半値というシンプルな値段の意味

浅野敏郎

「投資の学校」浅野敏郎
From 自宅の書斎より

 
これまでも、このブログで幾度か述べてきた話
ではありますが、
ある値動きのちょうど半値という水準は、
押しや戻りの最大値として考えられる
ということを説明してきました。

例えば、
100ポイント下落した値動きがあったとして、
50ポイントの戻しは充分あり得ること
という意味にもなります。

 
この100ポイントという値動きの中で、
意識的に、最高値で売り最安値で買うことは
基本的には不可能であることは間違いない
としても結果的に、

最高値で売れた人と最高値を買った人
最安値で買えた人と最安値を売った人
がいるのは事実ですね。

この市場が、十分な参加者がいるような
いわゆる流動性が高い市場であった場合、
100ポイント下落したこの値動きに限れば、

高値から安値までの例えば
1ポイントごとの出来高や参加者は、
概ね平均的に存在することになります。

 
だとすると、
最安値を付けた瞬間の売り手と買い手は
売り手全員がゼロ以上の利益を持ち、
買い手全員がゼロ以下の損失を持っています。

しかし、そこから少しでも戻し始めた直後から、
直近の売り手から順次、
ゼロ以下の損失を持ち始めるのですね。

それが
ちょうど半分まで反発した時はどうなるか?
考えてみましょう。

————————————

おはようございます。
今週も早や金曜日がやって参りました。

梅雨明けが遅くなった2020年の夏でしたが、
開けた途端から猛暑日になって、
しかもほぼ一か月間連続するという過酷な
夏でした。

それが、
「暑さ寒さも彼岸まで」というように、
秋のお彼岸を前にして
一気に秋らしく夜が涼しくなってきました。

2020年秋のお彼岸中日は秋分の日となる
10月22日ですね。
余りに暑くて結局今まで
お墓の掃除すら行けていなかったので
この連休を使ってせめてお掃除を兼ねて
お参りをしてこようと思っています。

———————————–

以前にもお話したシナリオでは、
ちょうど半値まで戻した時点では理論上、
利益になっている売り手と
利益になっている買い手とが
ちょうど半数ずつ存在するので、

半値戻しで再び、下落へ折り返した場合は
全体的に売り手が有利になり、

半値以上戻し始めた場合は、
全体的に買い手が初めて有利になるため、

半値で止まれば100ポイント下落した
最初の下げの継続となり、
半値を越えて戻せば100ポイント下落した
最初の下げは終了し、
残すは、揉み合い相場になる

という内容でした。

これはこれで、
一つの理解として正しいと思いますが、
今回はもう少し踏み込んで考えてみたい
と思います。

 
と言うのも、
下げていた相場が反発する或いは、
上げていた相場が反落する最初のきっかけこそ
真実は不明なのかも知れませんが、

半値まで回復する際の参加者を考えることで、
そのセッションのポジションがある程度、
推測できるのではないか?
と思います。

セッションとは、今回の例えだと
100ポイント下落する値動きのことで、
各波動の一つずつがセッション
とも言えそうです。

つまり、上げや下げがある程度連続し、
その動きが一旦収まった時に、
こうした一連の値動きをセッションと呼びます。

セッション参加者の決済による反転

一つは、サブタイトルにあるように、

このセッションの初期段階で売っていた参加者が
利益確定を目的に買い戻し始めると、
下落していた相場が反転上昇する可能性が高い
と言うのは理解しやすいと思います。

反発した瞬間の原因は不明だとしても、
反発し始めた直後は、
ほぼ全員の売り手がまだ利確できる状態にあり、

半値まで戻った時点で、
下落時に売っていた参加者の半数は、
既に決済している可能性があります。

そこでもし、
半値より上で売っていた参加者の利益決済で
半値まで戻したと仮定した場合、
ここから上を買うエネルギーは基本的に、
半値以下で売った参加者の損切りである可能性が
指摘できます。

この場合、利益幅が大きいショートから
先に利食いが入ったことになり、
売り手の決意は弱く、
そもそも目先の値動きだけを狙っていたと
想定できるでしょう。

 
一方で、
半値以下で売ってしまったショートの損切りで
半値まで戻した場合、
どんなことが想定できるでしょうか?

ここから先を買い上げられるのは、
新規買いを除けば、
上半分で売った参加者のショートカバー
しか残っていないことになりますが、

多少半値を越えたところで、
まだ含み益であるショートも多く、
残ったショートは全て損切りの状態だった
前者のケースよりは動きも鈍いと考えられます。

つまり、
セッションの半値はそのまま
チャートポイントを意味することになり、
半値まで反転した後に
再度、元の流れを再開した場合は、
比較的、強いトレンドの最中であるとの想定が
可能になるのと同時に、

半値を越えて最初の価格に戻る動きの相場は、
先に売った参加者が買い戻しただけの、
結局は揉み合い相場との想定が自然でしょう。

 

セッション高値・安値で新規参入があった場合

相場関係者の間ではこうした状況に遭遇すると、
「相場が何かに当たった感触がある…」
といった表現をよく口にしますが、

反転の原因が新規注文による場合、
既にポジションを持っている参加者にとって、
反転初期の価格帯で決済することは難しく、

そうなると、半値まで戻した時点でも、
ポジションの多くが未決済である可能性が高まります。

したがって、半値水準で特に何の引掛かりもなく、
反転の動きが継続する場合は、
既に損切りが損切りを呼ぶ展開に陥っていて、

セッション高値や安値を越えて
スクエアになるまでカバーが続く可能性もあり、

ということは、相場自体の方向性までもが逆転する、
或いは少なくとも陰陽が逆になるといった想定も
必要になってくるでしょう。

 
このように
一つのセッション或いは、一波動の半値は、
そのまま抵抗や支持などのチャートポイントになる
反面で、

チャートポイントは越えると、
逆の意味を持つ可能性を同時に持っていますから、
もし天底で何らかの対処に出遅れた場合は、
半値での結果を待って判断するという
新たな選択肢を持っていただければ、
紹介した意義もあり、

押しや戻しが半値にも到達したい場合は、
初動の方向性が継続していると判断するのが自然
な事ではあります。

 
 
次回は半値という価格が、
如何にシンプルで、如何に意味深いかを
別の捉え方でご紹介いたしたいと思います。

 
浅野敏郎

 
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