作成者別アーカイブ: 浅野敏郎

ダマシにもいろいろな種類がありますが

浅野敏郎

「投資の学校」浅野敏郎
From 新宿オフィスの撮影スタジオより

 
先日、投資の学校主催の忘年会が
新宿の某所で開催されました。
ご無沙汰のお顔もあれば、
いつものお顔もあり、
大変楽しいひと時を過ごすことができました。

すでに安定利益を上げ続けている方、
大負けはしなくなっても
なかなか収益が上がりきらない方、
今後のために今から勉強を開始され
まだ実際の取引は未経験な方など、
投資歴は様々でしたが、

こうした方々が一堂に会して
意見交換したり、
現役投資家のお話を耳に出来る機会は、
一番の勉強にもなるかと思います。

 
少し前の記事で、
「ダマシ」ってそもそも…
というタイトルで、
ダマシについて考えてみましたが、
今回の忘年会でも同様に
「ダマシ」の回避方法について
ご質問を受けましたので、
違う角度で考えてみました。

前回の記事と合わせてご参考下さい。

——————————————-

おはようございます。
今週も早や金曜日がやって参りました。

 
本日は13日の金曜日、
そうJasonの日です。(古い…)

昔は市場でも「13日の金曜日は荒れやすい」
というアノマリーがあり、
恐れられていたものでした。

現在の市場ではどうなのか、
定かではありませんが

12月の米雇用統計から
FOMCにかけての重要な指標発表は、
最後のポジション整理に利用されやすく
通年は乱高下しやすいのですが、
今年はここまで、
大きな動きに至っていません。

だとすると、
昨日12日のECB金利発表からの会見結果?
あるいは同日に投票日を迎えた
イギリスの総選挙の結果?
が最後の候補になるかも知れません。

開票結果が発表され始める本日13日の
AM7:00~11:00の間は
コメント(開票結果)相場になることが予想され、
注意が必要です。

——————————————–

さて、「ダマシ」を、
騙された側の一方向からだけで考えると、
結局は損失が出たからそのように思える訳ですが、

誰が誰を騙したのかと言うと、甚だ疑問です。

確かに昔は「ダマシ」が存在していた!?

今となっては昔の話となる、
私がインターバンク市場と関わっていた時のこと
になりますが、

銀行同士はお互いのリスクをヘッジし合う目的で
直接取引を行うグループが幾つかありました。
このグループでは、メンバーに取引を求められた際は、
必ずクオート、つまり売買価格を2Way(売値と買値)で
提示しなければないというルールがありました。

 
直接取引以外には、というと、
まさに私の職場だったブローカー市場がありまして、
こちらの方が
いわゆるマーケットらしい機能を持っていました。

そこで今、A銀行が大量のドルを買わなければいけない場合、
ブローカー市場で先に売ることで、
参加者全員に売られた事実を知らしめておき、

その瞬間に直接取引でクオートを求めれば、
そうする前よりも安く買える可能性が高くなるので、
こうしたやり方は「スプーフ」といわれ、
よくある手口でした。

度が過ぎると、
A銀行は村八分にされることもありましたが、
これこそは、確かに騙し騙されの世界ではありました。

全世界がつながっている今「ダマシ」は可能か?

しかし今となっては、
個人投資家もインターバンクもその殆どがネットを介して
つながり合っており、
昔のように2重価格の存在が難しい環境下で、
そう簡単に意図的なダマシは実現しにくいと考えます。

 
となるともっとも考えられるのが、
非常にローカルな、究極的には取引業者内注文の
いわゆるストップ狩りであったり、

アルゴ系やAI系のプログラム同士の引っかけ合いなど
のケースがほとんどではないでしょうか?

 
ストップ狩りで有名な手法は、
スプレッドを一時的に拡大さることで、
売りストップはあり得ない買い価格で売らされ、
買いストップはあり得ない売り価格で買わされる手口です。

その他には肉眼でクリックすらできないような一瞬だけ
売買価格をわずかにずらすことでストップ注文を約定させる
という手口も十分に考えられます。

これはあまりに鉄板な価格、たとえば109.00円があったとして
108.97-99円の時に、108.98-109.01円を提示することで、
まだ市場ではついていない109.01円のストップを付け、
自分(自社)には109.01円でショートが建つ、という手口です。

これらは「ダマシ」というよりも
自分がヤバイ業者に甘い注文を出したのが原因
である気がしますが、
スプレッドが非常に狭い現在、後者のケースはレアでしょう。

 
一方、一番ダマシとして感じやすいのが、
インディケーターのシグナルの逆に相場が動いた場合や
高値安値を更新した後、
ヒゲを伴って大反転した場合などでしょう。

前者は相場に騙されたというより
インディケーターに騙されたわけで
使用を止めるなどの対処は可能です。

ただ、10回に2~3回程度までであれば、
逆にそのシグナルは有効だということにもなり、
イグジットに問題があるかも知れません。

後者の場合は以前の記事でも振れたように、
一時的にしても、ヒゲの分だけは動いた訳ですから、
スキャルパーは大儲けしたかも知れませんし、

短期足でよく確認してみると
きれいなWトップやWボトムを形成していたなら、
自身の確認ミスだったり、
単に取りたい値幅の目論見が違っただけの話です。

 
「ダマシ」という考えは、
ある意味で都合の良い概念ではありますが、
余りに意識してしまうと、
その概念に逃げ込んでしまって憶病になり過ぎたり、

自身のスキル向上の妨げになったりしかねませんから
くれぐれもご注意ください。

一見「ダマシ」にも見えるが…

最後に、
プログラム同士の引っかけ合いで顕著なのが、
トレンド系と逆張り系の戦いがあると思います。

一方はモーメンタムが急騰する際に発動し、
もう一方はかい離値で逆張りをしてきますから、
特に短期取引では、
どうしてもヒゲが出やすくなるのもうなづけますね。

 
騙されないためには
早めのエントリーと早めのイグジットが必要で、
プログラム同士でも同じことが言えますが、
これらは結果こそ「ダマシ」に見えますが、
お互いに仕掛け合っているだけのことであり、

我々生身の人間は最後をつかまされないよう、
判断が遅くなった場合は手を出さない
などの防衛策が有効でしょう。

いずれにしても、
そもそも方向性が継続しない相場は、
本当の相場ではない…ということを心に留め置き、

改めて上位足で方向性を確認してみると、
エントリーする価値が全くない位置で
短期足に翻弄されているだけ、ということが、
自分にも頻繁に発生しております。

いつまでたっても勉強です!!

 
 
浅野敏郎

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経験則は取引ルールになり得ないか?

浅野敏郎

「投資の学校」浅野敏郎
From 自宅の書斎より

 
作られたルールを守る、ということは、
社会生活でも重要ですが、
トレードの世界でも非常に大切です。

なぜなら、
毎回違うエントリーをし、
毎回違うイグジットをしていては、
再現性が無いにも等しく、
一向に経験の積み上がりにはなりません。

 
一方で、
相場の環境は日々刻々と変わりますから
ずっと同じルールが通用しにくい
とも言われていますね。

ルールというと究極的には、
アルゴリズム売買の計算式という錯覚にもなり、
ついつい計算式で表せないものはルールにあらず
的な思考回路にもなりがちですが、

何度も繰り返しているように、
ゴールデンクロスになったから相場が上った
のではなく、
相場が上昇したから結果的に
ゴールデンクロスになったに過ぎず、
売買タイミングとしては遅すぎる点や
それが継続して大儲けができるケースは
単に良い相場だったからにほかなりません。

ではタイトルにもある「経験則」とは何か?

充分な経験がない方にとっても、
相場の常識と言われているような
一般的な教訓を例に、
私が思うトレードルールの理解をご紹介します。

——————————————-

おはようございます。
今週も早や金曜日がやって参りました。

令和元年2019年の師走もいよいよ中盤です。
目ぼしい海外の機関投資家は
基本的に既にチェックアウト済
というところで、よほどのことがない限り、
新たに仕込んでくる可能性は低いですが、

何があっても12月は絶対ポジションを取らない
ということではありませんので、
一般の市場参加者が減りつつある中、
一度動いた相場は、なかなか止まらない
側面もあるので注意しましょう。

——————————————–

急変動後の相場は、それなりに反動がある

例えば足1本で大幅に上昇(下落)した相場は、
それなりの反動があることが多い
というのは、皆様も経験済みかも知れません。

実はその一般論は間違っていない側面もあります。
つまり、短期間に想定外の収益を得た投機家は
少しでも下がり始めると利益確定を持ち込むから
なのでしょう。

 
急変動の値幅の問題はさておき、
重要なサポートやレジスタンを本当に撃破し、
それ以上に十分な上昇を維持している場合などでは、
実はその動きを信じた方が良い場合も多いのです。

そこで、
例えば急騰急落の後はそれなりの反動がある
ということを大前提のルールとした場合、
相場に対して私たちが常に問いかけるべきは、
「で、実際はどうなの?」という観点です。

つまり、大きく上昇・下落をしたにも関わらず、
反動がない現実を見た場合、
やはりその大きな変動は何かを示唆している
と考えるべきです。

「青信号は進むべき」が一般論

例えばこのルールは、
誰もが常識的に把握していますが、
それでも一向に前へ進まない場合、
その先で酷い渋滞が発生している可能性を
推測することは誰でも簡単にできると思います。

道路はその先が見えるので、
直ぐに確認することが出来ますが、
相場の未来は何も見えませんから、
最新となる現在の値動きでしか測れないのです。

 
このチャートは昨今大注目のポンド円日足です。

9月に入って127円台を割り込んだ後、
かなり良いペースで136円台に迫る上昇を見せましたが、
その後は一般論通りに、
130円割れを試すような反動を見せました。

相場はその後、再び良いペースで上昇し、
一気に141円台中盤を付けた後、
10月後半から上値が重く推移し始めたまでが
このチャートです。

この時点の相場は、
最初の上昇後の値動きがそうだったように、
押し目を試しに行くというのが一般論ですが、

 

実際はその後、つい1週間前まで
極めて長期にわたり水平的な推移をしてきました。

つまり、
①反落すべき値動きが正論にも関わらず
②実際は反落すらせず、
③狭いレンジで長期間揉み合った
ということは
④暫くは直近の方向性だった上昇を継続するかも

という連想は全く不可能ではありません。

 
しかも、
ここ数回のブログでも触れてきたように、
この期間の殆どが
10月17日に直近波動の最高値を付けた中立気味な陽線の
高値と安値の間に孕んで推移するという、
極めて稀な現象は大きなヒントにもなっていました。

少なくとも、
この高値安値の間で推移する限りは、
いくらオシレーターや平均線が上昇を示していても
無視することが出来ましたし、
どちらかを越えたところで一手を打つことも
充分可能でした。

 
確かに3円近い値幅がある長期の揉み合いは、
その1波動ずつでも十分収益機会はあった
とは思いますが、

①から④で示した理論展開は、
波動を考える上で非常に重要で且つ、
ダマシを受け止める上で武装にもなりますから
是非一度、相場を見ながら考えてみてください。
言い換えれば、
あるルールを裏から見てもまた、
同じことを言っているにも関わらず、
それはなかなか意識しにくい、ということなのでしょう。

また何か思いついた時に、
同様な考察をしてみたいと思います。

 
 
