気配
こんばんは、
水上紀行です。
先日、マッサージを受けました。
マッサージが終わって、
マッサージの先生と雑談をしていましたが、
その雑談の中で、前のお客さんと次のお客さんとの間で、
時間的にある程度間隔をおくのかという話になりました。
マッサージの先生曰く、「30分ぐらい間隔を置かないと、
前のお客さんの気配が残って、次のお客さんが落ち着かれないんですよ。」
ということでした。
この話を聞いて、相場の世界でも、五感を働かせることが重要だということを、
以前にもお話していますが、相場に携わらなくても、
このように一般生活において、誰しも気配を自然とうかがっているもので、
相場だからといって特別扱いするものではないということです。
相場の世界で、問題になるのは、たとえば、
「自分は素人だから」、「気のせい」といったことを理由に、
わざわざ自分の五感で感じるものを否定してしまうところがあることです。
しかし、あえて申し上げておきたいことは、「なんか違う」とか、
「いやな感じがする」とか、「ヤバイ」といった自分の五感が知らせてくるサインには、
素直になることが大事だと、私は思っています。
そうして五感に鋭くになっていくと、
こんな風になります。
自分自身を例に上げて恐縮ですが、
私が一番インターバンクディーラーとして、
他の銀行と激しく打ち合っていた頃は、
なにか自分にとってマズイことが起きそうだという時には背中に悪寒が走るとか、
顧客から大口のプライスを求められる時は、
顧客が電話で呼んでくる前に気配で「来る」と感じるほど、気配に相当敏感になっていました。
リスクと常に背中合わせの世界ですから、
五感に感じるものは決して無視できないと思っています。
その利食えて良かったと思う素朴で素直な気持ちが大事だと思います。
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