(水上紀行)相場の天底
こんばんは。
投資の学校プレミアム講師の水上紀行です。
「相場の天底は、人智では推し量れないもの」
とされます。
私自身の経験からすると、
次のような時が天底になることが多いように思っています。
天井の場合、上げが止まらず、どこまで上げるのかが見えなくなった時、
底の場合は、下げが止まらず、どこまで下がるのかわからなくった時です。
こうした先が見えない状況は、
アゲンスト(不利)のポジションを持っているマーケット参加者にとっては、
恐怖を感じる時であり、
やむなくポジションを投げるのを決意する瞬間だと思います。
このことは、自分ひとりが感じるだけではなく、
多くのマーケット参加者がほぼ同時に同様の恐怖を感じることになり、
ロスカットが集中することになります。
そして、ロスカットが集中したことで、
アゲンストのポジションが急速に解消します。
ロスカットの集中によって、マーケットには下げを取ろうとするショート筋、
あるいは上げを取ろうとしたロング筋ばかりが残るため、
反転する力を持つことになります。
したがい、天底が見えなくなった時が、
天底になると見ておいて良いように思います。
また、天井付近で新規に売りたい、
あるいは底のあたりで買いたいという願望はあると思われます。
しかし、それこそ、
「相場の天底は、人智では推し量れないもの」ですので、
あまり高値売り、安値買いに固執しないことが良いように思います。
<講師プロフィール>
水上紀行(みずかみ のりゆき)
バーニャマーケットフォーカスト代表。
1978年三和銀行(現・三菱UFJ銀行)に入行。
1983年よりロンドンや東京、ニューヨークで為替ディーラーとして活躍。
東京外国為替市場で「三和の水上」の名を轟かせる。
1995年より外資系銀行において為替ディーラー及び外国為替部長などの要職を経て、
現在は、外国為替ストラテジストとして雑誌、テレビ、ラジオなどで活躍中
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【1】レーザーテック(6920)
株価(終値):23,900
日付:1月28日
売買代金(千円):247,845,800
【2】信越化学(4063)
株価(終値):18,995
日付:1月28日
売買代金(千円):49,225,740
【3】アドバンテスト(6857)
株価(終値):9,170
日付:1月28日
売買代金(千円):42,102,560
【4】富士通(6702)
株価(終値):15,165
日付:1月28日
売買代金(千円):33,276,920
【5】キャノン(7751)
株価(終値):2,694
日付:1月28日
売買代金(千円):20,980,850
*ランキングは売買代金の
総額に基づく順位を示したものです。
*この銘柄一覧は、
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