急騰と波動との関係とは
こんばんは。
投資の学校プレミアム講師の矢口新です。
投資の学校で毎日メールを
送ることになったということで
私も時々メールを書かせていただくことになりました。
早速ですが、本日は生徒さんから実際に質問が来た、
急騰と波動との関係について回答したいと思います。
【質問】
急騰(急落)と波動は違うものと解釈したほうがよろしいでしょうか?
それとも同じ波動としてとらえたほうがよろしいでしょうか?
(急騰急落=経済指標発表以外の時にたまに起こるもの)
急騰(急落)の場合そこを打った(山を越えた)と思ったら
そのままV字で元の値段に戻ることが多いような気がしますが、
それは合っておりますでしょうか?
また波動の場合は逆にそれなりな勢いで
20pipsほど進んだかと思っても、頂点でしばらくもみ合い、
次の逆の波動までなかなか動きが無いように思いますが
そのようなものという理解でよろしかったでしょうか?
山越え谷越えで私の癖としまして、
すぐに反転を期待してしまいますので、
波動の場合、なかなか反転せず、
レンジで捕まってしまう癖があるような気がしております。
要するに自分自身転換点の見極めが
まだまだよくわかっていないと感じております。
宜しくお願い致します。
【回答】
波動は時間制限のある仮需の投機家がいるために発生すると、
私は考えています。
波動は投機家の集合体が買ってから売り戻すまで、
あるいは売ってから買い戻すまでの「時間」だと言い換えられるのです。
仮に年金や保険会社、あるいは政策投資のように、
買ったものを保有し続けるだけだとすれば、波動は起きません。
もっとも、そうした長期投資家の買いに売り向かうのは証券会社ですから、
損をしない、あるいは、自分の利益を追求するために、
長期投資家の購入分以上に自分が買っておいて、
値上がりしたところで売るようなことがあると、波動が生じます。
これは証券会社が仮需の投機家だからです。
急騰急落時に、
長期の投資家が動くことはまずありません。
動くとすれば、逆張りです。
なぜなら、急落は割安になったことを意味し、
急騰は割高になったことを意味しますので、
投資基準に見合ったり、外れたりするからです。
とはいえ、短期間で投資判断するようなことはまずなく、
少なくとも数日間の判断期間を設けると思います。
このことは、
ごく短期的な急騰急落はほぼ100%仮需の投機家が
つくっていることを意味します。
しかし、
仮需の投機家には時間制限がありますので、
長くは持てません。
値幅を取るのに要する時間は
短ければ短いほど効果的なのです。
従って、大きな値幅が取れれば、
短期間で反対売買を行います。
「V字で元の値段に戻ることが多い」のは、
そのためです。
波動の長さが
どこまで続くかは私にも分かりません。
波動は仮需の投機家全員でつくっていますので、
皆の「意欲や事情」によって相当柔軟に伸び縮みするからです。
とはいえ、仮需の投機家が持つ共通の事情は、
時間制限があり、値幅を取るのに要する時間は
短ければ短いほど効果的だということです。
このことは一般論として、
急騰急落時は波動が短いのに対して、
値幅に満足できないでいるとダラダラと
波動が伸びてしまう傾向があることを暗示しています。
それでは本日の
出来高急騰銘柄のご紹介です。
■ 本日の出来高急増銘柄
※上昇銘柄の推奨などではありません。
※投資の学校の全講師の手法に使える、
銘柄選びの考え方です。
なぜ、
出来高急増銘柄が注目なのか、その理由と、
本銘柄を抽出した根拠はこちら。
→ https://youtu.be/xAVWjxMIq4c
売買の際には、ご自身でチャート分析、
ファンダメンタルズ分析を行っていただき、
売買をする際には自己責任にてお願いします。
【1】ソフトバンクグループ(9984)
株価(終値):6,745
日付:7月28日
売買代金(千円):129,556,300
【2】SUMCO(3436)
株価(終値):2,470
日付:7月28日
売買代金(千円):34,490,640
【3】マネックスG(8698)
株価(終値):639
日付:7月28日
売買代金(千円):22,397,570
【4】シマノ(7309)
株価(終値):29,930
日付:7月28日
売買代金(千円):22,361,590
【5】三菱自動車工業(7211)
株価(終値):309
日付:7月28日
売買代金(千円):18,399,590
*ランキングは売買代金の
総額に基づく順位を示したものです。
*この銘柄一覧は、
特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。
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