BLOG

投資に役立つ
伝えたいことが毎日ある。

  1. HOME
  2. ブログ
  3. 浅野敏郎のブログ
  4. にわかに復活しつつあるスワップ金利の件

にわかに復活しつつあるスワップ金利の件

「投資の学校」浅野敏郎
From自宅の寝室より

 
いつかのブログで、
スワップ金利のお話をした記憶があります。

その時のメインテーマは
現在の金利差から1日あたりの金額を計算し、

一部のFX事業者が提供している
スワップ金利が正当な額か否かを比べたり
もしましたが、

より高金利の通貨を買い持ちにしていると、
ある日のスワップ受け取りが、
普段より多くもらえている・・・
ということがあることにお気づきでしたか?

 
これはFX業者の間違いではなく、
また急に短期金利差が拡大したのでもなく、
そういう仕組みなのです。

株取引で言う、
株主優待の権利確定日のような感覚に
近いところも在り、

イースターや本邦10連休を控えて、
もしかするとそれを目当てにした取引で
乱高下するかも知れませんので、

本日は、その件についてお伝えします。

————————————

おはようございます。
今週も早や金曜日がやって参りました。

 
それにしても強烈に寒いです!
花冷えなどとは言ってられない寒さです。

今日あたりから暖かくなるような事を
言っていますが、
朝晩の冷え込みはまるで真冬ですね。

おかげで、桜の花も稀に見る長寿となっていますが、
このままだと観測史上最長・・・
などという展開もあるのではないでしょうか。

先週行きそびれたお花見、
今週末でもまだいける・・・気がしています。

———————————–

T+2という言い方に聞き覚えは在りますか?

株の現物取引で、
稀に取り沙汰されることがありますかね?

冒頭に例として出した、株主優待が受けられるか否か
が決まる権利確定日云々の時、

実際の取引は確定日より2営業日前に済んでいないと
確定日の時点で株主名簿に掲載されないため、
当日や前日の取引では間に合わない・・・
という件です。

これは何も権利確定日に限らず普段から、
現物取引での株式が自分名義のものになるのは、
3営業日後ということは、ご存知の方も多いかと思います。

 
実はFX取引も、銀行間取引などの金融市場では、
ある意味での現物取引という側面があり、

例えば月曜日にドル買い円売りをした場合、
水曜日に買ったドルの振込みがあり、
それまでに売った円を相手に支払う義務が生じます。

つまりFXの世界でもT+2は、れっきとしたルールなのです。
Tと言うのはToday, +2は2日後ということを意味しますが、
為替の世界ではこの資金授受のルールを
「スポット」と呼びます。

 
ではこのルールに則って、
同じドル買い円売りを木曜日に行なったとしましょう。
その時、実際にドルを受け取り、円を支払うのは
いつになるでしょうか?

そう、週末を越えた月曜日がT+2にあたり、
間には金曜日、土曜日、日曜日の3日間が入ります。

金利の世界は土、日、祝も1日は1日と考えるため、
つまりは木曜日に取引して金曜まで持ち越すと、
スワップの受け取りは基本、3日分になります。

 
さて問題です。

前代未聞の10連休を控える私たちにとって、
連休前の営業日は26日金曜日で、
この週までは通常の一週間ですね。

では先の例題であげた木曜日にあたる
4月25日にドル円を取引すると、
26日金曜日のスワップ受け取りはどうなるでしょうか?

10連休明けは5月7日火曜日ですから、
その間には、
26,27,28,29,30,1,2,3,4,5,6日の11日間が入りますから、
11日分のスワップ受け取りがあるはずですね。

しかも!!!

連休中もポジションを維持しなければ、
スワップの受け取りが無い・・・のではなく、
26日中に決済してしまえば、
スワップだけを丸々手中に収めることが可能で、
連休リスクは一切、取る必要はありません!

あたかも株取引でいうところの、
権利確定日に向けて買い上がり、
権利落ちに売るというのと同じトレードです!!

