コップの中の嵐

コップの中の嵐

こんばんは、
水上紀行です。

結構、東京市場で見受けられることですが、
ある材料について、東京だけが盛り上がってしまうことがあります。

私が、ニューヨークに駐在していた頃の話ですが、
ある週末土曜日にG7が開かれることになりました。

東京では、G7ではドル安を容認されるもようだとマスコミも煽り、
また東京のディーラーの多くもその見方に乗りました。

そして、日曜日、G7ではどういうことになったのだろうと、
新聞スタンドに行って、ニューヨーク・タイムズやウォール・ストリート・ジャーナル、
そしてワシントン・ポストを買ってきて、どれどれと記事を探しました。

ところが、どの新聞にも、関連する記事は一行たりともなく、目を疑いました。

そして、翌日月曜の東京では、
期待を裏切られたディーラー筋の買戻しが集中し、大きく反発しました。

この東京が大盛り上がりに対して、
ニューヨークは無関心という例は決して珍しいことではありません。

日本では、日本語による情報が中心だということもあって、
コップのような限られた世界の中で、情報が駆け巡り、
国内だけで盛り上がる傾向がありますので、
見方の切り口が違う海外情報も知っておくことが大切です。

情報のガラパゴス化(※)は、意識して避けるべきかと思います。

※外界から隔絶された環境下で独自の発展を遂げ、
その結果として世界標準の流れからかけ離れていく状態