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相場をシンプルにすればするほど…(F)

「投資の学校」浅野敏郎
From 新宿オフィスの編集室より

 
前回のブログEでは、
パターン分析王道の一翼をになう
かの有名なWトップやWボトムも、

波動で考えると「単なる揉み合い」の
ブレークアウトであることが判りました。

今回も
パターン分析のやはり王道である
「三角保合い」というパターン
(英語ではトライアングルまたはペナント等)
について、同じく波動で考えてみましょう。

——————————————-

おはようございます。
今週も早や金曜日がやって参りました。

寒暖の差が激しい日々が続きますが、
考えてみればまだ2月…
暖かい方が異常なのですが、

その暖かさで梅や桃、早咲きの桜までもが
例年に比べて相当早く
咲き始めているようですね。

 
コロナウィルスのCOVID-19を
インフルエンザウィルスと類似していると仮定し、

乾燥と寒さが緩めば、ウィルスの活動力も低下する
という理解が広がっているようですが、

あくまで仮定上の話ですし、
2019年は1年中、夏でさえも、
インフルザが発症していた事を思い出し、
目論見通りうまくゆけば良いのだが…
と思っています。

何としても東京オリンピックまでに
安全信号が点ることを願っています。

——————————————–

さて、本題に入る前に、
Wのフォーメーションは単なる揉み合い
と言った流れで、少し補足しようかと思います。

VとWの間にあるものは…

既に、行って来い相場は揉み合いの基本
ということもお話しましたがそれは、
1点の転換点、つまり
上げて(下げて)来た相場が
1点目の反転で
そのまま全部戻した(押し切った)場合でした。

Wの場合は、
3点の転換点、つまり
上げて(下げて)来た相場が
1点目で反転して、押し目(戻し)をつけ、
2点目の順転で再度、高値(安値)を試し、
3点目で2度目の反転をしたまま
相場が伸びてしまったケースです。

では、2点の転換点だとどうなるでしょう??

 
上げて(下げて)来た相場が
1点目で反転して、押し目(戻し)をつけ、
2点目の順転が高値(安値)を更新して
そのまま伸びてしまった相場・・・つまり、
N波動そのものですね。

この場合はNが決まる瞬間こそが
ブレークポイントになり、
あまりネックラインとは言わないものの、
それにあたる直近の高値や安値の更新がまさに、
揉み合い放れだというわけです。

 
言いたかったことは、揉み合いの波動が、
(均衡表では中間波動といいます)
奇数の転換で放れれば反転
偶数の転換で放れれば継続
ただそれだけのことで、

揉み合い中の波動が幾つあっても基本は、
放れた方に方向性を見出そうという試みだ、
と理解すれば、

ダブルだの、トリプルだのと、
1対1でその意味を覚える必要はないということです。

三角保合いの場合…

少し勿体ぶってしまいましたが、
今回ひも解く予定の三角保合いの捉え方として、

上値トレンド線と下値トレンド線を引いたとき、
時間経過とともに両線が近づくような値動き
というのが一般的です。

 
ここでよく問題になるのが、
どのようにトレンド線を引くかで
ブレークポイントが異なる・・・
ということでしたが、

少し乱暴な言い方をすれば、
保合いを作る前の波動から
最初(或いは最大)の押しや戻しの高値安値を、
越えられていないから、
三角状に揉み合っただけのこと
と言えないでしょうか??

例えば、
ドル円相場で最安値から立ち直った局面ですと、

A-Bが最初の波動(第1波動)であることは
皆が認めることだとは思いますが、
B-Cが最初かつ最大の押し目(第2波動)ですね。

つまり、
B-Cの第2波動が決まって以降は、
底辺となるBとCどちらも超えていないから、
この間で三角状に揉み合っているとも言え、

ならば揉み合いである以上、
この間の値動きは無視できることになり、
結果的にダマシなどに振り回されて
小刻みな損失を計上しなくて済もうというものです。

確かに幾つかの問題点、例えば
Bからの上値トレンド線を上抜けるタイミングP1や
高値Bを最初に越えたP2以降の対処
そもそもB-Cという10円のゾーンを無視できるか
などがあります。

10円幅を無視するのか?

