サイバー知能戦の知能は、相場の知能に通じる
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こんばんは、矢口新です。
囲碁や将棋は「盤上の戦」と呼ばれる。
相場も同じように「頭で行う戦」だ。
古代中国の孫子は「彼を知り己を知れば、
百戦して殆うからず(危うからず )」としたが、
相場も同じで、市場を知り自分を知れば、
自ずから勝機は開かれるのだ。
市場ならば、先物や株式市場のような市場集中取引か、
FXやCFDのような相対取引かの違い、
流動性、商品、参加者、値動きなどを知ることだ。
一方、この場合の自分とは、
資金力や時間管理を含む自分が置かれた環境と、
知識、経験、心理などといった自分自身を知ることなのだ。
ところで、少なくとも数年前から、
日本企業を狙ったサイバー攻撃が増えている。
企業から抜き取られた情報には顧客情報が含まれているので、
彼の狙いは一企業ではない。
日本全体、日本人全体なのだ。
つまり、日本人は例外なく
誰もがサイバー戦の盤上に引き込まれている。
彼を知らず、己が盤上にいることすら知らなければ、
戦いの意識もないままに負けてしまう。
しばしばメディアに流れている警鐘も聴こえないままに、
いつの間にか追い詰められていく。
多くのメディアが専門家らによる警鐘を鳴らしてくれているが、
東洋経済オンラインにも、
そうしたサイバー攻撃に関する記事を見つけた。
AIが絡む「知能」に関して、
興味深くまとめている部分をご紹介する。
(引用ココカラ、URLまで)
サイバー知能戦における「知能」とは、
次の5つのプロセスを敵よりも高速に回す力を指す。
第1に「観測」。ノイズの海から、
重要な兆候だけを拾う力。
ネットワーク上には毎秒テラバイト級のデータが流れている。
その大半は日常の通信であり、
攻撃の予兆はその中にわずかな異常パターンとして紛れ込む。
砂浜に落ちた針を見つけるような作業を、
AIは瞬時にやってのける。
第2に「理解」。兆候を意味に変え、
次に起きることを予測する力。
異常なパケットが検出されたとして、
それが単なるバグなのか、偵察活動の初動なのか、
すでに始まった攻撃の一部なのかを見分けなければならない。
文脈を読む力だ。
第3に「判断」。限られた時間で、最適な一手を選ぶ力。
観測し、理解できたとしても、
「ではどうするか」を決められなければ意味がない。
通信を遮断するのか、監視を続けるのか、
おとりを仕掛けるのか。
この選択を秒単位で求められるのがサイバー知能戦だ。
第4に「実行」。選んだ一手を、
迷いなく実行に移す力。
判断が正しくても、
実行が遅ければ攻撃者はすでに次の手を打っている。
第5に「学習」。結果をフィードバックし、
次の一手をさらに速くする力。
攻撃者も学習する。
1度使った手口が通じなければ、
即座に変異させてくる。
防御側もまた、過去の対処から学び、
次はより速く、より正確に動かなければならない。
参照:もはや「情報を盗む」「金を奪う」ことが
目的のサイバー攻撃ではない…
次々と企業を襲う”サイバー知能戦”の戦慄
https://toyokeizai.net/articles/-/950661
私は短期トレードを指導しているが、
この5点はすべて短期トレードにも通じるものだ。
しかし、怯むことはない。
相場ではすべてが値動きに集約されているので、
値動きを観測し、その意味を理解し、
売りか買いか様子見かを判断し、
売り買いならば即座に実行し、
導かれる結果を試行錯誤で学習していけば、
「百戦して殆うからず」に近付けるからだ。
また、「サイバー知能戦」のリスクには、
日本人の生活全体がさらされているとも言えるが、
短期トレードのリスクは自分でコントロールできる。
つまり、自分がポジションを保有している時間だけ、
自分が投資している資金だけがリスクなのだ。
そこで私は、1分足を使って、
日経225先物マイクロのトレードから始めることを勧めている。

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