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時速10kmで3時間走ると何処まで進む??

「投資の学校」浅野敏郎
From新宿オフィスのスタジオより

 
このような問題であれば恐らく、
九九ができれば殆どの方々が回答できると思います。

では、3時間が経過したあと、
直ちに時速10kmで帰路についたとします。

しかし帰路について、
1時間後から2時間後まで渋滞に掛かり、
時速5kmでしか走れませんでした。

帰路についてから、
3時間以内に出発点に戻るためには、
残りの1時間を時速何km以上で走らなければ
間に合わないでしょうか?

若干、問題が複雑にはなりましたが、
それでも殆どの方は、直ぐに答えを出せる、
と思います。

 
相場のテクニカル分析において稀に、
「日柄調整」という言葉を耳にしますが、

先ほどの問題は実は、
相場の「日柄調整」という考え方の基本に
直結しています。

———————

おはようございます。
今週も早や金曜日がやって参りました。
金曜日と言えば週末ですが、
本日は加えて、
月末、四半期末、そして2018年の年度末となります。

仲値決めの時間前後では、
思わぬ手当て売買の動きとなるか??

あまり大した動きにならなくても、
ロンドンフィキシングで顕著になる場合が在りますので、
是非、念頭に置いておいてください。

———————

さてお話を問題に戻しましょう。

時速10kmで3時間進む・・・という問題を、
横軸に時間、縦軸に走行距離をとると、
ちょうど、こんな感じになります。

算数的には、単純な掛け算を2次図表に置いただけです。

では、帰路2時間までの様子を更に書き込んでみると、
こんな感じになり、

3時間以内に戻るためには、
1時間で15km以上進まないと間に合いませんから、
答えは時速15km以上ということになり、
A~Dの中では、CとDが該当します。

 
このグラフ、もし縦軸が価格だったとしたら、どうでしょう??

そうです、それは我々が日々見ている
相場のチャートと全く同じ図表になります。

つまり、

先ほどの往路と復路のグラフを塗りつぶすと正に、
ロウソク足チャートになりました。

 
何が言いたかったかというと、
相場のチャートの事となると、
何かと縦軸の価格だけに気を奪われてしまいますが、

横軸の時間にもう少し注目すれば、
単なるトップやボトムという認識に加えて、
前後の上昇波動と下落波動に掛かった
時間を比べることで、

今の上昇(或いは下落)の方が、
ここまでの下落(或いは上昇)よりも、
強いのか、弱いのか、ということまで意識できる訳です。

 
例えば、
先ほどのロウソク足チャートでDのケースを考えた場合、
途中では一時、下げの勢いを失くしかけた下落でしたが、
3時間以内に終点に着いたわけですから、

3時間一杯を掛けた相場は当然、
始点よりもっと下落する可能性があり、
実際にそうなった場合のロウソク足チャートはこうなります。

上昇と下落を1本にまとめると更にこうなりますから、

これはまさしく「被せ足」と言って、強い下落を示唆する、
トップ・フォーメーションになると言う訳ですね。

 
皆さんがいつも見ている価格チャートの足一本一本は、
同じ期間を表しているのですから、
もうちょっと「時間経過」を意識するだけで、

少しでも早く、少しでも精度が高い値動きを、
察知できる可能性が上がるのではないでしょうか。

 
 
浅野敏郎

 
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  • コメント ( 4 )

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  1. 乾坤一擲

    (>_<)タラタラしている間にもう、三月の最終金曜日、掃除をする手がクシャミに妨害されるので暫し休憩しておりまする。
    一時間を10キロで走ってって、車の場合そりゃないわと突っ込みつつ。(父がもみじマークで公道でそれやって怖い煽りを受けたことがあるらしい)なるほど、言葉だとわかりにくいけど表にすると見えやすいのか…数学の苦手な子に教えてあげたい。数式でなくこのような回答でもありなのかな。試験の答えにも色々なアプローチがあってもいいのになーなど、あら投資から大分脱線したけど、これからの世ダイバージェンスに生きねばと思うわけです。頑張れ平成生まれ!

  2. 緑風列伝

    この図を見て一目均衡表が浮かびました。
    基本数値、対等数値による時間論です。

    • 浅野敏郎

      緑風列伝様、

      コメントありがとうございます。
      はい、均衡表が浮かんだ緑風列伝様は大正解です。

      実は、波動をとることを追求しているうちに
      たどり着いたのが一目均衡表で、
      現在の私の中では非常に強く影響を受けています。

      これを見ただけで、一目均衡表が出てくるのは、
      緑風列伝様もお詳しいとお見受けいたしました。

      このように均衡表の入り口を見ていただければ、
      「難しい、難しい」と言われる均衡表も、
      身近になってくれると思いましたし、
      これからも、いろいろな入り口を、
      分かりやすくお伝えできれば、私も本望です。

      均衡表はグラフにすると、複雑に見えるのですが、
      理論としては、複雑なオシレーターやテクニカルの無意味さを
      解明して自分を解放してくれる、
      優れた考え方であると感銘を受けています。

      正しい一目均衡表の勉強をもっと深め、
      取引に役立てたいと思っています。

      またのコメントをお待ちしております。
      ありがとうございました。

      浅野敏郎

  3. 浅野敏郎

    乾坤一擲さま、

    コメントありがとうございます。
    久しぶりに爆笑させていただきました。

    実は、公開直前に「時速10Kmとは、徒歩なのか?」
    「徒歩だとすれば、渋滞に巻き込まれるのか?」
    と、考えたりはしました…。

    ので、その突っこみを密かに受けてたことを知り、ドストライクでした!!!
    あ、でも自動車とは何処にも書いていないですからね。
    渋滞…から連想した思い込みで~す。
    相場も思い込みは禁物ですよ~~と逆突込みをしつつですが、

    世渡りもダイバージェンスだという考え方、
    ハッとしました。本当にその通りですね。
    私の愚息らもあと数年で就職ですが、
    目先の流行りなどで選んでしまうと、そこがピークなんてことも
    ありますから、

    その辺、うまく伝授できればいいなと思いました。

    またのコメントをお待ちしております。

    浅野敏郎

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