問題への対処方法などについては
いずれお話する機会があるとは思いますが、

確かに10円幅のゾーンを無視するのは、
実際の相場では考えにくいとは思います。

だとしても、もし…「バカバカしい!」
と思われた方がおいででしたら、
改めて問いたいと思うのですが、

例えばこのチャートが5分足で、
B-Cが15銭だとしたらどうでしょう?

 
それならB-Cを無視できますか?
ダマシを覚悟にP1でも入りますか?
P2を耐え抜き、これをダマシとは言いませんか?

 
もちろん損切を考えた場合、値幅は重要ですし、
10銭の逆行は耐えられても
3円の逆行は耐えられないのも事実です。

しかし、だからと言って
もし足によって戦略が変わるのであれば、
既に話はチャート分析からカネの問題
にすり替わっていて論外であり、

相場の値動きを波動として、
シンプルにそぎ落とせば落とすほど、
ブレークアウトしかエントリーポイントがなく、

まずはB-Cの間を無視、
つまり究極を言ってしまうと今回お話ししてきた様に、
「第2波動とその間は全ては揉み合い」
という結論しか残らないのであります。

 
ここまで、まず揉み合いから説明を始めたのは、
まさしくこれが根拠になっているのですが、

ただ、それでも例外があるため、
その対処のために更なる経験を積むべく
日々精進しているのが現状である中、

100%が無い以上は恐らく
学びには終わりがないと言うことなのでしょうね。

では次回からは少しずつ、
揉み合いのお話から方向性を示す波動について
追ってみようと思います。

 
 
浅野敏郎
P.S.
揉み合いの研究話を続けるようになってから
コメントがめっきり減ってしまいました。
やはり、揉み合いの話はつまらないですかね??

何でも構いませんので、何か一言添えていただけると
大変嬉しく思います。

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  • コメント ( 10 )

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  1. 関 恵一

    いつも楽しみにしています。ものの考え方、視点など大変参考になります。今後もどうぞよろしくお願いいたします。コメントが少ないとのことでしたので、初めてコメントしました。

    • 浅野敏郎

      関 恵一 様、

      コメント、真にありがとうございます。
      何か催促してしまったようで(実際、してましたね)
      恐縮でございます。

      本当にこの一言でも救われるのです…
      来週も頑張る力が湧いてまいりましたので、
      また、頑張ります。

      今後とも是非、よろしくお願い申し上げます。

      浅野敏郎

  2. 損又義

    BC間の値幅が広い場合、
    P2でエントリーしてBを割り込み超短期的にでも下落が速いと、
    怖くて損切ってしまいます。

    • 浅野敏郎

      損又義 様、

      コメントをありがとうございました。
      催促してしまい、恐縮です。
      そして、ニックネームは最高でした…

      さて、このブレークの件に関して、
      いずれ本文で触れる予定ですがポイントは、
      ・Bの超え方がどうだったか。
      ・Bを超えてどの程度、値幅がでたか。
      ・第1波動のBに近い終盤の上昇はどうだっか。

      によって、待てるか待てないかが概ね決まってくる・・・
      というか、
      もう一段の上昇余力があるかないかを、
      これらで判断するイメージです。

      もちろん、Bを超えた後にBを強く割り込む動きは、
      余力がないことを示す典型的な例だと考えていますので、
      やはり一度は抜ける(スクエアにする)のが基本だと
      私も思います。

      実際の相場での当時、
      B超えから再度割り込む局面で私は、
      しっかりとハマっておりました…(苦笑)

      問題は最近の、特にFXの短期足では、
      恣意的にこうした動きを作っている可能性もあり、
      厄介なところではありますが、

      敵(もしかするとAIかも知れない印象ですが…)も必死で、
      高値安値を超えた後、フォローが無いようなら
      速攻でひっくり返しているはずですから、
      どうしてもそんな動きになってしまうのも仕方ないところです。

