【10月1日】米株上昇。パウエル議長、年内0.5％の利下げ余地、急がない。【矢口新のラジオ配信】

■アメリカ株とパウェル議長の動向

おはようございます、矢口新です。
プロ目線の市場動向や海外の話題をお伝えします。

アメリカ株は小幅ながら上昇しています。
全体が上昇している中、パウェル議長は年内に0.5%の利下げが予想されると述べ、急いではいない様子ですが、依然として勢いが続いています。

■中国株と習近平氏の影響

この上昇は中国株からの影響が大きいです。習近平氏は、今後様々な困難が予想されるが、それに備えるようにと経済面での発言をしています。

一方、日本株は市場の動向を受けて下落していますが、高市氏の敗北を受けて、日本を再び世界一にするという見方もあります。アベノミクスの検証が進むでしょう。

■アベノミクスと日本株市場の展望

私はアベノミクスは終盤に差し掛かり、継続が難しいと考えています。異次元の金融緩和や資金供給は限界に達しており、高市議員が同じ政策を繰り返しても効果は薄いでしょう。

そのため、現在の市場の見直しは理にかなっていると思います。安倍首相の発言は立派ですが、その支援には疑問も残ります。

また、ドル円は一時141円台に下落しましたが、日銀の独自性を保つため、引き締め政策は続く見通しです。ショートポジションも拡大しており、ドル円は140円前後が限界かもしれませんが、160円に向かう可能性も否定できません。

以上です。またお会いしましょう。ありがとうございます。

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9月30日の注目の経済指標

・7-9月期日銀短観・四半期大企業製造業業況判断（8:50）
・9月消費者物価指数(HICP、速報値)(前年同月比)（18:00）
・9月消費者物価指数(HICPコア指数、速報値)(前年同月比)（18:00）
・9月ISM製造業景況指数(23:00)

前日終値

・日経平均：39,829.56
・USD/JPY：143.59
・EUR/JPY：158.78
・GBP/JPY：192.827
・AUD/JPY：98.646
・ZAR/JPY：8.281