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明日上がるか?下がるか?チャートを使わずに知る方法

From:平野朋之
自宅デスクより、、、

 
おはようございます。
平野朋之です。

 
日本を含め、世界全体の相場変動に影響力があるのは
今は米国と中国ですが、その2か国が長い間、
貿易問題で対立しているのはご存知だと思います。

 
10日から米中の閣僚級の貿易協議がワシントンで行われますが、
それを前に、米国側が中国の監視カメラ大手の「ハイクビジョン」などに対し、
「ウイグル族の人権侵害に関わっている」として、
米国企業との取引を事実上、禁止すると発表するなど、
貿易協議の合意はあまり期待できない状況かと思います。

 
不安定な相場環境ではありますが、
その中でトレードで収益を上げるためにはFXでも株式でも
相場の流れを知ることは必要不可欠です。

 
では、そのためにどうすればいいか?ということですが、
今日は、“チャートを使わずに”相場の流れを知る方法というのを
ご紹介したいと思います。

 
チャートを使わずに相場の流れを知ることは
誰でもできます。その鍵が、『モメンタム』です。

 

モメンタムとは、
オシレーター系のテクニカル指標で
相場の勢い、方向性を判断するために活用できます。

 
モメンタムの計算方法は、実にシンプルで、
「当日の終値」-「n日前の終値」です。

例えば、当日の終値と3日前の終値で計算したときのモメンタムは、
下図のように算出することができます。

 

 
数字の見方としては、
相場が弱いとモメンタムは0を下回る値となり、
相場が強いとき、強くなってくると0を超えた値となります。

 
次に、チャートにモメンタムを表示してみます。
モメンタムというのは、目先のちょっとした値動きを
取りたいときに有効であるため、モメンタムだけを表示すると
目先の値動きが分かるため、チャートを表示しなくても流れが分かります。

 
赤色の下矢印のところが0ラインを下回ったところですが、
そのときのチャートを見てみると、
目先大きく下がっていることが分かると思います。
逆に、青色の上矢印では、0ラインを上回って
株価が上がっているのが分かると思います。

 
ただ、上図のように移動平均線(20期間)と
併用すると大きな流れも見えて分かりやすくはなります。

 
例えば、
モメンタムが0を超えているところがあります。
つまり、目先の相場は上がってるのですが、
その時、20期間の移動平均線の傾きを見ると、
まだ緩やかに下がっていることが分かると思います。
このような時は、相場は読みづらい状況ですので、
トレードをやらない方がいい、という判断もできます。

 
モメンタムだけでも目先の動きは分かるため、
チャートを使わずに相場の流れは分かります。

 
ただ、スウィングや中期投資をやるうえでは、
20期間くらいの移動平均線とチャートを併用すると
大きな流れも分かり、大きな流れと目先の流れが合致すると
より精度の高い判断ができると思います。

 
それでは、
今日も最後までお読み頂きありがとうございます。

 
―平野朋之

 

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  • コメント ( 2 )

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  1. Makoto

    おはようございます。
    株は、選択することが難しいのが現状。
    負けている人ばかりです。
    中々、株に手を出すのができていません。

  2. 木村惇夫

    株価の反転を見る指標としてパラボリック(Stop And Reverse)がありますが、この指標はどのような場面でどれほど有効でしょうか?

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