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5分でわかる先物取引の話

From 小次郎講師

自宅の書斎より……

こんにちは。
小次郎講師です。

西日本の台風、
そして、北海道の地震……
誰も予想していない災害が、
今年は頻発しています。

まずは、
被害に遭われたすべての方に、
心よりお見舞い申し上げます。

私は常々、
「予想はよそう」というように、
根拠のない予想に頼り、
行動を起こす危険性についてお話してきました。

ますます、
その思いを強くした次第です。

そして、
予想もできないことがたくさん起こるからこそ、
「根拠を持って不測の事態に備えること」
が大事になります。

今日はその手段の1つとして、
先物取引についてご紹介させてください。

先物取引とは?

先物取引とは

  • 将来のある時点で
  • 特定のものを
  • あらかじめ約束した値段で
  • 売買する約束をすること

です。

つまり、契約をした時点では、
実際に金銭のやりとりは行いません。

約束を果たしたとき=決済するときに、
あらかじめ決めた値段と、
実際の売買価格の差額のやりとりをします(差金決済)。

例を使って考えてみましょう

先物取引では、日経平均株価も売買することができます。

例えば、「日経平均株価を22,500円で3か月後に買う」と
いう約束をした、と考えてみましょう。

3か月後に日経平均株価が23,000円に上がっていれば、
差額の500円が利益として手に入るのです。

でも、仮に22,000円に下がっていたら、
差額の500円は損失になってしまいます。

ここで、皆さんにちょっと視点を変えてほしいのです。
買う約束をした場合、金額が下がったら損をします。

ということは、売る約束をした場合は、
金額が上がったら……得しませんか?

さっきの例を使うと、
「日経平均株価を22,500円で3か月後に売る」という約束をした、と考えましょう。

3か月後に日経平均株価が22,000円に下がっていたら、
差額分は利益になります。

つまり、相場が下落している状況でも、
やり方次第で利益が出せるのです。

「なくなってもいいお金」が基本

ここまで読んでいただければ、先物取引の大まかな仕組みがお分かりいただけたかと思います。
先物取引に対しては

  • よくわからない
  • 怖い
  • 難しい

というイメージをお持ちの方が多いかもしれません。

事実、インターネットを見ていると、
先物取引で失敗した方の体験談も出てきますから。

しかし、その体験談のほとんどが「1か月分の収入をすべて投資につぎ込んだ」など、
明らかに無茶なやり方が原因で失敗しているものばかりです。

株でもFXでも同じことが言えますが、
投資は「なくなってもいいお金」でやる、という基本を忘れないでくださいね。

 
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