      相場が本当に放れるときは放れますから、
      ある意味でやり続けるしかないのですが、
      それでも、ブレークアウトに徹すれば、
      自然と売買頻度は減り、
      無駄射ちによる資金ロスも、ずいぶんと減るはず…
      と考えます。

      それでは、またのコメントを是非、お待ちしております。

      浅野敏郎

  3. 田中 忠夫

    有難うございます。興味一杯です、がコメント送信をサボって失礼しました。
    N波動も、Wフォーメーションも、三角持合いも同じナイフで分析されたことに感謝です。
    エントリーポイントはブレイクアウトと、同じ位置でブレイクしない(上昇なら反落)場合と考えますので、考えの整理に自信ができました。
    次回を楽しみにしています。

    • 浅野敏郎

      田中 忠夫 様、

      コメントを有難うございました。
      失礼…など、とんでもございません。

      お役に立てている模様で、感激致しました。

      おっしゃる通り、
      相場は上げか下げか、ではなく
      上げまたは下げー揉み合いー下げか上げー揉み合いー下げか上げ
      の繰り返しだと捉えれば、

      上げか下げのトレンドの前には必ず、揉み合いがあり、
      揉み合いを放れるポイント(ブレークポイント)こそが、
      トレンドの起点に立てるチャンスなのですよね。

      揉み合い無き上げや下げは…
      トライアングル中の各ピーク、トリプルやWの転換点、N波動の2転換点
      そのものでもある、ということにならざるを得ないのです。

      フラクタル…ということになりますが、
      永遠のテーマですね。

      ではまた、コメントを楽しみにお待ちしております。

      浅野敏郎

  4. 成田善彦

    もし足によって戦略が変わるのであれば、
    既に話はチャート分析からカネの問題
    にすり替わっていて論外であり、

    この文章が刺さりました。そうならないよう肝に銘じ、日々精進いたします。

    3月の矢口塾参加できませんが、次回はまたお世話になります。よろしくお願い致します。

    • 浅野敏郎

      成田善彦 様、

      コメント、有難うございます。

      論外の話…書いておいて気が引けるのですが、
      自分もしばしば、こうなります…

      動かない相場で無理くり短期足で売買すると、
      陥りやすい気がします。

      現役のころは、
      意識しなくても値動きを暗記できていたものですが、
      最近はどうしても雑になりがちで、
      矢口先生いわく、の、
      「緊張感が足りない」のかも知れません。

      3月の矢口塾の件、かしこまりました。
      まだしばらく時間があり、
      それまでにCOVID19の拡散状況に対して
      何らかの結論が出ていると良いのですが・・・。

      4月度にはお目にかかれますことを楽しみにしております。
      ではまたのコメントも是非、宜しくお願い致します。

      浅野敏郎

  5. PP3

     確かに地味な話であり一度読んだだけではスッと頭に入らず、すぐにはコメントし難いのはあるかもしれません。しかし、いろんな波動の見方があるという意味で自分なりに納得できるまで何回も読ませて頂いています。次回も期待しています。

    • 浅野敏郎

      PP3様、

      コメントありがとうございます。

      逐一、詳細な画像などをはめ込めばもう少しは…
      といつも考えてはいるのですが時間がないせいにして
      なかなか納得がいくまでのものを実現できません…。

      どうしてもフラクタルと表裏一体の、
      一種、禅問答のようなところがあり、
      また、あまり聞きなれないアプローチ(かなり均衡表のお話に近いのですが)
      かもしれない点や、私の文章表現力にも限界があるなど、

      初見では理解しにくいかと思います。

      それでも繰り返しお読みいただいている点は心より嬉しく、
      やりがいを感じさせていただきました。
      もしどうしてもある1点が理解できない様な場合、

      ご質問頂ければ今一度、解説してみますので、
      そうすれば疑問消えてつながる可能性もあり、
      府にお落ちていただける確率も上がるかも知れません。
      その際は、ご遠慮なくお聞かせください。

      来週も頑張りマス!

      ではまた、コメントをお待ちしております。

      浅野敏郎

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