【2023年8月21日】江守哲のコモディティコメント
こんばんは、江守哲です。
コモディティ市場は今年に入ってから、さえない展開が続いています。
米金利の上昇やドル高、景気への不安などで需要減退懸念が強いことが背景にあります。
一方で、短期的には売られすぎ感が強まっているようにも見えます。
株価が軟調だったことで売られやすかったのですが、そろそろ反発の可能性を見ておきたいところです。
ゴールドは、米金利の上昇やドル高で上値を抑えられ、さらに直近では売り込まれています。
その結果、1900ドルの節目を割り込みました。
しかし、さすがに下げすぎになっているように見えます。
そろそろ買いを検討してもよさそうです。私自身は徐々に買い始めています。
トレンドの反転を待つのもよいですし、少しリスクを取って徐々に買い増しをするのもよさそうです。
銀相場に模範店の兆しが見えますので、注目しておきたいところです。
原油相場は、中国経済への懸念や需要鈍化などを背景に、売られてきました。
最近はOPECプラスの減産が奏功し、在庫減少などを背景に反発基調にあります。
短期的には下げていたのですが、そろそろ反発に向かいそうです。
今日の相場で上昇するようであれば、ロングを検討できるのではないかと考えています。
コーンと大豆はこれまでの下げ基調から徐々に反発に向かい始めています。
特にコーンは米国での豊作を背景に需給緩和が強まり、下落基調が強まっていました。
しかし、先週末の値動きを見ると、これまでの弱材料は織り込まれてきたようにも見えます。
そのため、コーンと大豆はロングを検討できると考えます。私自身はすでにロングしています。
小麦も今日の相場で上昇すれば、ロングに対象にしたいと考えています。
これまでの軟調相場が転換するか、重要な局面にあると思います。
このように、コモディティ相場はこれまでの軟調相場から抜け出せるか、きわめて重要な局面です。
トレンドが転換した場合には、初動で入ることが肝要です。収益機会を逃さないよう、しっかり見ておきたいところです。
なお、投資判断はご自身の責任で行ってください。
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