浅野敏郎

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ベルリンの壁、皆で壊せば…の真意

浅野敏郎

「「投資の学校」浅野敏郎
From 自宅の書斎より

≪配信が遅くなりました、お詫びいたします≫

 
先週はマルチタイムフレームに関して
文字でご説明いたしました。

特に短期足で相場に取り組む場合、
ダマシは最大の敵ではありますが、

上位足、つまり、
それより長い期間の足と併用することで、
同じタイミングでは、
両方のシグナルを味方に付けることになり、

単独よりもダマシに遭いにくい
というお話をしましたね。

今回は図を使って
一つの局面を少し掘り下げて
前回の解説をもう一度振り返ってみます。

————————————

おはようございます。
今週も早や金曜日がやって参りました。

週初は20度近くなる日もありましたが、
ここ数日は真冬を思わせる寒さが到来しています。

来週からは12月だということを考えれば、
当然の寒さではありますが、
昔の季節的な周期はそれこそ
オシレーターのように
もっと曲線的な季節の入れ替わり
だった気がします。

体調を崩されない様、お気を付けください。

———————————–

さて、
今回は作図に時間を取られてしまい、
充分な説明が追いつきませんでしたが、
私がお伝えしたいことがなるべく
伝わるよう、
局面を絞ってみたいと思います。

 
国際金融市場における日付の概念は、
アメリカ東部市場(一般的にはニューヨーク市場)
の終了をもって翌日へと切り替わることは、
特にFXを見ている投資家にとっては
もはや常識だと思います。

ニューヨーク市場の終了時間は、
今の冬時間であれば日本時間の
朝07:00になります。

そこで、
前日の値動きはさておき、
例えば日本時間の11月29日朝07:00のチャートを
5分足、30分足、60分足で見たとしましょう。

下の図1は、

【図1】

左から5分足、30分足、60分足のつもりですが、
始まった瞬間はどれも同じ位置ですから
こんな状況であることはお判りでしょう。

図2は開始2分で109.05円まで急落した瞬間です。

【図2】

どの足も朝にリフレッシュされたわけですから
新値を付ける限りはどれも同じ形である
ことは図1と同じです。


【図3】
こちらは正に5分が経過する
直前の状態を想定していますが、どの時間軸も、
まだ足が切り替わっていないため、
ここまで3期間とも同じ動きをしますね。


【図4】
は5分が経過した直後を表現しており、
5分足だけが1本先に進んだ状態です。
では、ここからは5分が経過する直前の状態を、
5分足6本分まで連続させます。


【図5】(5分足で見えている次の足は間違いです)


【図6】


【図7】


【図8】


【図9】

つぎの瞬間、30分足が1本進むことになりますが、
3期間ともに高値で次を迎える状況です。
ではここから更に5分足6本が進み
今ちょうど08:00になった瞬間を1枚にしました。

【図10】

こうしてみてみると、
3期間の陰陽が一致して伸びる場合、
その方向へ3通り分のパワーがかかって
高値安値を更新している状況が見えるため、
正にそのポイントはエントリーチャンスだと
言えそうです。

となると、
7:00直後の動きは見送るしかないものの、
109.50の上抜けや109.90の上抜けは
試す価値があったでしょう。

 
自分で作っておいて
あまり冴えない例になりましたが、
今後の考え方として、
60分足と5分足の比較でよくわかるように
一度、波動を作った後は、
その波動でできた高値か安値を越えない間は
揉み合い相場を意味します。

レンジ相場は儲からないから止めるべきだ
というのであれば、
その間はどんな値動きになろうと
エントリーは避けるべきだということになり、

エントリーに関しては、
ますますブレークポイントに絞られる
という見方が正論になってきます。

となると【図10】の時点で、
これだけが手掛かりなら、
新規のエントリーはなかなか厳しい状況となり、
暫く時間を置いて
新たにできるだろう節目を利用して、
短い波動を想定するか、

長期揉み合いで上位足も短くなり、
同時に陰陽が伸びるような瞬間を
待つしかない気がします。

 
 
浅野敏郎

P.S.
思考が完全に停止し文章の改善能力は限界です。
こちらの説明で少しでも意が伝われば幸いです。

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1馬力より5馬力の方が強いのは当たり前

浅野敏郎

「投資の学校」浅野敏郎
From 新宿オフィスのスタジオより

 
秋の競馬シーズンがまっただ中ですが、
本日のテーマは決して競馬の話
ではありません。

1頭の馬の力を1馬力と言いますが、
1馬力で馬車を走らせるよりも
5馬力、つまり5頭立ての方が、
多少の荷物を積んでも十分なパワーで
馬車を走らせることができます。

 
相場で売買取引を行う際に活用する
チャート分析においても、

1つの時間軸だけではなく
複数の時間軸を同時に観察することは、
より大きなパワーが発生するタイミングを
測ろうという試みだと思います。

ということで本日のテーマは
マルチ・タイムフレームの利点について
もう少し掘り下げてお話したいと思います。

——————————————-

おはようございます。
今週も早や金曜日がやって参りました。

ここ数日の冷え込みは冬を感じます。
猛威をふるった台風の恐怖は
しばらく遠ざかる一方で、
すでに北の日本海側では爆弾低気圧による
局地的な風雪に見舞われている模様で、
天候の方は相場とは打って変わって
荒れ模様です。

 
アメリカドルの長期金利の頭が重く
ドルの弱地合いにつながっているようですが、
こと円に関しては、米ドル金利…というより
歴代最長となった安部政権に
ほころびが出たことによるリスクオフが
円高気味に推移している一因…
というシナリオもありそうな印象です。

海外勢は意外にも政治リスクには敏感である
ということはご記憶ください。

——————————————–

さて、マルチタイムフレームとは
異なる時間軸を同時に観察する手法
を指しますがその意味は例えば、

5分足を見ている短期筋だけよりも、

15分足を見ている短期筋
30分足を見ている短期筋
60分足を見ているデイトレ筋
4時間足を見ているスイング筋
日足を見ている中期筋
週足を見ている長期筋

などなどが、全員と言わないまでも、

より多くの投機筋の売買判断が
より多く一致した場合の方が、
より多くのパワーが発揮されますから、
その分、相場は大きく動きやすくなる、
ということに着目してるとも言えます。

 
ただ、様々なインディケーターを
いくつもチャートに表示させると、
それだけでも複雑になってしまい、
特に他人のそんな手法を見ること自体、
なかなか厳しいものがありませんか?

そこで単純に値動きだけに着目してみても
意外と簡単に判断できることに気づきます。

 
たとえば、
相場がある程度動いている場合だと、
時間軸に応じてそれぞれ押し目や戻しがあり、
複数の時間軸のチャートが同じ方向を指す
というタイミングはなかなかありません。

それを無理やり探そうとするから
チャートが汚れてしまうわけですが、

相場が長期間もみ合った場合は、
超短期足から中期足程度であれば、
概ね一斉に横這いになることはあり得ます。

そして値動き自体は
どのタイムフレームでも全く同じですから
この状態から例えば上に動き出す時は、
それこそ5分足から日足くらいまでが
一斉に上げ始めることになります。

これこそが、揉み合いの後のブレークが
強く反応する所以であり、
私たちが最も重要視しなければならない
チャートポイントになるのです。

 
ところが一方で
「ブレークアウトはダマシが多くて嫌い!」
という意見もよく耳にしますが、

たった一つの短期足だけの波動で判断しても、
そのブレークポイントのすぐ裏には
上位足のサポートやレジスタンスが
控えている可能性は十分あり、

その上位足を見ている投機筋にとっては
恰好の仕掛け場所になるのは当然の事ですから、
それだけでは騙されても仕方ないですかね。

言い換えると相場取引では
超短期筋の動きなくして短期筋は生きられず
短期筋の動きなくしてスインガーは生きられず、
スインガーなくして中長期投資家は生きられない、
という一種食物連鎖が通じることになるのですが…

唯一、長期間の揉み合いを経る場合にのみ、
多くの時間軸が同じ位相になることで逆に…
強大なサポートやレジスタンスを
一丸となって突破することも十分可能になるのです。

 
ということで、
ベルリンの壁もみんなで壊せばただの更地
になった如く
厚い壁に行く手を阻まれた揉み合い相場にこそ、
お宝のヒントが埋まっていることになります。

 
 
浅野敏郎

P.S.
具体的にローソク足で説明する予定でしたが長くなりました。
次回、この続きに取り組んでみることにいたします。
お楽しみに!

 
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上げと下げの相場判断を超単純に考えると?

浅野敏郎

「投資の学校」浅野敏郎
From 新宿オフィスの編集室より 

上げ相場の定義は、
「高値、安値共に切り上げること」

下げ相場の定義は、
「高値、安値共に切り下げること」

という教えが、
随分と確立されてきたのは嬉しい限りです。

ただ、そう言いながら同時に、
移動平均線やその派生分析などの傾きで、
上げや下げを判断している矛盾も散見でき、
「え、どっちなの?」
と言いたくなることもしばしばです。

今回は少しだけ、この定義を深堀りしてみます。

——————————————-

おはようございます。
今週も早や金曜日がやって参りました。

朝晩、めっきり寒くなりましたね。
今年も秋がすっ飛ばされてしまった印象です。
数日続いていた秋晴れも長くは続かず、
気も滅入ってしまいがちです。

アメリカ長期金利が回復の兆しを見せ、
株も堅調な流れの中、

為替は早くも木枯らしが吹き荒れています。
為替:「みんな~どこ行ったの~~?」
投資家:「株に決まってるじゃ~ん!」
的な?

為替は、アメリカ長期金利に合わせて
小幅に右往左往していますが、
株式は押し目買いが世界的に定着しそうで、

もしかすると
グレートローテーションが再来するかも?
と、少し心が躍っている今日この頃です。

——————————————–

さて、
昔のブログにも書いた記憶がありますが、
たとえば上昇の定義を簡潔に表現すれば、
図1

こんな恰好になるでしょうか。

この4点を左から結べば
図2

よくあるチャートの上昇形状ですね。
これぞ、
かの一目均衡表で定義されている
N波動そのもので、
このNが連続すれば
長期の上昇相場に発展するというわけです。

そして、
この4点を結んだA-B-C-Dですが、
簡素化して直線にしてみたものの、
実際は上下動するのが通常で、
その軌跡はバラバラのはずなのですが、

A-Bだけを取り出せは、
ここも一つの上昇ですから、
定義にあてはめればN波動(またはその連続)
になっているハズですね?
図3

 
実は非常に興味深いことなのですが、
陰線や陽線がいくら連続しても
全てが丸坊主で連続するわけではなく、
殆ど必ずヒゲが伴うはずですから、
たとえ浅くても(ヒゲが短いということ)
そこは必ず押しや戻りとなり、
やはり殆ど必ずN波動を形成して
それが連続しているわけです。

フラクタルについては
いろいろな表現がありますが、
実はこのN波動こそが、
自己相似そのものなのですね。

ということで、
特に●●平均線や■▽分析など使わなくても
相場は、上昇と下落の定義そのもののN波動
で作られているからこそ
どこを切っても切ってもNが出てくる、のです。
まさに、葉脈の一部を拡大した絵と、
更に拡大した絵が同じというが如しです!
図4

 
「期間が異なる足によって、
上昇と下落が全く異なるのですが…」
というお悩みをよく耳にしますが、

こうしてみると
もはや「それこそが相場」ということになり、
どの上昇や下落を狙うのか?
と考えた方が単純でカンタンではありませんか?

