日銀金融政策決定会合を終えて・・・
From:小次郎講師
「日銀金融政策決定会合」が発表されましたね。
あなたは、発表前は
「ポジション」を閉じていたでしょうか?
前回の記事で
経済指標発表前は、
「価格が大きく動きやすい」
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ということをお伝えしました^^
そう、経済指標発表でトレードすることは、
「ギャンブル」投資でしかありません。。
実際に、1分足のチャートで見てみると、
発表前の「12時16分」にフライングで、価格が大きく動き
大きな下ヒゲが出ているのがわかります。
そして、「12時44分」の発表と同時に
1分足であるにも関わらず、上下に大きなヒゲが出ました。
このような所は、
個人トレーダーが狙って利益を取れるわけはありません。
そして、経済指標発表後も
しばらくは、「買い手」と「売り手」の
予想に反して、買ったり、売ったりと思惑で価格が安定せずに、
乱高下するので、ここでも、個人投資家はトレードできません。
とは言っても利益は狙っていきたいものです。
では、私たち個人投資家は、
どこで利益を狙いに行くのでしょうか。
いえ、どこで利益を狙いにいけるのでしょうか?
そのポイントが
乱高下が安定した後に
出来上がってくる「トレンド」を取りにいくのです。
具体的には、
「日銀金融政策決定会合」の発表後
米ドル円5分足(2016年7月29日)のチャートを見ていくと分かります。
こちらのチャートを見ると、17時15分が戻り天井ですが、
実際に動くチャートを目の前にしていたら、
その時点が、天井だとはわかりませんよね。
では、どこで「天井」か分かるのかというと、
その後の「103.54円」で価格が「中期」と「長期」移動平均線の間にあたる帯で
跳ね返えされているので、「天井」だと予測がつきます。
この時点で、売りに仕掛けていくことができるのです。
そして、その後は約10時間にわたって、
下落トレンドになっているのが分かりますね。
だからこそ、一見トレード出来ないような局面でも、
いつも立ち返る原則は同じなのです。
個人トレーダーが利益を出していくには、
トレンドを狙いにいかなければなりません。
下降トレンドの継続は天井と底の切り下げ
マーケットに何らかの材料がもたされ、価格げ下降していくと、
買い方は不利になり、次第に手仕舞いの売り注文を出さざるえなくなりますが、
価格が下がれば下がるほど、その傾向は強くなるわけです。
つまり、下降トレンドが始まると、
純粋な買い方は次第に減っていくのです。
一方、売り方はある程度価格が下降すると、
今度は利益確定に動き、一時的には価格が上がるわけです。
しかし、売り方は下降トレンドが続く限り
押し目を狙って、また安値で利益確定をさせる売買が繰り返されるわけです。
つまり、上げも下げも、売り方優勢になるわけですね。
こうやって、一度トレンドが出来ると、
上昇トレンドでは、買い方優勢、
下降トレンドでは売り方優勢で
上げ、下げを繰り返していくわけです。
だから、上昇トレンドだと思って、買った途端に下がった、
下降トレンドだと思って、売ったら、価格が上がったというのは、
こういったメカニズムが理由なのです。
トレンドを見極めることが、
トレードで利益を上げるための大原則ですよ^^
小次郎講師
一言一言が学びです。
未熟さを噛み締めながら学んでいます。
これからも、ご指導お願いします。
乙も素晴らしいお話ありがとうございます。
小次郎講師の仰るとおり買えば下がり、売れば上がり、トレンドをシッカリ見極めれるように、
学ばせていただきます。
よろしくお願いします。
ありがとうございます。本当に急激な上げ下げがあり、どのように対応していけばよいかわからなかったのですが、これからは、初心者として、冷静に見守り、トレンドができるのを待つようにします。偶然うまくいったり、失敗したりでしたが、本当にギャンブルになっていくのがわかりました。
いつも、とてもわかりやすい素晴らしい説明ありがとうございます!!
私がやっているユーザは数社しかありませんが、テクニカル指標の使い方と意味をいろいろ教えていただきました。今回は 最近ユーザの大半が下降トレンドになってきたので 止めていて 興味で日銀の対応を日足株価チャートで眺めていました。午後からの下落をまざまざと見させていただきました。講義では予兆等があるといわれて改めて自分のユーザをチェックしてみました。たまたまでよかったなと思っています。
20:00の英国の金利下げはビッグ・サプライズでしたね。
私はドル・円をずっと監視していたのですが、
101.660からダラダラ下げて来て
101.239で一度大きな下ヒゲ足が出て
通常だったら「買い反転サイン」と判断しているところですが
30分後に一般的には考えられない101.239を
割り込んで101.211まで下げました。
それで英国の金利下げでポンド・ドルが1.334から
一気に1.315まで落下したのを観ながら
ドル円が急に反転をして101.260辺りから
101.410まで急騰しました。
普段ならこれが「出直り相場のサイン」になるのですが
今回は様子見を決め込んでいたので手を出しませんでした。
そうしたら、ドル円もまた101.300割れを引き起こしました。
ビッグ・サプライズの後は、普段手を出さない癖を身に付けているので
難を逃れる事が出来ました。
やはりNews Traderになってしまうと生き残れないだろうと痛感しました。
トレンド発生原理がよくわかりました。