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よく見たら、1円でした!!

「投資の学校」浅野敏郎
From自宅の寝室より

***今回は随分と遅くなり、お詫び申し上げます***

 
 
大きさの概念が掴みにくい被写体を撮影する際、

昔はよくタバコのパッケージと一緒に写すことで、
その大きさを伝える場合がありました。

最近はタバコそのものが世の中から敬遠され、
そんな写真も見られなくなりましたね…。

 
地図にも必ず「縮尺」があるのは、
ある限られた表示域に示された道が、
一体、どの程度の距離なのかを、
感覚的に掴みやすくするためでしょう。

私たちが相場を分析する際に使うチャートも、
相場がここまで辿ってきた道筋を示すために、
横軸に時間、縦軸に価格という道のりを使った地図
に近いものがあり、

そこそこ遠い過去を知ろうとして、
限られた表示域に多くの足を出した場合、
縦軸の値幅は途方もなく大きな数値になります。

 
例えば、
近くのお店を探すレベルの地図の1センチが、
10メートル前後だとして、

自宅から会社までの道順を探すレベルの
地図の1センチが数キロになってしまうのと
同じ理屈なのはわかりますが、

もし、お店を探していたはずの地図の1センチが、
勝手に10キロに変わってしまう仕組みだとしたら…、
それはそれで使いにくい、ですよね!?

 
————————–

おはようございます。
今週も早や、金曜日がやって参りました。

いよいよ10連休が迫る中、
昨日の木曜日は早朝からひと波乱ありました。

 
ここ数日の狭いレンジ相場から、
期間高値を抜けたことで
ある程度のストップ買いが入ったというのが
実際のところだとは思いますが、

専門用語で言えば、
いわゆる「スポマツ要因」といって、
月末にドルを受けておきたい筋が、
上抜けをきっかけに仕方なく買わされてしまった…
というのが本音かもしれません。

相場はその後、
世界的にはドルが全面高となる中、
ドル円は反して下落という、
矛盾した値動きになっていますが、

高値越えでロング仕掛けを強いられた向きが
逆にロスカットに追い込まれている可能性も
あり得ますね。

—————————

最近のチャートシステムは

時間が経過すれば自動的に新たな足が登場し、
表示されている範囲の高値や安値が更新されれば、
勝手に価格軸が新たな価格を追跡表示する、

程度の機能は標準となりつつありますが、
私が現役の時代からすれば、正に「神業」です。

 
あの頃は、方眼紙にローソク足やP&Fを書き、
縦軸に記した価格を抜けてしまうたびに、
方眼紙を付け足したものですが、

それらが今は「全自動」なのですからね。

こうしたチャートの進歩が、
相場取引が飛躍的に普及した一因にもなっている
のは事実だと思いますが、

しかし、
いくらPCやタブレットに「全自動」で描画される
チャートだとは言え、
その表示域は固定されていますから、

方眼紙のように、上下へ付け足す訳にはいかず、
結局は縦軸の目盛を調整するしかありません。

 
実はこの自動調整、
一定の時間に対する移動距離(価格)が、
時々で違う縮尺になってしまう点が曲者で、

いわゆるボラティリティを感じにくくしている
一因だと思います。

 

例えば、この二つのチャートは
どちらもドル円の5日間程度の期間を
同じ1時間足で表示させたものです。

一見、どちらも美しい上昇チャートで
見分けはつきにくいと思いますが、
実は、縦軸の価格目盛を見ると、

上のチャートの高値安値の値幅は約2円ある
のに対して、

下のチャートの値幅はその半分の、
約1円しかありません。

また、今年4月中旬の揉み合い相場を、
やはり時間足で同じ5日間程度を表示してみると

このようになり、
上下の値幅は0.4円程度にしかなりません。

言い換えると、
個人的には非常に有効だと思える波動分析も、
こうしたチャートの仕組みを理解していないと
落とし穴にはまってしまう場合もあり得ます。

それらを回避するには、
同じ足でも表示期間を長くとって確認したり、
目盛の値幅を確認するなどの習慣を身に付けると、

その時々の正しいボラティリティが判り、
現在の相場がどんな位置にあり、
どんな勢いなのかをより感じやすくなると思います。

 
さて、
4月は会計年度としても初月にあたり、
相場もある程度は活気ついても良いはずですが、
イースターを皮切りに、10連休のGWなどもあり、
低調な月になりました。

来月は令和に元号が替り、
仕切り直しには絶好のタイミングですから、
是非とも期待したいところですね。

 
では、次回は令和でお会い致しましょう!!

 
 
浅野敏郎

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  • コメント ( 2 )

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  1. 乾坤一擲

    \( ‘ω’)/木を見て森を見ずって事ですか?最近、脊髄反射的仕事が多くて思考停止気味です。先日もΣ(‘◉⌓◉’)千円を5円玉20枚と交換しようとして周りから引き止められました( T_T)\(^-^ )
    思考が凝り固まってたら怖いなーと冷やっとしました。
    また、よろしくお願いします。

    • 浅野敏郎

      乾坤一擲 様、

      返信が遅くなりました。
      いつもコメントをいただき、
      ありがとうございます。

      ””\( ‘ω’)/木を見て森を見ずって事ですか?””

      はい、おっしゃるとおりです。
      足の期間を変更しなくても(週足⇒日足、日足⇒時間足など)、
      通常、ご覧になっている範囲より、
      長い間を見てみることで、
      (通常が1週間程度なら、1ヶ月とか半年の動きを眺めるとか)

      例えば最近の値動きが、揉み合いの中の上昇波動に過ぎないのか、
      大きな下落の中の調整の上昇波動に過ぎないのかなど、

      こうした習慣が身につくと、
      引っ掛けやダマシに合う確率が低くなるのではないか?
      という提案です。

      フラクタルにも通じる話ですが、
      既に幾度も形を変えてお話している内容でした。

      最近はネタに困っていて・・・
      これも思考停止からきているのかも知れないと、
      悩み気味です。

      実は昨日、あるスタジアムに観戦に行ったのですが、
      売り子さんに、ビールを2杯注文し、先に合計額を
      お支払いしたのですが、

      1杯注いでくれた後、その売り子さんは、
      普通にその場を立ち去ってしまいました・・・

      少しの間をおいてそのことに気付き、
      慌ててその方を追いかけて、事なきを得たのですが、

      売り子さんも販売するのは1人に付き1杯・・・
      と思い込んでしまっていたのかも知れませんし、

      私も直ぐに反応できなかったのは、
      普通に立ち去る売り子さんの動きを見て、
      何の違和感も無かった=正当なサービスは既に受けた
      と思い込んでしまったから・・・なのですね。

      こんな、ふとした勘違いは良くある話で、
      通常はどちらかがその場で気付き、
      一言交わせば済んでしまうことですが、

      双方が同時に何かが欠落すると、
      思いがけない事が発生するものだな~
      とつくづく思いました。
      思考停止にならないよう、気をつけたいと思います。

      また、コメントをお待ちしております。

      浅野敏郎

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