多くのインジケーターを否定している訳ではなく、
先に値動きがあってインジケーターがついてくる
ことが理解できれば、
インジケーターがもっと使いこなせるはず
だと思いますし、
カルチャー的にも、先に登場したのが
値動き分析ですから、こちらの理解が先だと
よりその他のテクニカル分析が意味を成すと考えます。

まずは上下しているチャートを
N状に分解して見る訓練が良いかも知れません。

 
 
浅野敏郎

 
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” 待つこと ” の大切さ

浅野敏郎

「投資の学校」浅野敏郎
From 新宿オフィスのスタジオより

 
何事も辛抱強く待つ事は大切なことです。

果実の実が熟すのを待つ
であったり、
大切な友人と会うために待つ
とか、

サウナに籠って汗をかくまで待つ…
など人それぞれですが、

相場でも
チャンスを待つことの重大さが
唱えられています。

 
塩漬けポジションが収益になるまで待つ
というのは、
さすがにいただけない話ですが、

「相場でチャンスを待つ」
というのはどういうことか?
今日はある場面を想定してみました。

——————————————-
おはようございます。
今週も早や金曜日がやって参りました。

最近は週末週初の3連休がやたら目につきます。
先週末も実はそうでしたが、
これはこれで考えものです。

フルで休めたか否かを問わず
平日が1日少ないからか、
なぜか曜日の進み方が異常に早く感じ
今週も、もうブログの日??
といったところです。

公共機関の利用やサービスの照会など
どうしても近々の平日に時間が必要な場合、
こんな時に平日休みをとってしまうと、
自分で自分の首を絞めることになりかねず、
なかなか思うように対応できません。

12月中には先日更新した免許証を
取りに行かなければなりませんが、
失効しないうちに最悪でも
どこかで半休をいただこうかと思います。
——————————————–

 
例えばこんな急騰があって
この状態から相場と向き合ったとします。

 
事前に高値AやBで逆指値買いを入れていれば…
と、まさに後悔先立たずの状況ですが、
あなたなら、次のうちどんな行動に出るでしょう。

①強い買い意欲が見られるので直ぐに買う
②納得できる値幅が出たので売ってみる
③様子を見る

 
③の様子を見るは、
やや消極的なニュアンスがありますが
積極的に待つとすれば今日のテーマに即します。

ここは皆さん③を選んでみてください。
では1本進めてみます。

少し押し目が入りましたが3陽連となり 
①を選んでいれば…と悔いが残りますが、
更に1本進めてみます。

相場は更に上昇してしまい、
③を選んだ自分に後悔しているところです。
私ならこのあたりで
消極的な様子見モードに変化しています。

ただ、次の足が陰線となり
様子見も再び積極的なモードになりました。
そしてその後、数本がもみ合いとなり、

次はどちらへ進むのか興味津々の状態です。

 
幾つか言えることは、
・4陽連の動きは非常に強く値幅もあり
 基本は買い目線であること
・もし買われ過ぎで市場のロングが溜まっているなら
 急騰後の初陰線のレンジ内で揉み合うのは不自然
 
ということになり、
高値更新で買うきっかけができた状態です。
サポートの方にも
初陰線の安値以外にも一つの目安ができ、
節目として育ちつつあるところですね。

こうした考察ができるようになったのも、
最初のチャートから辛抱して待ったからで、
あの時に買えた値段より高い所を買うことになっても、

高値掴みの後で急落するリスクから比べれば
ストップロスを置く根拠も出来てきたことになります。

 
結局相場はその後、
長い下ヒゲ陽線から再度急騰を始め
上値を伸ばすことになりました。

 
確かに
上昇再開直後の下ヒゲ陽線は微妙な動きで、
先に下値を付ける動きではなかった場合、
浅目に置いた損切りならもしかすると一度、
引っ掛かっても不思議ではない形ですが、

申し上げたかったことは、
一段目の急騰の時点では、
現状が非常に強いと分かっていても、
手がかりが無さ過ぎて見送るしかなかったのが、
時間が経過することで形が変わるため
辛抱強く待つことで
別のチャンスが出てくる可能性がある
という点と、

軽くしか触れませんでしたが、
初動がいかに重要かという2点で、

ある意味では、
トレンドが出てからでは遅すぎる…
ということでした。

 
 
浅野敏郎

 
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扱いにくい大陽線や大陰線の調理方法

浅野敏郎

「投資の学校」浅野敏郎
From 新宿オフィスの編集室より

ローソク足に代表される
いわゆるチャートのバー1本1本には、
一般論となるそれぞれの意味がある・・・
と言われています。

本日のタイトルになっている
大陽線や大陰線は非常に威力がある1本
として理解されており、

ヒゲが有る場合と無い場合
ヒゲの長さが長いか短いか

によって多少の意味が違ってきますが、
大陽線は非常に強い上げ
大陰線は非常に強い下げ
を、それぞれ示唆するわけです。

もしそれが本当なら、
大陽線で終値を迎えた次の足は買いが殺到し
大陰線で終値を迎えた次の足は売りが殺到し
長大線が連続することになるハズですが、
実際は、

値段があまりに高過ぎたり安過ぎたりするため
一旦は揉み合うケースの方が
逆に一般的な気がします。

確かに短期足、例えば1分足のような場合、
重要な経済指標が発表された後、
2分間上げ続ければ、
結果的に大陽線が2本続くことになり、
どんな時間軸でも長大線は連続しにくい
とは言い切れないものの、

一般的に扱いにくいとされる長大線と、
その直後の足の取組み方を提案してみたいと思います。

——————————————-

おはようございます。
今週も早や金曜日がやって参りました。

2週連続で週末に豪雨が襲い、
台風19号で傷んだ地域は、
先週末以降、再び甚大な被害を被りました。

どれほどの記録的大雨だったのか、
色々なデータが上がってきていますが、
この2週間に限っても
24時間で1000ミリだとか
1時間で300ミリなどと、
想像も困難な数字が見えていた記憶があります。

毎回のように各地に発令された避難勧告ですが、
もし本当に全員が避難した場合、
一つの政令指定都市の住人全員が避難するのと等しく
受け皿不足が明らかでありながら
無闇に避難を訴えられてもむなしい限りです。

天気予報の精度は、
一昔から比べて段違いに向上しているとすれば、
それを信じて前倒しで自衛するしかない、
のかも知れませんし、

可能であれば生活域を根本から見直す
という作業もこれからの長い生活を考えれば
必要な行動なのかも知れません。

——————————————–

さて、
いくら長大線といっても、過去の値動きの、
どんな位置で出現したかで意味が違いますから、
一概に言えることはありません。

ただ、一つの考え方として、
1本の大陽線であっても、
数本に分けて動けば達成可能な値幅だった場合、
単に短時間で上昇しただけの話で、

例えば短い陽線を5本つなげてみれば、
大陽線になったりもします。

確かにその値幅を短時間で達成したこと自体に
強い買い意欲が見られるわけですが、
そこで・・・、

正に現行足が既に大陽線だったとします。
ベストなエントリーはそうなる前に入っていることですが、
既に郡を抜く長さになっていた場合は、
私ならひたすら次の一手がでるまで待ち、

そのままはるか彼方に行ってしまった場合は、
潔くその相場を見送るでしょう。

ただし、待つといっても、
たまたま直ぐ上値側に以前の高値があって、
その水準に近づいても全く戻す気配がない場合は、
以前の高値越えで一度ついていく・・・という選択はあります。

この場合、
以前の高値を越えても直ぐにまた割り込むようであれば、
ただストップを付けに行った可能性もあり、
一旦は決済するなど神経質な操作が求められます。

では、
止む無くこの現行足を最後まで見送ったとして
その後はどんな状況を待つべきなのでしょうか?

次の足に切り替わった直後の状態を幾つか想定して
対策を考えてみます。

★ケース1
例えば、長大線の足が、最高値から押して引けたような、
上ヒゲがついている場合です。
その足自体が長大線ですから
長いヒゲであれば、かなりの長さになっているはずですね。

もし終値(現行足の始値)が、
長大線の高値と安値の半値以上に収まっていれば、
半値割れを限界として、買ってみるのも良いでしょう。
ただし、
上昇を継続する場合の確認ポイントはあくまで
一本前の長大線の高値越えですから、
相当な買い戻しを期待しないといけません。

★ケース2
一方、長大線の上ヒゲが短い場合、
高値抜けで追いかける価値はあると思います。
ただし冒頭にも述べたように、
直ぐに終値を下回って陰線の時間が長引くような場合は、
長大線からの利益確定が、相当出ている可能性があり、
一旦は手仕舞ったほうが無難かもしれません。

この場合、
始値以降、先に下値を試すことも考えられますから、
その場合は頭をケース1に切り替え、
なるべく一本前の長大線の半値水準まで引き付けて
買いを試すのが良いわけですが、

もし割り込んだ場合は全押しとなることもあり、
少なくとも指値で買うのはリスクが高いと思われます。

★ケース3
長大線が高値引けとなり、
切り替わった足も、始値から直ちに上値を切り上げる場合、
1本前で乗り遅れた状態が次の足にも継続していると
考えるべきです。

従って足が切り替わったからといって、
ここから相場を追いかけては1本前の決意を破ったも同然です。
せっかく待つことを決めたのですから
状況が変わるまでは姿勢を変えないことも大切です。

またこのように、
陽線丸坊主で終わった次の足も直後から上値を試すような場合、
あと少し先に、別の過去高値があって、
越えたところに入っているストップロスをつけに行っていることが
多い気がします。

1本前であれだけ上昇したのですから、次のレジスタンスが
迫っている可能性も高く、
後少し買い上げれば、更なる収益がかなうとなれば、
そこを突く機関投資家がいても不思議ではありません。

ですからここでも慌てず、次のチャンスを待つ忍耐力が必要です。

おしまいに、もし揉み合いや、それに近い相場の中で、
1本の長大線が出現した場合、これ自体が一つの波動となって、
その高値と安値の間で推移する場合が多く見られます。

この状態から方向性を出すためには結局、
長大線の高値か安値をどちらかに越えていくしかないのですが、
ここでもやはり辛抱強く待ったほうが良いのは、

高値と安値の間で揉み合っているうちに、
新たなサポートやレジスタンスが出来ることがあります。
となると、
これらを越えた場合は少なくとも、
長大線の高値や安値まで相場が走る可能性があり、
その勢いのまま突破してくれれば、
それなりの値幅が期待できる展開になりますね。

さて、
もう少し時間に余裕があれば図解をすべき内容でしたが、
実は上であげたケース1~3はどれも、
値動きは連続していると捉えれば、同じ事を言っています。

つまり、足が切り替わるのは波動が切り替わったのではなく、
連続している波動を、勝手に時間で区切って、
陰陽をつけただけに過ぎません。

ですから、1本の長大線でも、何本か連続したトレンドでも
考え方は同じで、
その間の高値と安値を波動と考えれば、
その半値水準を明確にすることで、
取り扱いにくい長大線が、
どうにか料理ができる素材に見えてくれば幸いです。

