あなたのトレードの拠り所は？

From：矢口　新
自宅のデスクより、、、

 
もし、あなたが相場で収益を上げようと本気で
考えているのであれば
実際の値動きを拠り所にしていただきたい。

 
そうすれば、個人投資家でも
多くのプロに（収益率では）勝つことができる。

 
そして、多くのプロはあなたに経済動向や、企業情報といった
ファンダメンタルズを語りますが、
あなたはそれを参考程度にとどめなければなりません。

 
「ファンダメンタルズ分析は、
価格の動きに１割以下の影響力しか持たない」

 
これだけでは説得力がないので、
いつも私はGE（ゼネラルエレクトリック）
の例を出して説明してきました。

 
GEは米国を象徴するConglomerate　で、
抜群のファンダメンタルズとして知られており
最高クラスに格付けをされる超優良企業です。

 
しかし２０００年から１０年間で株価は
絶頂期の１割以下に値下がりしたことがあります。

 
もちろん、
GEの事業体は、経営方針の転換で
事業体としての中身は変貌を遂げているので、
別の会社になったから評価も変わった、
という見方もあります。

 
しかし、１０分の１以下の企業体としていえるのでしょうか。

 
どんなにファンダメンタルズが良い株でも
売られるときは売られるという、象徴的な例といえます。

 
私は、現場のたたき上げの人間です。
相場には理論ではなく、実際の値動きから入りました。

 
現役時代から、権威と呼ばれる、エコノミストや、ファンドマネージャー
と接点を持ってきましたが、
わたしには違和感しか残らなかった。

 
誰の手法も異なり、運用手法に普遍性がない、
つまり、これまで財を成した投資家たちは、個人の資質もそうだが、
最適な環境を得たからこそ、結果を残したといえる。

 
誰の言葉も拠り所にできないので、
私は値動きだけを唯一の拠り所とし、ここまで生き残ってきた。

 
おかげで価格の本質を理解できるようになった。
その経験から言えることは１つ、

 
あなたのような個人投資家が最も注意を払うべきなのは、
唯一普遍性を持つ、「実際の値動き」だ。

 
これからも、様々な形で、
このことをお伝えしていこうと思います。

 
共に頑張りましょう。

 
それではまた！

 
 
―矢口　新

 
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