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行先を確認せずバスに飛び乗った心境やいかに!

皆さんは乗り合いバスを良く利用しますか?

地域によって利用頻度は随分違うようですが、
大きな鉄道ターミナル駅には大抵、
大きなバスターミナルもありますね。

沢山の車両がターミナルを目指して集結し、
様々な目的地へと再び散っていく…

ラッシュ時間ともなると、駅前の大通りが
バスで埋め尽くされるような光景も珍しくありません。

ターミナルから目的地へと向かって走り出したバスが
最初に迎えるバス停は、
出発して直ぐ目の前の、駅前大通りにある場合が多く、
まだ散らばる前の、様々な行先のバスが、
同じバス停を次から次へと発着していきます。

ですから、そんなバス停から乗り込む場合は特に、
ただ単に来たバスに乗ればよい、というわけには行きません。

実は、相場も同じように、相場に乗り込む前に、
ある程度の行先は確認しておくと安心です。

上昇して欲しいと思っていた相場が、
実際に目の前で下から上に動くところを見た時、

上昇しているからというだけで、
単純に買い取引で乗り込み(エントリーし)、

運よくそのまま上昇を継続したとしても、
そのあとでよくある話は、

あまりに思惑通りの相場展開に不安を覚えてしまい、
「一体この相場はどこまで行くの?」
などのように、

結局は、上がっても不安、下がっても不安
という精神状態になってしまいがち、ということです。

あなたにも、そんな経験はありませんか?

思い通りに事が運んでいるのに・・・
上昇すると思って買い取引を行い、
現に相場はその通りに変動しているにも関わらず、
途中から、なぜ、不安に思えてしまうのでしょうか??

一方で、相場にもビギナーズ・ラックはありますが、
なぜ、何も知らない初心者が、
いつの間にか大きな儲けを手にする場合があるのでしょう?

よく考えてみると、
この二つの状況には、取引した後の行動について
ノープランであるという共通点が浮かび上がってきます。

つまり相場に乗り込む前に、
今から買うのであればどのくらいの収益が望めそうか
といったような考えがないために

必要以上に不安になったり、
逆にとことん引っ張ることができる…のかもしれません。

アイデアやプランを持つという意義
相場の将来は誰にも予測できない、とよく言いますが
あながち間違いではありません。

しかし、だからと言って、
開始した取引の決済目標水準を想定しても意味がない
というのは少し意味が違うと思うのです。

つまり、
しっかりした根拠で利益目標や反転した時の限界を
事前にイメージできれば、
本当にそうなった時は躊躇なく対処できる一方、

アイデアもイメージも何も無い場合、
結果的にうまくいけば大きな収益が転がり込む反面で、

ひとたび相場が反転した場合は
一度見た多額の含み益に惑わされ、
待てばどうにかなるといった根拠に乏しい発想で、
結果的に収益を台無しにしてしまうばかりか、

最悪なケースでは
更に含み損を抱えてしまうこともあるでしょう。

もちろん、
決済をした後で相場が再び上昇を始めれば
決済したことを後悔することもあるでしょうが、

パニック状態から無暗に決済する場合より、
プランやアイデアを根拠に行動したほうが、
数を重ねてみれば結果的に
手元に残る額はおそらく多いのではないかと思います。

そして何よりも、せっかくの大きな収益を
万が一にも損失で終わるような苦い体験をしてしまうと
そのことがトラウマになってしまい、

恐怖で手も足も出なかったり、
うまくいったらいったで一層不安になる状態を
作り出してしまうと思うのです。

イメージは必ず実行する必要はない
予めストップロス(SL)とテイクプロフィット(TP)を
イメージしたからといって、
必ずその水準で実行する必要はありません。

ストップ(損切)側はさておき、
少なくともプロフィット(利食い)側については、
場合によっては決済を見送るなど、
細かい修正イメージは常に必要で、

そうしなければ、利益の最大化は目指せません。

結果的に最初のイメージで決済することになっても
「やはり、あれ以上は欲張りすぎだった」
という形で、
今後もその水準を明確に意識することが可能です。

さて、その目標の立て方ですが、
比較的古くからあるオーソドックスな手法にこそ、
多くのヒントがあるように思います。

例えば一目均衡表には、
波動を基にした値幅を計算する方法が4種類もあり、
それらを目標レートとして想定することができるばかりか、

三尊や三角保ち合いなどといったパターン分析に適用して、
ブレークした際の目標値を予め計算することもできます。

パターン分析で有名な三尊は、
ヘッド&ショルダーズとして海外でも有名ですが、
「ネックラインを割り込んだら、ブレークアウトとなり
天底で発生した場合は、トレンド転換になりやすい」
という説明が良く見る範囲では限界です。

しかし、一目均衡表の計算値を利用すれば、
ネックラインの突破は、正に三波動目が確定した瞬間であり、

最低でもV計算値やN計算値、
最大ではE計算値
などのようにブレークする前から
目標レートを幾つか試算しておくことが可能です。

実際の取引で試さなくても結構ですから、
まずは計算だけでもしておいて、
是非一度、相場を観察してみてください。
きっと驚くような経験ができることでしょう!!

浅野敏郎

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