またいつか、図解を交えて解説してみます。

浅野敏郎

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資金管理への一提案

浅野敏郎

「投資の学校」浅野敏郎
From実家の勉強部屋より

 
本日は実家の父親の面倒を見るために
平日にお休みをいただき、
このブログを実家で書いています。

ただ、ネット環境が壊滅しており、
時間通りにお送りできない可能性が高い
ことが今判明しました。
おそらく定時にアップすることは
かなり難しくなりました。

とりあえず原稿を書くだけ書き、
これから一旦自宅へ戻り
どうにか公開してみようかと思います。

ところで今日のテーマですが、
トレードを行う際に
一番といって良いくらい重要なポイントとして
資金管理が良く取沙汰されます。

 
実は資金管理というのは非常に広範囲で
ポジション量を決める側面や、
損失額をどのように管理するかという側面など
一概に言うのは難しいのですが、

最終的には損失を管理するのが資金管理
とするなら、
どうするのが一番合理的かを提案してみたい
と思います。

——————————–

おはようございます。
今週も早や金曜日がやって参りました。

冒頭にも述べたように、
現在の自分は大変な状況に陥っているわけですが、
それだけ実家のことを放置していたことは事実で、
反省するばかりです。

これを教訓に、定期的に様子を見に行くなど
少しずつ改善していきたいと思います。

———————————

さて、
資金5万円のFX投資家も
資金10億円の株投資家も、
個人投資家であれば、
リスクコントロールは重要な問題です。

一般的なコントロール手法として
資金額からの割合・・・たとえば2%を
損切の目安などとする方法がありますが、
取引額の定義が明確でない場合、
取り組み方が随分違ってきます。

 
つまり100万円が投資資金だとして
2%は2万円です。

ドル円の買い取引を想定した場合、取引額が

・10万ドルなら20銭下げれば損失額に到達し
・1万ドルなら2円下げてやっと損失額に到達する

ことになり、
これを同じ損失管理というのは無理があります。

確かに到達した場合の損失額は同じという点では
そうなのかもしれませんが、

もし相場が50銭下げた後に2円上昇したとすれば、
実際に損失を計上したのは10万ドルの方だけで、
1万ドルだと利益にまで結びつけられたことになり、
資金との割合だけで管理する方法には
こうした「ばらつき」がどうしても出てしまいます。

 
そこで、
もし我々がトレードを主体に相場と向き合う場合、
(トレードとは、決済を前提に、比較的短い期間の
損益にこだわる手法とします)

多くの方は、チャートを分析して
エントリーやイグジットのタイミングを
測っているはずですが、

損失を管理する場合も、
資金額という各投資家の都合から導くのではなく、
チャートが示す値動きで管理したほうが合理的だと思います。

 
例えば、もしドル円相場で
105円にサポートがあると分析したのなら
その少し手前の105.20円で買い、
サポート割り込んで104.75円を付けるようなら損切り
というモデルを前提にして、

1万ドルの取引なら4,500円、
10万ドルの取引なら45,000円の損失を覚悟するか、

10万ドルの取引でも、もっと損失を抑えたいなら
105.10円でエントリーする、或いは
損切を104.80円に上げる、とか、

取引額を5万ドルにした場合はどのくらい損切額を減らせるか?
という形で様々な調整ができます。

 
もちろん、2万円なら2万円という資金の都合からでも、
チャートを主体に考えれば、
自ずと取引額が決まったり、
エントリーから損切までの値幅が決まってきますから、

買いが強いと思えば、
早めにエントリーして損切ポイントを引き上げたり、
売りが強いと思えば、
サポートギリギリでエントリーして
その分、損切ポイントを引き下げるなど
相場に応じた柔軟な対応ができますし、

そもそも2万円という損切額が大き過ぎるのであれば
1万円ならどんな組み合わせがあるか?
といった対応も可能なのは大きなメリットです。

つまり、相場の状況に応じて極めて柔軟な管理が可能
だという訳ですね。

 
最後になりますが、
同じチャート分析でも、
オシレーターやトレンド系の交差を利用する場合、
それ自体に価格情報がなかったり、
交差した時の価格を予め断定しにくい場合が多く、
つまりは損切価格も予め導けないため、

出たとこ勝負でエントリー価格が決まり、
そこから2万円分の損切価格が決まることになります。

そうなると、
サポートの手前で手仕舞いとなって、
その後はサポート通り相場が上昇したり、

レジスタンス間際で買いとなり、
中途半端な水準が損切価格になってしまうなど、
ここまで述べてきたような柔軟で合理的な損失管理は、
基本的に難しくなります。

予め相場を開始価格と決済価格で捉えられる
本来のチャート分析は、
イグジットでも同じように対応できるため、
ある意味では「収益管理」にもつながる考え方
とも言える点は、
非常に応用価値も高いのではないでしょうか。

 
 
浅野敏郎

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大規模災害後で実際にあった市場の噂を教訓に

浅野敏郎

「投資の学校」浅野敏郎
From 新宿オフィスの撮影スタジオより

 
懸念されていた先週末の台風19号は
事前から警戒されていたように、
甚大な被害を広範囲にわたってもたらし、
現実の事となったのは残念です。

被災された方々には
心よりお見舞い申し上げます。

 
こんな状況の中で、
不謹慎なテーマになってしまう懸念はありますが、
過去の経験を少しでも紹介したいと考え、
簡単に触れてみたいと思いますが・・・その前に、

 
世帯主の皆さんが、
家屋に掛けている火災損害保険は、
水害保険もカバーしている可能性が高い、
ということをご存知でしたか?

台風による河川氾濫被害や土砂災害は
程度にも拠りますが概ね対象になるようです。

水害保険部分を意識的に外して、
契約されているケースもあるようですが、

少し古いデータではあるものの、
某保険サイトの情報によりますと、
今回被災された各都道府県における
水害保険のカバー率は
概ね70%という心強い数字も見えています。

当該PDF資料はこちら
※出典:損害保険料率算出機構

被災された方は是非、ご契約先の保険会社に
詳細を問い合わせてみることをお薦めいたします。

——————————————-

おはようございます。
今週も早や金曜日がやって参りました。

それにしても、台風19号の被害は想定以上でした。
特別警報が広範囲に発令され、
「命を守る行動」が盛んに叫ばれましたが、

避難に対する具体的な誘導は
どこまで徹底されていたのでしょうか。

テレビやラジオのような全国ネットで
細かい誘導までを行なうには、
限界がある一方で、
その代わりになるメディアのイメージは
持ちにくいのが現状です。

確かに携帯電話には、
朝から警報を知らせるメッセージが届きましたが、
実際に最寄の避難場所の受入れ体制が
整っているのかどうかなど、
行ってみないと分からない状況は
避難にも腰が重くなって当然という気もします。

今一度、
危機対策を再確認しておきたいと思います。

——————————————–

さて株式市場では、
台風被害からの再建需要を見込んだ銘柄が
買われている側面もあるようですが、

阪神淡路大震災の際に、
同様な考えで日経平均を買い込んだ
今は無き「ベアリング・ブラザーズ」の
シンガポール拠点は、
その後の株価暴落で大損失を計上し、
233年の歴史を終えることになりました。

また、東日本大震災でも、
同様な思惑が一時的にささやかれ、
暴落後の市場は急速に反発しましたが、
結局その後約1年間は、
幾度か下値を試す展開もあるなど、
そう簡単に日経平均は回復しませんでした。

 
当時と大きな違いとして、
現在の市場には過剰な流動性が出回っており、
下値を拾うには十分な資金があることに加え、
ETFを通じて、日銀が株を買い支えている状況は、
株式市場の底値を支える要因であることは確かです。

ただ純粋に復興需要と、
遺失して暫くは停滞する被災地域の経済とを
比較した場合、
需要の方が上回るかどうかは疑問であり、
日本経済全体としては、
五分五分と考えていたほうが無難な気もします。

保険の保険って??

次に、為替の側面から考えてみます。

被災した都道府県の家屋に掛けられていた
損害保険から支払われる保険金額の総額は、
こちらも恐らく膨大な額になるでしょう。

日本の保険会社から国内に支払われる通貨は
当然日本円ですから、
そこに為替は存在しないようにも見えます。

 
しかし、殆どの保険会社はそのリスクヘッジに
再保険の仕組みを使っていて、
突発的に発生しかねない
多額の保険金支払いに備えて、
世界中の保険会社はある意味でお互いに
補完し合っているのが実情です。

ですからもし今回の災害で、日本の保険会社が
この仕組みを使わざるを得ないことになった場合、
日本の保険会社が受け取る再保険の保険金は
外貨になる可能性が高く、
その外貨を日本の被災者に支払う円貨に替える、
円転が発生します。

これは明らかに円高要因となり、
過去の歴史における、
災害後の株価下落の一要因は
こうした円転需要による円高だった、
という説もあるくらいです。

 
真偽の程は誰にも判りませんが、
災害からしばらく時間が経過した頃に
同じような円高話が出てくる可能性は、
十分あり得ることを
予めお伝えしておきたい、と思いました。

 
 
浅野敏郎

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株式投資をする際に、
プロ、アマ
初心者、上級者を問わず、
一番悩ましいのが銘柄選びです。

自分らで仕込んだ後に推奨銘柄としてハヤシ立て、
イナゴトレーダーらに相場を持ち上げさせ、
最後に追いかけてきたシロウトの買いで
売り逃げる・・・

ような怪しい手法もあるようですが、

一番重要なのは
大きな変動には至っていない初動に乗ること。
そこさえ押えていれば

銘柄を選ぶことなどたった3分で、
しかもご自身の判断でも充分可能です。

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ど真ん中は思い切って振り切ろう!

浅野敏郎

「投資の学校」浅野敏郎
From 
新宿スタジオの編集室より

 
プロ野球はクライマックス戦も後半戦に入り、
セ・パ各リーグの優勝を賭けた対戦が始まります。

そのあと、各リーグの優勝チームは日本一を決める
日本シリーズへと突入してゆくわけですね。

 
ところで、
優秀なバッターの打率といえば、
一つの目安は「3割以上」という印象が強いですが、
高校野球の地方大会では5割というバッターもおり、
野球の世界は、
投手の方がプロ入り後の伸び代が大きい、
ということなのでしょうか。

打率の分子となるヒット数は
シングルでもホームランでも同じワンヒットですから、
打率にこだわるのであれば
コツコツとシングルヒットを狙ったほうが数字になる・・・
という考え方はアリでしょう。

その前段階として、
三振は絶対にヒットにはなりませんから、
先ずはバットをボールに当てる努力は、
何かが起きる確率を上げることにはなるでしょう。

また、ヒットになりそうな方向へ打ち返す努力も
確率を上げるためには効果的な方法だとは思いますが、

そもそもにシングルヒットって本当に狙って打てるもの
なのでしょうか?

YESだとすれば
もっと沢山の3割打者がいても不思議ではないですし、
毎年、5割打者が何人か出ても良い気がします。

——————————————-

おはようございます。
今週も早や金曜日がやって参りました。

今年の残暑も、
つい数日前には30度を越えていた感じもあり、
なかなか長かったのではないでしょうか?

