(浅野敏郎)スプレッドについて
こんばんは。
投資の学校プレミアム講師の浅野です。
本日は「スプレッド」をテーマに
お話ししたいと思います。
スプレッドってそもそも何?
というあなたへ、
例えば今あなたは、この夏休みにハワイへ行くため、
日本の円をアメリカドルに交換しようとしています。
このことをFX的にいうと、
あなたは円を売って、ドルを買おうとしています。
一方、あなたの友達は、既にニューヨーク旅行から帰国し、
余ったドルを日本円に交換しようとしている、とします。
このことをFX的にいうと、
友達はドルを売って、円を買おうとしています。
FX事業者や証券会社の取引システムを開くと、
ドル円相場には、下の画像のように2種類の価格が示されていますね。
ドルを買いたいあなたは、高い方の値段
ドルを売りたい友達は、安い方の値段
に対して、注文を出すことと同じです。
※ただし、FX会社や証券会社のFX取引は証拠金取引と言って、
殆どの場合は実際に現金を売買または両替することはできないので注意してくださいね。
現金の両替は銀行の窓口や、空港の両替商が良いでしょう。
ところで、注文を受けた事業者の方は、
高い値段でドルをあなたへ売り渡し
安い値段でドルを友達から買いますので、
この価格の差が収益になります。
この2種類の価格差をスプレッドと言い、
写真の場合では、0.4銭がスプレッドです。
一見、とてもオイシイ商売にも見えますが、
スプレッドが常に収益になるとは限りません。
例えば、以前にブレグジットが決まった瞬間、
ポンドが大きく売られ、ドル円相場はその影響で、
激しい円高ドル安(円買いドル売り)に見舞われたことがありました。
こんな時は、誰もが円を買ってドルを売ってくるため、
引き受ける事業者は、ドルばかりが手元に残り、
売り渡す円の手当てが間に合いません。
そんな時は、高い値段で買い取ったドルを
しかたなく安く売って円を買うしかなく、
そうなると事業者は損失を出してしまいます。
激しい相場になるとスプレッドが広がるのは、
事業者や銀行がこうした損失リスクを防ごうとするからなので、
ある意味では仕方ないのです。
ただ、とても気になることは、
最近特に激しい相場でのスプレッドの開き方が、
極端になっていることです。
狭いスプレッドのおかげで、事業者や銀行の収益性は
低くなっているのは確かですが、
激しい相場で
火事場泥棒的な収益を目指す業者があるとすれば、
あまりお行儀は良くないですね。
皆さんも取引業者を選ぶ時には、
こんな点に注意してみても良いかもしれません。
―浅野敏郎
■ 本日の出来高急増銘柄
※上昇銘柄の推奨などではありません。
※投資の学校の全講師の手法に使える、
銘柄選びの考え方です。
なぜ、
出来高急増銘柄が注目なのか、その理由と、
本銘柄を抽出した根拠はこちら。
→ https://youtu.be/xAVWjxMIq4c
売買の際には、ご自身でチャート分析、
ファンダメンタルズ分析を行っていただき、
売買をする際には自己責任にてお願いします。
【1】エーザイ(4523)
株価(終値):6,477
日付:12月23日
売買代金(千円):30,001,860
【2】ラクオリア創薬(4579)
株価(終値):1,244
日付:12月23日
売買代金(千円):5,876,502
【3】スリー・ディー・マトリックス(7777)
株価(終値):-
日付:12月23日
売買代金(千円):-
【4】ERIホールディングス(6083)
株価(終値):-
日付:12月23日
売買代金(千円):-
【5】メイコー(6787)
株価(終値):-
日付:12月23日
売買代金(千円):-
*ランキングは売買代金の
総額に基づく順位を示したものです。
*この銘柄一覧は、
特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。
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