(水上紀行)分からない時は動かない
こんばんは、
水上紀行です。
はっきりとした相場観があるわけでもないのに、
ポジションを持っていないと落ち着かなくて、
思わず気合で、相場に入ってしまうことはありませんか。
あるいは、ここは引きつけてと思いつつも、
しびれを切らせて相場に入ってしまうことはありませんか。
そして、相場に入って見て、
相場の中の様子が見えてきて、
これは早まったと思うことはありませんか。
どれも、私が実際に経験したことです。
そして、つくづく思うことは、
なぜ待てなかったのかということです。
たぶん、
逸る気持ちを抑えられなかったということだと思います。
しかし、
そのために、余分な苦しさを味わうことになります。
よく分からない時は、
何しろ動かないことです。
酒田五法の本田宗久翁も次のように語っています。
「機の熟するまで待つに仁(忍耐の心)こそ肝要」
<講師プロフィール>
水上紀行(みずかみ のりゆき)
バーニャマーケットフォーカスト代表。
1978年三和銀行(現・三菱UFJ銀行)に入行。
1983年よりロンドンや東京、ニューヨークで為替ディーラーとして活躍。
東京外国為替市場で「三和の水上」の名を轟かせる。
1995年より外資系銀行において為替ディーラー及び外国為替部長などの要職を経て、
現在は、外国為替ストラテジストとして雑誌、テレビ、ラジオなどで活躍中
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