そして心配なのは台風19号です。
千葉県に甚大な被害をもたらした先月の15号が
小さく見えるほどの強い勢力を保ち、
列島の太平洋沿岸の殆どをなめるように北上する・・・
という予想進路です。

週末に上陸するのはせめてもの救い、
という見方も出来ますが、
15号で被災された方々の多くは、
まだまだ修復すら進んでいない状況との報道もあり、
どうにか無事に19号をやり過ごしていただきたい
と思うばかりです。

——————————————–

さて、特に相場の短期売買では、
予め数ポイント先に損切りや利益確定を入れる手法が
目立ちます。

理論的には確かに、
短期売買はその分、取引額が大きいため、
そうするしか無いのは事実ですが、
先のバッターの打率で考えると、
始めからシングルヒットしか狙っていない、
という話に通じるような気がします。

 
ただ、少なくともバッターを見ている限り、
流すか引っ張るかの調整はしているように見えるものの、
毎回のスイングはいつも振り切っているように感じ、

結果的に、芯を外せばシングルヒットやフライになり、
芯を捉えればホームランや長打になるだけの違いで、
逆に芯を捉えられないように投げるのが、
ピッチャーの仕事ということになりそうです。

バッターはただ単に、
来たボールを出来るだけ遠くに打ち返そうとしているだけ
だとすれば、
シングルヒットは狙って打てないという話にもなり、
ホームランバッターではなくても
年に数本はホームランを打っている事に納得できます。

 
相場で投機をする場合、
出だしの動きが数ポイントで終わるのか、
数十、数百ポイントにまで発展するかは分からない
といえばそれまでですが、

数ポイントなら高い確率で動く可能性があるから
数ポイントで必ず決済する
という事をルールにすると、

そのまま一直線に数百ポイント伸びる場合でも
数ポイントの利益しか上げられず、
逆に絶対ホームランは打てない、という事になります。

 
私たちは機械ではなく人間なのですから、
相場経験をキチンと積めば、
これは伸びる当りなのか、伸びない当りなのかは
肌身で感じることは十分にできますし、

それを具体的に見分ける補助手段こそが
チャート分析である、というのが本来の姿だと思い、

少なくともその機会を残している手法こそが、
最終的に生き残ることが可能な信頼できる方法
だと考えます。

 
野球とトレードはそもそも違いますから
例えきるのは難しいとしても、
あえて言うのであれば、厳しいボールは見逃し、
失投は見逃さず思いっきり振ってみる勇気が
とても大切ですし、
振った結果が打ち損じてピッチャーゴロになったら、
そこは素直にアウトになる勇気もまた
非常に大切でしょう。

 
おしまいに、究極の短期トレードに
スキャルピングという売買スタイルがありますが、
これはトレードというより、
スプレッドや銘柄、市場や時間の癖
などを利用するのが一般的で、

且つ、ビッドで買えたり、
オファーで売れたりする機会が無ければ、
基本的に難しい話です。

ですから、
一般投資家の市場でこれをやろうとすると、
基本的にはかなりの無理があり、

HFTと言われるような超高速回転売買はむしろ、
取引システムのバグや、ネット環境の違いなど、
トレード以外の隙間を利用したハッカー集団
と理解した方が無難ではないでしょうか。

後悔しないためにも、
そうした集団には乗らない・・・という勇気もまた、
とても大切だと思われます。

 
 
浅野敏郎

—<<<編集部よりおススメ>>>—

「公民」というと、あなたは何を思い浮かべますか?

幾つか意味があるようですが、
一般的には、中学教育の公民という教科を
思い浮かべる方が多いのではないかと思います。

ただ、この公民という言葉の由来は、
民主主義の理解を深め、国民主権を担う公民として
必要な基礎的社会教養を培う・・・

ところから来ているようですね。

でも由来を聞くだけで「つまらなそう・・・」
というのが正直な感想だと思いますが、

既に社会人経験豊富な皆様ですから、
もし「おもしろい公民」という内容だったら、
「簡単に学び直してみたい!」
と思われるかも知れません、ね?

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投資に興味が無くても、
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安全運転の基本も「心」

浅野敏郎

「投資の学校」浅野敏郎
From 自宅の書斎より

 
昨日は久しぶりに平日にお休みをいただき、
運転免許の更新に行って来ました。
最寄りの警察署で簡単な講習を受けて
無事終了となりましたが、

当然ながら前回の更新から数年間、
改めて交通規則について学ぶ機会は
ぶっちゃけてしまえば皆無な訳ですが、
その間に、ちょこちょこと改変されていて、

ここ最近急に話題となっている
「あおり運転」対策について、
詳しい案内があったのは印象的でした。

 
一番びっくりしたのは、
あらゆる角度からも自転車に対する概念が
すっかり変わってしまっていて、
「自動車じゃなくて??」
と思ってしまうほど、
もはや車扱いされていたことです。

昔って自転車はどちらかというと、
車両というより歩行者に近い扱い
だったと思うのですが違いましたっけ??
————————————

おはようございます。
今週も早や金曜日がやって参りました。

今夜はアメリカの雇用統計が発表されますね。
前回のFOMCでは予定通り追加利下げとなり、
充分説も聞かれるようになる中、
直近のアメリカ製造業PMI
(PMIは購買担当者景況感指数)
が中立の50.0を大きく割り込んだことで、
ざわつき始め、
昨夜の非製造業ISM指数が急に
注目されることになりました。

結果は大きく下落したものの、
どうにか中立は維持していますが、

トランプ政権にとって
政治的に蒔いた貿易戦争の種が
芽吹き始めた可能性もあり、
摘み時を間違えると
本格的なリセッションもあり得るという
空気になってきました。

 
為替相場は、
ドルがやや全面安という動きですが、
円、ユーロ、ポンドといった
主な相手通貨側にもそれぞれ
問題が山積しており、
一気にドル安が進むイメージも持てません。

結局、行先を失った過剰流動性は
米債に向かい、
再度10年債が1.5%割れをうかがう動き
を見せており、

となると再び逆イールドが取沙汰されて
センチメントが更に悪化する
というシナリオも考慮が必要な状況です。

———————————–

講師による一通りの解説が終わり
講習の方はいよいよ、
DVDの放映に入るわけですが、
例によって先ずは、
色々な事故のケースが登場します。

こうした事故がなぜ起こったのか?
という問いかけで始まるのですが、

スピードの出し過ぎ
信号無視、停止違反など
事故の元になる理由を「直接原因」として
まとめられていました。

これまでの教えは、
こうした直接原因を排除するために
規則を守り、違反者には減点・罰金
という代償を科して抑制してきたのだ
と思いますが、

実はこれらには背後要因があり、
急ぐ必要があった
注意力が散漫になっていた
イライラしていた
から直接原因に至ったのだという、
心理分析がなされていたのは新鮮でした。

DVDは更に深く堀り下げていて、
では、背後要因はなぜ生まれたのか?
という問いかけに迫り、

家族が急病になった
会社や顧客から性急があった
夫婦喧嘩をした
仕事が忙しかった
などの根本理由を挙げ、

お終いに
「安全運転」の基本は人間の「心」にある
という形で結ばれていました。

つまり安全運転は平常心で生まれ、
こころの乱れは交通事故に至る、
という訳ですね。

 
実際、見終わった時には
「結局、そこで落とすんかい!」
という気はしたのですが、

さすがにこの領域まで
警察が介入できるわけもなく、
平常心に訴えるしかないなあ…
と納得したと同時に、

投資の世界にも
「マインド」を重視した考えがある
ことを思い出しました。
実際、「投資の学校」講師の中にも
取り上げる先生は
複数いらっしゃいますね。

今の相場の方も
比較的振れ幅が大きい揉み合い期にある
という印象もある中、
損益も出たり入ったりと
イライラが募りがちな展開だと思いますが、

ということは揉み合いなのだと割り切り、
ここはキレずに我慢しましょう!
と自分にも言い聞かせている毎日です。

実は相場分析は、
乱れる心を平常でいられるために行うものだ
とも言えるかもしれませんね。

 
 
浅野敏郎

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「ダマシ」ってそもそも…

浅野敏郎

「投資の学校」浅野敏郎
From 自宅の書斎より
〔この度も配信が遅くなりました、申し訳ありません〕

 
相場に取り組み始めて暫く経つと、
耳にするようになる「ダマシ」
という表現について、
皆さんはどのような理解をされていますか?

一般的には、
主にテクニカル指標が示す方向性と
逆の値動きをするケースを指すようですが、

ファンダメンタルズ的な側面でも、
例えば利下げされた国の通貨が買われたり、
株式市場が堅調なのに金市場も上昇する
ような場合も該当すると思います。

確かに理論通りに市場が動いてくれれば、
相場も取り組みやすいのですが、

 
よく考えてみると、
売買取引が成立すること自体、
売り手と買い手のニーズが
一致する必要があるにもかかわらず、
それでも相場は上下しますね。

売り手にも買い手にも、
テクニカルを駆使して売買する参加者が
同じようにいると仮定すると、

勝者の裏には同じ数だけ敗者がおり、
敗者は全員、
「ダマシ」に遭ったことになりますが、

そんな多くの人々が日々
本当に騙されているとすれば、
もはや「ダマシ」とは言えない…
のではないでしょうか。

————————————

おはようございます。
今週も早や金曜日がやって参りました。

今週末というか明日の28日は
矢口先生の大阪会場セミナーに同行して
撮影する予定です。

撮影しながら投資の勉強もできて
羨ましく思って下さる方も
少なからずおいでだと思いますが、

下手に聞き入ってしまうと
ついついカメラワークが疎かになるため
撮影に集中すると案外、
講義の方はあまり聞けないものです。

 
ということは逆に、
撮影が上手くいっていないシーンの
全てが全て講義についつい集中している…
訳ではないので
ご理解の方を宜しくお願い致します。

———————————–

実は先日、ある取引手法について
「ダマシ」を回避するために
どのような手段を講じているか?
という問い合わせを受けました。

もしそんな手段が存在するのであれば、
最終的に全員が簡単に勝者となり得る
わけですが、前談でも申し上げた通り、

全員が勝者であるということは同時に、
取引相手(カウンターパーティ)がいない
ことになり、
それはあり得ないことが判ります。

 
テクニカル手法に絞って考えた場合、
「ダマシ」に遭ったと感じるその殆どが、
自分の判断ミスが要因だと思います。

例えば、
エントリー直後は思惑通りの展開だった
にも関わらず、
結局は損切決済になってしまったとか、

短期足で高値をブレークしたから
追随したにも関わらず、
相場は直後から急落してしまった

ような事例は殆どの方が経験済でしょう。

前者の場合、
直後は思惑通りに動いたわけですから
いわゆるテクニカル的な「ダマシ」とは言えず、
単に決済タイミングの判断を誤ったに過ぎず、

後者の場合、
実はこのブレークポイントは、
上位足だと強大なレジスタンスと一致する水準だった
かもしれず、
そうだとすれば単に確認ミスだったに過ぎません。

 
つまり「ダマシ」という概念は
結局他人のせいにする逃げ口上だったり、
どうしても説明がつかない値動きを
「ダマシ」といってごまかす手段
でしかないと思うのです。

投資(投機)の殆どは、
リスク・リターンの関係にあることを
今一度理解し、

「ダマシ」を排除しようとするのではなく、
受け入れつつも
自分の事前ミスこそを最大限排除し、
その後の対処法をなるべく多く身に付けるのが
相場で生き残る術なのでしょう。

 
要するに極論してしまうと、
一般的なテクニカル分析とは、
エントリーする際のきっかけと言いますか、
おまじないや暗示の域でもあり、

逆に決済が難しいと言われる所以は、
将来の事であり、
その場その場の判断は自分しかできないから
だと思います。

 
 
浅野敏郎

P.S.
つまり、本来は意外と決済の練習の方が重要で、
それを実弾で行うにはあまりにリスクがあります。
デモ口座では是非、エントリーよりイグジット
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え?「脱・移動平均線」ですって??

