日本だけを見てたら気付かない世界経済の実情
From:戸松信博
自宅デスクより、、、
少し、遅くなりましたが…
明けましておめでとうございます(^^)/
今年もどうぞよろしくお願いします!!
さて、
日本市場は4日に大発会を迎えましたが、
大幅下落となった日経平均株価は2万円台を割り込みました。
この原因については、投資の学校さんで開講している
私の会員制コミュニティ「賢者の日本株」のメンバーさんには
4日の夕方に速報ビデオでお伝えしたのですが、
日本市場が休み中に大幅な円高となったことや、
ダウが3日に660ドル安となり、またアップルショックが起きたこと、
その結果、一時は773円安まで下がる場面が発生しました。
日本は年末とお正月休みがあるため、
大幅安となった大発会のみを見て、
今年は悪いスタートとなったような気がしますが、
米国市場は1月1日の元旦以外は通常取引であり、
年末年始を挟んだ先週は4日間の取引を見ると、
実は、中国・香港や米国市場は良いスタートを切ったと思えるくらいです。
昨日は日本市場も大幅反発となり、
日経平均株価は2万円台を回復してきて
年明けから相場は動きを見せています。
そこで今日は、
日経平均株価の動きに大きな影響を及ぼしている
米国市場の年末年始の相場状況についてお話したいと思います。
相場変動には必ず理由があります。
当然、今回の米国株の乱高下も日経平均株価の乱高下にも理由があります。
その要因となった、年末年始の米国市場をしっかりと見ていきたいと思います。
米国株は大場高でフォロースルーを完成、上昇転換へ
クリスマスイブ(12月24日)に大幅下落で安値を付けた米国株は、
その後上昇転換へ向けて着実な足取りを見せています。
ナスダックで流れを見て行くと、
まずクリスマス休暇後の26日に+5.84%高と大幅反発し、
その後も1月2日までに小幅に5連騰しました。
唯一下げた1月3日は▲3.04%安で、
この日はダウが660ドルも下げるなど、
アップルの業績見通し下方修正が関連株を巻き込んで市場を冷やしました。
東証の大発会はこの大幅下落に反応した形です。
しかし、アップルの業績が減速することは、
すでに11月初めの開示からおよそ想像の付くもので、
中国で販売不振となることを織り込んでここまで大きく下がってきました。
悪くなると予想されていたものに改めて確認が入った形であり、
材料としては十分消化された古いニュースと言えます。
指数も大きく下げたといえ、クリスマスイブの安値を十分上回っていました。
そして1月4日(金)は予想を大幅に超える強い雇用統計と、
FRBが(利上げ打ち止めを視野に)柔軟な姿勢を示したことから、
マーケットは前日の下げ幅を上回る力強い上昇で返しました。
この日は年末に下げた銀行株や小型株も一斉に大幅上昇し、
前日に10%下げたアップル株も4%以上反発しました。
また、米中の通商協議が1月7~8日に
北京で再開されるとのニュースも入っており、
4日の中国本土市場や香港ハンセン指数は
2%を超える上げ幅ともなっています。
現状日本株だけが出遅れている様子であり、
安全資産として値を上げてきた金価格は、
週間では小幅に上げていますが、
リスクオンとなった4日に大幅反落しています。
下げの続いた原油価格も週間6%近い大幅反発です。
世界経済の中心は間違いなく米国経済です。
その米国市場の動きが大きな影響力があることを
改めて痛感する値動きだったかと思います。
小難しく感じるかもしれませんが、
ポイントとなるニュースや経済指標を抑えていれば
米国をはじめグローバル市場の様子も理解することができます。
ぜひ、苦手意識を持たずに
グローバル市場にも目を向けて頂ければと思います。
それでは、また来週お会いしましょう!
今日も最後までお読みいただきありがとうございました(^^)/
―戸松信博
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