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スピード感のある敗戦処理

こんばんは、
水上紀行です。

これは、トレーディングに限らず、
いろいろなことで言えることですが、
早くダメージから回復しようとするためには、
痛みが伴うものです。

トレーディングで言えば、
アゲンストのポジションを投げるという痛みが伴いますが、
早めに損切ることで深手を負わずに済めば、
回復にそれほどの時間を要しません。

これが、目先の損失が確定することを避けようとして
ポジションを持ち続ければ、
もちろん相場が持ち直すこともないわけではありませんが、
しかし多くの場合、キズを広げることになります。

日本のバブル崩壊後30年以上の停滞はある意味、
損失の確定ができなかったことによるのではないかと思います。

米国がすべて良いとは申しませんが、
痛みを伴ってでもポジションを投げるという、
いわばスクラップアンドビルド(ぶっ壊して建て直す)の意識は強く、
私がニューヨークにいた頃も、
シティバンクが潰れるという見方が強まり、
シティーの株価が急落したことがありました。

その時、シティーは、
不良債権の償却や本社ビルの売却などを前倒しに行い、
なんと翌年には急回復しました。

このことからもわかりますように、
スピード感のある敗戦処理かどうかによって、
その後の立ち直りの早さに大きな違いが出てきますので、
トレーダーである以上は、
スピード感を持って対応することが大切です。

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