浅野敏郎

「投資の学校」浅野敏郎
From 自宅の書斎より
〔公開が遅くなり、お詫びいたします〕

 
移動平均線はテクニカル分析の登竜門として
値強い人気があります。

著名な書籍やテクニカルを教える先生の中にも、
エントリーに始まりイグジットに至るまで
移動平均線で完結している場合も多くあります。

平均という考え方は特に相場に限るものでもなく
一般の人や相場初心者(あるいは中級者程度まで)
の方々にも馴染み深いため、
相場に興味を持ってもらいやすい側面も
人気の理由なのかもしれません。

 
ただ、一般化しているルールを比べても
かなりの矛盾を含んでいる場合も多く、
悩ましい経験をした方々も多いのかと思います。

確かに相場そのものが悩ましい存在ですし
どんな分析方法でも、
そこそこの悩ましさは存在する訳ですが、

私が一つ提案できる事として
もし移動平均線を多用されている方で
実績が伴わないというお悩みを抱えている場合は、
脱・移動平均線に挑戦されてみては?
ということです。

————————————

おはようございます。
今週も早や金曜日がやって参りました。

やっと夏が終わった…
と考えて良いのでしょうか?

関東を直撃した台風の後の数日は、
危機感を覚えるほどの暑さでしたが、
ここ数日は快適な気温で落ち着いています。

振り返ってみますと、
7月一杯はかなり涼しく
日照不足気味だったことを考えれば、
意外と短い夏だった…
ということになるのかもしれません。

台風被害が大きかった千葉県は
未だにライフラインが復旧していない
ご家庭も多いようですが、
この涼しさで何とか
一息つかれているようでしたら幸いです。

———————————–

さて、
なぜ「脱・移動平均線」なのか?
については様々な論点がありますし、

移動平均線または
これから派生したテクニカルで
結果を出せている方々に対してまで
提案しようとしている訳ではない
ことをご理解いただきたいと思いつつ、
ここでは簡単に触れるつもりです。

 
最も矛盾を抱えていると思えるのは、
一般的な移動平均線分析において、
計算に使われる数値が「終値」である
という点です。

確かに「終値」はある意味で重要な情報
であるのは事実で、
世界の市場がまだつながっていなかった時代
において1日の終わりは、
その日の需給の結果だと考えられたからです。

しかし今となっては日足の終値でさえ、
ある意味では通過点でしかなく、
その重要性が大きく薄れている状況の中で、
未だにほとんどの移動平均線関係に用いられる
標本が終値であること自体が矛盾だと思うのです。

つまり終値は、もはやその足を代表する値
ではない上に、
その平均値に至ってはただぼんやりと、
現時点の傾向を示すだけに過ぎない指標
だと言えそうな反面で、

未だに例えば、
ゴールデンクロスやデッドクロス
のようなアプローチや、
移動平均線自体をサポートやレジスタンス
に見立てた戦略が根底にあるとするなら、

現代の車に30年前のタイヤをはいて
レースを行っているほどの矛盾がある
ような気がしますね。

 
また、
移動平均線を売買タイミングとする手法でも、
ある局面においては
終値の確定を待たない例外がある一方で、

逆に、長い上ヒゲや下ヒゲが出ても、
終値の値位置が移動平均線の理論に収まれば、
ヒゲは無視するような例外もあるなど、

こうした矛盾が一部で一般化していることも
「脱・移動平均線」を提案する根拠
になっています。

 
お終いに、
どんなテクニカルでも、
売買のタイミングをある程度ルール化した場合、
例外は出てきて当然ではあります。

このことを「ダマシ」として簡単に流すのは
ある意味で仕方がない事ではありますが、
学ぶ立場にある方々におかれても、

「ダマシ」を回避する方法などない事を前提に
相場に取り組むことをお勧め致しますし、
余りにそうしたケースが多い場合は、

そもそもの手法やアプローチを疑うか、
完全な形が出来上がるまで待つしかない
と思っています。

タイトルこそ「脱・移動平均線」でしたが、
これに限った話ではないことは
ご理解いただいた上で、

移動平均線に基づいた手法を
使っている人口が多いからこそ、
その逆を突いてくる大規模なスキャルパー
もまた存在し、
結果的にそれが「ダマシ」になるということも
可能性として大いにあり得る話です。

 
 
浅野敏郎
P.S.
ということで、テクニカル分析はあくまで参考であり
売買のトリガーにしない方が良いというのが結論かも
知れません。

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天底のお話は一旦、これで打ち切りです

浅野敏郎

「投資の学校」浅野敏郎
From 自宅の書斎より

 
チャートに記されている、
1本1本のロウソク足や棒足は、
実際の価格変動が記された事実情報
というのが一般的な認識である一方、

足の期間が長くなればなるほど、
細かい値動きは省略されており、
その動きを確認するためには、
下位足を確認するしかない、

という考え方に基づいて、
ここ数回のブログでは、
足の形に対する一般的な解釈と
下位足を確認した後の認識とには、
若干のズレがあることを示し、

その違いを知っているか否かで
エントリーやイグジットのタイミングが
変わってくることを解説して参りました。

一応はこのシリーズの最終回として今回は
ワンバー・リバーサル(One-bar-reversal)
を見てみましょう。

————————————

おはようございます。
今週も早や金曜日がやって参りました。

週初の台風は関東を直撃し、
特に千葉県はかなりの被害を受け、
未だに停電中の世帯が相当数ある状況
だそうです。

テレビなどのニュースを見る限りにおいて、
今回の災害に自衛隊の影が見えません。
政府が災害として認めるか、
地方自治体の要請がないと動けない
のかもしれませんが、

電気も水も止まったことから、
エアコンも効かず、水も出ない避難所に
駆け込んだところで、
状況は何も変わらない地域も多いようです。

首都東京から割と近いというだけで、
どうにかなるでしょう的な考えが
各行動の遅れにつながっているのなら、
大間違いかもしれず、

それが原因で、
例えば熱中症などで死亡する方が
続出する前に対策すべきにみえます。

ぶっちゃけ、
自家発電車両をガガっと送り込んで、
給水車両をズドドンと配置するだけで、
最悪の状況など
半日あれば回避できそうな気もするのですが、

あ、そういえばこの期間…、
政府は改造内閣の組閣で多忙でしたね!
市民生活どころじゃないか~~。

———————————–

はっ!
品格を失うところでした…。

 
ところで、
ワンバー・リバーサルという言葉は
あまり耳にしないかもしれませんが、
チャート1本だけで
反転のシグナルになり得る足の形です。

「足」のことを英語で
BarとかStickなどいいますが、
Barはバーチャート
Stickはキャンドルスティックが由来
だと思いますが、
まさに「1本足反転パターン」という訳です。

 
日足がチャート分析の主流だった時代は
ワンデー・リバーサルと言いましたから
これなら知っているという方も
居られると思いますが、

ともあれ皆様も思いつくのは、
長い上ヒゲの陰線や長い下ヒゲの陽線、
あるいは、実体部分が陰陽の区別がない
十字足の仲間なども、
足一本で反転しやすいという認識は
お持ちでしょう。

この場合はあくまで反転シグナルですから
波動の底や天井に出現することが
ある種の条件になります。

確かに上昇中や下落中に出現すると
そのまま天底になり得るため、
非常に悩ましい状況ではありますが、

少なくとも揉み合いの中で一本だけ
このような足が現れても、
それ自体の意味は薄いことになります。

では具体的に、長い上ヒゲ陰線を例に
見ていくことに致しましょう。

 
例えばこのような位置で
ワンバー・リバーサルの可能性が出たとします。

このバーに隠された値動きは
水色で示した上下動が一般的な認識です。
確かに始値より低く引けた陰線は、
この足に限っては売りが優勢だった
ことを示唆しますが、

 

高値を更新していることに加えて
直近安値Rを割っておらず、
上昇波動はまだ否定されていないことから、

この上ヒゲ陰線はちょうど、
緑の破線枠で囲った部分と同じ状態
である可能性が十分あり得ます。

にもかかわらずなぜ、
この「上ヒゲ陰線」という足の形が、
リバーサルパターンとして
一般的に認識されているのでしょうか?

この「上ヒゲ陰線」の足1本について、
前回同様に少し深堀りしてみましょう!

 
実はこの足がカバーしている期間の値動きが、
既にWトップを完成し、
そのネックラインを割り込んでいた場合、


この足一本でリバーサルになり得る可能性が
高まりますね。

 
増してや次のように、
ヘッド・アンド・ショルダーを完成し、
そのネックラインをも割り込んでいるとしたら…


目をつぶってでも次の足の寄り付きでは、
ショートを持ちたいところですね。

 
つまり同じ1本の
「長い上ヒゲ陰線」であっても、
細かい動きによっては
同じ意味にはならないこともあり
それを確認するために下位足を調べる意義がある
ということでしょう。

 
実は今回まで数回に及んで解説して来ました
トップやボトムの意味は、
相場を波動で考える話に直結していますが、
波動のお話に関してはまた
機会を改めてお伝えしたいと思います。

 
 
浅野敏郎
P.S.
勘が鋭い方なら、波動のお話がどんな内容か
お分かりになった方もおいででしょう。
そんな方々は答え合わせのつもりで是非、
その機会を楽しみにお待ちくださいませ。

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中華まん、肉かアンかは割ってみるまで判らない

浅野敏郎

「投資の学校」浅野敏郎
From 新宿オフィスの編集室より

 
相場格言で
「森を見て木を見よ」という言い回しがあり、
過去にも何度か触れたことがあります。

そのお話をもっと具体的にするため
ここ何回か連続して、
チャートの下位足で何を見るべきか?
について
私なりの見解を述べて参りました。

今回はその第3弾となりますが、
前回お届けした
「トゥーバー・リバーサル(Two-bar reversal)」
について、
もう少し踏み込んでみましょう。

——————————————-

おはようございます。
今週も早や金曜日がやって参りました。

昨夜はこの夏初めてエアコンを止め、
送風だけで就寝から起床までを過ごしました。
このところ少し「秋」を感じる瞬間がありますね。

 
ところで香港のデモが鎮静化する可能性が出たことで
アジア圏の緊張も少し和らいだようです。
本国送還法の全面撤回は受け入れた香港政府ですが、
果たして中央は容認するでしょうか・・・。

ムードは最悪の武力行使こそ回避されそうですが、
中央政府がこのまま黙っているとも思えません。

それにしても、
今回の香港市民の行動は勇敢でした。
日本ではこのような事態には決してならないでしょうが、
言い換えると、
日本の自発的民主主義は既に死んでいる一方で、
彼らの民主主義はまだ健全に生きていることを
証明することにもなり、

英国統治がプラスに働いた結果となっています。

——————————————–

さて前回は、概ね同じ値幅の大陽線と大陰線が
隣接して出現した場合、
代表される一方的な値動きだけを想定すれば
単なる行って来いの揉み合いで終わるところ、

下位足を確認することで、
WボトムやWトップが認識できれば、
よりリバーサルの可能性が増すことを
お伝えいたしました。

WトップやWボトムがなぜ反転の可能性を含むか?
についてですが、
そもそもWを形成した時点ではこれもやはり
単なる揉み合いであることは、
前回の原稿からもご理解いただけると思います。

キーとなるポイントは
「ネックライン」と「2点のトップ」に絞られ、
ネックラインを越えれば反転になり、
2点のトップ(またはボトム)を越えれば
トレンド継続になるだけのお話です。

と言うことは特段、綺麗なWではなくても
目先の高値・安値間の値動きは全て揉み合い
という結論になりますが、

ここで強調したいことは、
いずれにしても基本は揉み合いからの
ブレークアウトが重要である、ということですね。

 
Wと同じように
トップやボトムの典型的なフォーメーションとして
かの有名なヘッド・アンド・ショルダーが有ります。
略式ではH&S、和名では三尊などともいいますね。

これについても以前、
H&Sがなぜリバーサルパターンになり得るのか?
を解説した記憶が有りますが、

前回取り上げた
トゥーバー・リバーサルのパターンに当てはめると

ちょうどこんな格好でしょうか。

つまり、リバース(反転)する可能性が考えられるのは
同じ水準にある、この場合は安値位置(ネックライン)を
下に越える場合であり、
ここでもやはり、2つのショルダーで形成された
「揉み合い」からのブレークアウトがキーポイント
になっています。

 
もう少し踏み込んでみましょう!!!

