素晴らしいことだと思います!
      ブログでもお役に立てるお話をしていきたいと思いますので、
      引き続きよろしくお願いします!

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