が、

そう上手くいくでしょうか??

 
一点だけ、
26日まで高金利通貨のロング(買い持ち)を
持っていれば11日分のスワップが入るのは事実
ですから、
最後の週などはかなり底堅くなると予想できます。

一方、金曜日に売り戻されることを織り込んで
高い水準、例えば25日最後のギリギリを、
売り持つという発想もあり得るのですが、

売り持ちにはスワップの支払いという
逆の十字架を背負うため、
25日が終わるまで(日本時間26日AM6:00)は、
安易な売り持ちはNGです。

となると、買い進めたほうが圧倒的に有利
にも見えます。

ただし、26日の初値を取引できるのは、
概ね銀行などの金融機関に限られるため、
彼らにとって26日を迎えてから売り持つこともでき、

一般投資家やファンドに対して
圧倒的に有利な立場に立つことは充分可能です。

 
そう考えると、
いずれにしても26日金曜日は
大きめのギャップを、下に空けて始まる可能性は
充分あると思っています。

もし、このゲームに乗るとするなら、
早めに高金利通貨のロングをとり、
多少のギャップでもトントンで決済出来れば、

スワップ金利分が丸儲け!!!
ということもあり得るのではないでしょうか!!?

 
 
浅野敏郎
P.S.
投資判断は自分自身で決めていただきますよう、
御願い申し上げます・・・(汗)

 
—<<<編集部よりおススメ>>>—

「投資の学校」だけに限らず、
ここ数年の全日本中で人気急上昇の、
小次郎講師による、

最新講座がついにリリースされることが決定しました!

 
何と! 参加する「だけ」でもらえる

・相場分析インジケーター
・ボリンジャーバンドの新手法
・移動平均線大循環分析基礎理論
・特別体験セミナーの割引権利

など、

豪華特典満載の特別体験セミナーは
早くも満席が出始めました!!!

今すぐ特別体験セミナーのスケジュールを
下記の詳細ページから確認の上、
先ずはお席だけでも確保していただきたいと思います!
↓↓
詳細ページはこちら

 
◆◆◆公式Twitterはじめました!◆◆◆

投資や相場の最新情報や、
面白くてためになる相場格言などを毎日つぶやきます。
フォローよろしくお願いします!
↓↓↓
フォローする

 
◆◆投資の学校・LINE@登録募集中!◆◆

LINE@限定の特別なお知らせを、どんどん配信しています!

そういえば最近、ライン登録をすると、
「期間中、このお知らせを見せるだけで、◎◎が無料!!」
などというメッセージが届く飲食店が増えましたね。

「投資の学校」のLINE@も、
登録するだけで、お得なお知らせが届くかも??

後悔する前に是非、こちらからご登録ください。
↓↓↓
ご登録はこちらから

  • コメント ( 3 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. 田中

    金曜日は下に空けて妎まる可能は充今ある。。。。。

    • 浅野敏郎

      田中様、

      そうですね。
      ただ我々一般投資家にとって
      この日にち変更時間には各事業者のメンテナンス時間に該当するため、
      恐らく、取引が可能になった時には窓を空けた後・・・というところでしょうか。

      かといってそれを見越して事前に売り持つには、支払いが高すぎることになり、
      結局、変な動機でトレードはしないほうが良い・・・
      ということでしょうか。

      また、コメントをお待ちしております。

      浅野敏郎

  2. 乾坤一擲

    ・:*+.\(( °ω° ))/.:+おお、そんなお得なことが!
    では、来週の木曜日に…
    といっても、今日個人休みなのに出勤してしまった
    曜日感覚のない私は上手く切り抜ける自信が皆無(ノ_<)
    ٩( ᐛ )وとりあえずイメトレやわ。
    私の仕事、前言った気がするんだが٩( ‘ω’ )و
    取り敢えずお家に帰るわ。

CAPTCHA


主要指標

最近の記事