上の値動きでは、安値水準がちょうどネックライン
となっていましたが、
実はトゥーバー・リバーサルを成し遂げた時点で
既に反転を完成しているケースが考えられます。

正解は次回・・・と言いたいくらい、
ぜひぜひ皆様にもお考えいただきたいのですが、
大サービスで公開いたしますと・・・

 
実はもし、
2本の足の値動き詳細が以下のケースだった場合、
一体何を意味するでしょうか??

 
そうです、このヘッド・アンド・ショルダーは
既にネックラインを下に割り込んでおり、
反転が完成していることを示唆しています。

もちろん、
こうなった場合は100%反転に至る、とも限りませんが、
少なくとも上位足では同じチャートでも、
下位足の細かい変動によっては、
リバーサルの途中である場合と、
リバーサルが既に始まっている場合が考えられ、

ここにこそ下位足を確認する意義があったのですね。

皆様も是非、このような視点で
森から木へと移動してみて欲しいのですが、

短期足になればなるほど、
含まれる時間は限られており、
このように綺麗な違いは見つけにくいかと思いますが、

だから不要と切り捨ててしまうのは、
単にご自身の適応力を弱めているだけ、
にならないでしょうか。

 
 
浅野敏郎

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少しでも波に乗る確率を上げるために

浅野敏郎

「投資の学校」浅野敏郎
From新宿オフィスのスタジオより

 
相場でそれなりに収益を上げるためには
「トレンドに乗る」事が重要とされています。

ただトレンドは必ず終わり、
その後は反転するか、揉み合うかの
ステージに突入するわけですが、

例えば足1本で本当に反転するケースは
確かに皆無ではないものの、
本当の反転はやはり、
一旦は天底での揉み合いを見せてからの
「放れ」の方が信憑性は増します。

その理由を想像するとすれば
その方が判断しやすいトレーダーが多いから
というのが結論にはなります。

 
今日は、
下位足を確認するポイントの第2弾として
一般化しているリバーサルパターンで
ダマされにくい?アプローチをご紹介いたします。

————————————

おはようございます。
今週も早や金曜日がやって参りました。

先週のブログで、
ジャクソンホール会議での
FRB議長演説次第では変動リスクが高まる
可能性を示唆しました。

当初は若干、ハト派的な内容に、
ドルが買われる一面も在りましたが、
どちらかと言うとそれより、
その後のトランプ発言に対して市場は反応し、
リスク回避色が一気に蔓延しました。

 
今週の月曜日は非常に緊張する週明けでしたが、
円高に大きく振れた後は、
一貫してドルの買戻しが優勢のまま、
今日を迎えている状況です。

105円割れにあると噂されていた
ストップロスのドル売りを付けただけ
という印象が強い値動きですが、

104円台中盤は一度、付けていたこともあり、
噂ほど規模は大きくなかったというのが
結論でしょうか。

恐らくは月末のドル需要が後手に廻り
今そのカバーが入っているという
不自然な上昇ですが、
下落を継続するには戻り過ぎなのは事実で、
また憂鬱な揉み合い相場が続きそうな予感です。

———————————–
比較的長い足…例えば、
日足以上のチャートを眺めていると、
転換点は突然やってくるように見える事があります。

転換点とは、
それまで上昇トレンドだった相場が、
まさに下落トレンドに転換するポイントを言います。

一般的にリバーサルといわれる
反転のチャートフォーメーションの多くが、
確かに僅か1~2本を取り扱う反面で、
トレンドの途中にも同じようなパターンは
頻繁に出現し見分けにくい、ということを
つい先日のブログにも書いた気がします。

 
過熱し過ぎたような、
いわゆるバブル相場が崩壊する時の反転では、
僅か1本の陰線が、
その後の下落トレンドを示唆することもありますが、
一般的に本当の転換が成し遂げられる際には、
トップやボトムで揉み合う
というのが順当であると思います。

 
例えば同じような長い陰線と陽線が、
トップでは陽➞陰、ボトムでは陰➞陽という形で
2本並んだ場合はリバーサル(反転)の示唆
であることは有名です。

大陽線は一方的な上昇、
大陰線は一方的な下落を意味するとされますが、
それに準じればこの2本の足は、
いわゆる「行って来い」というV波動であり、
V波動自体は最も初歩的な揉み合いを意味しますから
これだけでは、
リバーサルでも何でもないことになります。

 
トップの位置に出現した意味は多少ありますが、
その後、時間をかけて直近高値を上抜くような
事にもなれば、これは即ち
上昇波動の継続になってしまいます。

ところが下位足を確認してみて例えば、
陽線は2回目の高値を試したところで引けを迎え
次の陰線は文字通り一方向に下げて安値で引けた
ということが判明した場合、
これは明らかなWトップであり、

安値割れがネック割れとなって
下落に転換する可能性はその分、
高くなりそうですね。

 
つまりこの2件の間には、
上値を確認した回数と、
割り込んだ安値が
一度でも押し目になっていたのか
或いは初めての下値模索なのか、
という違いがあります。

ごく当たり前な基礎が身についていれば
パターンをいちいち覚えるまでもない
違いではあるのですが、

下位足を見ない限りは
区別がつかない、というのもまた事実ですから、
だからこそ下位足を確認する必要がある、
のだと考えています。

 
 
浅野敏郎
P.S.
いずれにしても例外はありますから、
そうならなかった時の対処を常に考える
ようにしましょう!

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チャートに隠れた重要な情報を探そう

浅野敏郎

「投資の学校」浅野敏郎
From
自宅の寝室より
【本日も配信が遅れました、お詫びいたします】

 
つい最近のブログで、
相場の値動きを素直に記録した
チャートの足でさえも、

実は足の期間1本の中の情報は、
かなり省略されているのだ…
ということをお伝えしました。

 
1本の60分足には
30分足なら2本
15分足なら4本
5分足なら12本
1分足なら60本
分の情報が省略され、

更に日足では、
それぞれ24倍分の情報が
省略されていることになります。

 
つまり、下位足を見る意義は
これらの省略された情報を、
知るために他ならないのですが、

省略されたどんな情報を
確認すべきなのか、
もう少し突っ込んでみたいと
思い立ち、

今回はその序章として以後、
数回に分けて進めてみます。

————————————

おはようございます。
今週も早や金曜日がやって参りました。

お盆休暇も明け、
世間は日常に戻ったはずですが、
相場の方は逆に動意も薄く、

一部を除き、休暇中のレンジ内で
上がったり下がったりしています。

確かにスカスカだった値動きよりは
随分マシになった気もしますが、
市場は本日から始まる
通称ジャクソンホール会議待ち
といったところでしょうか。

注目のFRB議長演説は
日本時間で23:00あたりから
だそうで、

ヘッドラインに振りまわされないよう
気を付けましょう。

———————————–

さて今回の本題は、
隠れた情報である下位足の
どんな情報を確認するべきか?
の序章となりますが、

カンタンに触れたいと思います。

例えば、このようなチャートがあった
としましょう。
ここでは銘柄と足の期間は伏せますが、

あえて本来とは逆の
下位足から上位足へと辿ることで、
イメージをお伝えできれば
と思います。

このチャートを見る限りは
少し押し目が深いものの、
いわゆる上昇トレンド
の定義には沿っており、
押し目買いが有利に見えますね。

 
では一つだけ上位足を見てみましょう。

そうすると、
確かに直近の流れは、下値を付けた後の
上昇局面ではありますが、

一つ前の下落の流れと比べると、
勢いがあまり感じられず、
もしこれが短期足なら、
見える範囲の高値安値
どちらかに抜けるまでは
様子見だという判断もあり得そうです。

 
最後にもう一つ上位足を見てみます。

現在は大きく上昇した後の踊り場
という状況ですが、
上昇を再開するにも、
先ずは直近高値を越えない限り、
もう一度、下押ししそうな流れ
にも見えます。

 
これらのチャートは実はユーロドルの
日足、週足、月足で、
2014年5月末を直近として、
それなりに見えるように表示本数を
調整していますが、

これだけは言える話として、
日足全体は
月足で右から僅か9本だけの話でした。

 
しかし、その日足の1本ですら、
もっと短い足であれば、
数十本の足から成り立っており、

その短い足数本だけの値動きでは
何の方向性も示していないという結論に
なります。

ただ、そんな中にも波動という
価格の連続した流れはあり、
その連続が、
結局は月足にまで共通している
のも事実です。

 
特に月足はそれだけではそう簡単に
トレードなど出来ないでしょうが、
「どれも同じ価格の連続を
どのように区切ったか??」
に過ぎないにも関わらず、

先のチャートで、
上値に限界の可能性があることを
明確に示してくれたのは唯一、
月足だったことを考えれば、

できるだけ多くの情報を
知っていて損はなく、

上位足から下位足へと流れた方が、
情報を絞り込め、
全体の流れからの今を理解しやすい
と思うのですが、

皆様はどのように、
お感じになりましたでしょうか。

 
浅野敏郎

—<<<編集部よりおススメ>>>—

ローソク足

本日のブログにも出てきましたね。
切り口によって見え方が違ってしまうのは
ある意味で宿命だと思ってきましたが、

何と!!

「ローソク足を使うから間違いが起きる!」
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ドルの価値判断にも流行がありそうです

浅野敏郎

「投資の学校」浅野敏郎
From 自宅のトレードデスクより

 
現在のドル円相場は1ドルに対して
106円前後となっているのは周知の事実です。

ここ数日、ニュースを賑わせている
ドル円相場ですが、
前日のレートより高ければ円安
低ければ円高と、
直近終値からの方向を示すのであれば
間違いではありません。

 
しかし、
円の価値(重さ)が増えれば
シーソーは重い方の円側へ傾く一方で、
円の価値は変わらずに、
ドルの価値(重さ)が減ってしまえば
シーソーは結果的に円側に傾くことを
考えれば、

ドルの強弱も把握しておくことは
非常に重要です。

————————————

おはようございます。
今週も早や金曜日がやって参りました。

といっても今週は
お盆休暇本番だったこともあり、
いつもの週末とは随分違います。

 
特に昨日は、
台風10号が上陸したことで
予定を変更された方、
また直接被害に遭われた方、
そして終戦記念日と、
人それぞれの事情が重なる週末
でもありましたが、

いずれにしても、
来週からリスタートです。
また頑張りましょう!

———————————–

さて、
7月末のドル円相場は、というと
109円台手前だったところ、
本日時点では106円台前半と、
相場は随分下がり、
一時は105円台前半まで下落しました。

冒頭にも述べたように、
方向は円高ドル安ではありますが、
実際は円高とドル安では
どちらの影響が強いのでしょうか?

 
ドルの価値が下落傾向か上昇傾向か
を測る物差しとして昔から有名なのは、
GOLD(金)だと言われています。

つまり、
金の価値こそが不変と考えれば
金ドル相場(XAUUSD)が
上昇すればドル安
下落すればドル高だと言えます。

現在の相場は2013年以来の高値
1520ドル前後だということを考えれば
少なくとも
2018年後半以降の大きな流れはドル安
だといえるでしょう。(縦軸は一番左)

 
他にも、ドルの強弱を測る方法として
ドルインデックスという比較的有名な指標があり、
ドルの価値を対6通貨の価値で判断する
という方法があります。

 

このブルーのチャートがドルインデックスです。
(縦軸は右から2番目)
高値こそ2017年初の方が高いものの、
2018年上旬の安値からはじり高となっており、
金で見たドル安とは正反対の結果です。

2018年10月辺りまではそこそこ連動しており、
この矛盾した値動きはここ1年のこと
であることが判りました。

矛盾した動きといえば、
インデックスではドルが高い中、
冒頭でも取り上げたドル円相場は
ドル安となっていましたね。

そこで更に、このチャートにドル円相場を
同時に表示させてみると、
おもしろいことが見えてきました。
(縦軸は一番右)

(オレンジ色のグラフ)

それまではインデックスの強弱と同じように
上下していたドル円相場が、
金が連動しなくなった時期から遅れて
インデックスからは離脱し、
金相場と連動するようになってることが判り、
もっと言うとドル円相場はインデックスよりも
極めて金相場と連動していた
ことも見えてきました。

言い換えると、
金相場(XAUUSD)が底堅い限り、
ドル円相場の本格的な反転上昇は厳しく、
金利差だけを根拠に
ドルを押し目買いすると、
なかなか良い結果が伴わない可能性が
あるかもしれません。

なお、
ドルインデックスが簡単に見られない方は
是非、ユーロドルをご覧ください。

(水色のグラフ)

実は先のドルインデックスは
50%以上がユーロ価値となっているため、
ユーロドルの動きがドルインデックスそのもの
といっても過言ではない事実から、
このようにかなり厳密な連動性が生まれています。

ユーロドルでのドル高を見ると
どうしてもドル円を売れなかった方は、
今回の比較を是非参考いただきたいと思いますが、

各相場が動き出すタイミングには誤差があるので、
あくまでもドル円相場であればその動きを中心に
こうした相関、逆相関の流れは、
その後の確認程度が現実的だと思います。

今後、もし理由が今一つ不明確な
ドル円相場の急変動があった場合、
もしかすると金相場が要因となるケースも
多発する可能性を考えています。

 
 
浅野敏郎

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ローソク足の意味の意味

浅野敏郎

「投資の学校」浅野敏郎
From 
新宿スタジオの編集デスクより

 
ローソク足は日本発、
という真実をご存知の方は多いかと
思います。

ローソク足のフォーメーションで
相場の転換点や予測を体系づけた教え
といえば、
「酒田五法」が有名です。

その著者とされる本間宗久が
ローソク足を発案した
と言うのが一般的ですが、
実はあまり明確ではないという話を
聞いたことがあります。

 
海外ではバーチャートと言われる
いわゆる棒足が主流でしたが、
ローソク足も、
かなり一般化しているようで、
何となく誇らしいですね。

終値を結んだラインチャートを含め、
価格の足跡をただ単純にグラフに
落とし込んだのが、これらの「足」ですが、

実はここにもある程度のフィルターが
存在していることを皆さん、
認識されていますでしょうか?

 
今日は簡単に例をあげ、
だからこそチャート分析に必要なこと
をまとめてみようかと思います。

——————————————-

おはようございます。
今週も早や金曜日がやって参りました。

 
今週末からお盆休暇に入る・・・という方も
きっと多くいらっしゃるかと思いますが、

本年のGW最終日に
為替市場がとんでもない下値スパイク
を引き起こしたことは記憶に新しく、

お休みの取り方次第では
今回も最長9連休も可能だという話もあり、
それなりにボラティリティリスクが高まりそうです。

ただ、今回は12日を除けば基本的に営業日
ではありますから、
そう簡単にマニピュレート(恣意的な市場操作)は
できないはず、なのは事実です。

ただ、休暇中にドキドキするのは
精神的に良くないですから、
バッサリとスクエアにして休暇を楽しむのも
十分在りでしょう。

——————————————–

さて、
少しチャートをお勉強された方なら、
ローソク足の描き方は既にご存知かと思います。

陽線は上昇、陰線は下落
と言うのが一般的ですが、
ここにも既に「始値と終値の比較において」
というフィルターが掛かっています。

また、価格軸の幅によっても
大陽線に見えて20PIPSだったり、
殆ど十字足に見えてレンジ的には100PIPS
ということもありますね。

そもそも大陽線とか大陰線の定義って、
かなり曖昧ですし・・・。

 
また、ローソク足と一言で言っても、
月足には、
4週の足、
日足なら22~3本
時間足ならそれに24を掛けた分の足
が含まれており、

その値動きは
一本調子であるほうが珍しく、
上下しながら、
たまたまの始値と終値の位置関係がそうだった
に過ぎません。

基本的にはその間の値動きは
端折られているといっても過言ではなく
だからこそ、
そのために下位足を確認する必要がある
というわけです。

 
例えば同時線を代表とした、
上下のヒゲが概ね同じ長さでかつ
実体が比較的薄いローソク足は、
迷い足と呼ばれる類
というのが一般的です。

確かに上を試して引かれ、
下を試して引かれ、
結局同じような水準で1本を終わった・・・
というのは勢いを失くしたとも考えられます。

 
しかし一方で、
陽線や陰線が続いた後の迷い足は、
反転を示唆するというよりも
継続の中休みというケースも
良くあることです。

 

添付のチャートは2018年の年初~5月辺りの
ユーロドルです。
確かにそれなりの波動の天底には
教科書的な反転サインが見られますが、

一方で、この期間の後半に見られる
大きな下落波動の間、間には、
下ヒゲ陽線や迷い足とも言える陽線が
散見されていますが、
相場は下落が継続しています。

 
これら間、間に見られる足は、
いわゆる下落三波動の、
第二波動にあたる戻しに該当しており、

もう少し期間が短い足で確認すれば、
ちゃんとした三波動として
認識できるはずです。

つまりは、
直近波動の安値を割り込むことで、
下落波動が連続しているという展開を
示しているわけです。

 
そう考えると、
ここまでの動きの先端に現れた
反転を示唆する足と、

その後の結果が
反転だったか継続だったかの割合は
意外と半々に近く、
為替のように殆どが揉み合い
という相場においては、
どうしても反転したケースが
目につきやすいだけ・・・
なのかも知れません。

 
どんな期間でチャートを見ているか、
千差万別なので共通認識を得るのは
難しい話ですが、

最終的に同じ方向に抜け続けるから
トレンドになるというのは事実ですから、
結局は
暗示がある足に含まれる波動の、
次の値動きが重要なのだ
ということになりそうです。

 
 
浅野敏郎
P.S.
同じ事を過去にも書いたような気がしてきました。
繰り返しに終わっているだけでしたらすみません。

 
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情報強者であるハズの若者がなぜ??

浅野敏郎

「投資の学校」浅野敏郎
From 自宅のトレードデスクより

(公開が遅くなり申し訳ございません)

昨日8月1日付けのNHK「あさイチ」で、
投資商材のマルチ商法被害について
取り上げられていました。

商品が投資系でなければ、
注意もしていませんでしたが、

問題は学生など
若い年齢層に拡散しているらしく、
つい自分の子供たちと重なってしまい、
注目してしまいました。

 
クラブ活動などをしていると否応なく
先輩後輩という立場ができますが、
先輩からの勧誘は断わりにくい…
という関係が悪用されている気がします。

そう言えばつい最近も親しい方から
「ファミレスで数人の若者が、
先輩らしい人から投資の勧誘を
受けている場に出くわし、
その内容が余りに悲惨だった…」
という話を聞いたばかりだったことを
思い出しました。

————————————

おはようございます。
今週も早や金曜日がやって参りました。

この夏、最大の注目イベントだった
FOMCも無事?通過し、一山越えた印象です。

 
予定通り、
政策金利が0.25%利下げされると
為替相場はなぜか、
ドル買いに反応しましたね。

0.5%の利下げもあり得ただけに、
ヘッジの一部が巻き戻された…
という見方もあります。

欧州通貨は、
ブレグジットなどの問題から
継続して売られ基調にあったことで、
その流れを強めた形でしたが、

ドルの長期金利は再び低下に転じ、
米株市場も弱含みとなる中、
対円でのドル買いは不思議でした。

お盆を控えた8月前の月末需要
なのかもしれませんが、
10日もかけてじり高だったドル円が
ここまでの僅か半日で押し戻され、

しかもそのきっかけが
またもトランプ発言だった
というのが本当であれば、
主役の不在感しか残りませんね。

———————————–

さて、
今回のマルチ商法被害について、
驚いたのは、
何でもすぐにスマホで調べる文化
を持ち合わせている若者が、
投資商材の被害に遭っていることです。

確かに広告などでは、
射幸心を煽られるような文言が
依然として後を絶ちませんが、

少し掘り下げてググれば、
そんな甘い話はないと気づくはず、
と思ってしまうのは私だけでしょうか。

 
そう考えると恐らく商材は何でもよく、
ツボやブレスレットのようなモノより
少しでも収益機会が期待できる投資商材
がフックしたに過ぎないのは、
昔からある霊感商売とあまり変わりません。

商材は極めて粗悪品だということですから、
だとするとやはり、
部活やバイト先の先輩後輩などの立場が
悪用されたというのが自然です。

 
高額な商材を買う資金がない者には
ローンを組ませる指導までしていた
というのは、用意周到な話ですが、

悲しいのは、
親なり先生なりといった
大人の影がないことで、
一言相談できる相手がいれば、
被害を回避できたのではないか?
と思えることです。

確かに、
先輩後輩などのような、
そのコミュニティに限られた関係事を
部外者には相談しにくい
というところはありますが、

いずれにしても、とにかくまずは、
「投資の話で甘い話は先ずあり得ない」
と言いたいですし、
NOという勇気を是非、持って欲しい
と願うばかりです。

個人的には、
組織的な新手のオレオレ詐欺
という臭いがプンプンしますし、

人間関係を突き、
紹介料まで介在するこの仕組みは、
ただ、電話を切れば防げるような
単純な話ではない分、
一層悪質だと思えてなりません。

 
 
浅野敏郎
P.S.
投資自体は決して悪ではないと信じていますが、
未だに「少し秘密にしておきたい話」として
表面化しにくいのであればそこが盲点ですし、
投資の世界、業界もまだまだ、ということです…
悲しい…

 
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