トレーダーにとってのファンダメンタルズ分析
こんばんは。
水上紀行です。
私もそうでしたが、テクニカル分析は、
ファンダメンタルズ分析よりとっつきが良くまたわかりやすいことから、
一般に普及していますが、
相場を総合的に分析する上では、
やはりファンダメンタルズ分析からのアプローチも大変重要です。
為替における一般的なファンダメンタルズ分析とは、
発表される対象国の経済指標から、
その国の景気動向や雇用情勢、物価の状況、
あるいはもっと広義では
金融政策や政治状況を分析することで、
対象国通貨が今後どのように推移するかを予測することです。
こう聞けば確かに、
ファンダメンタルズ分析に面倒で難解な印象受けることと思います。
しかし、上記のファンダメンタルズ分析のアプローチの仕方は、
エコノミストとしての分析法であって、
トレーディングによって利益を追求するトレーダーにとしての分析法とは違います。
トレーダーにとってのファンダメンタルズ分析は、
各種経済指標や金融政策の発表などに向けて、
事前にマーケットがどのような結果を求めていて、
そのためにその時点でどのようなポジションを
マーケットの大勢が持っているかということを推測することに力点が置かれます。
発表された経済指標や金融政策の内容を深く分析することよりも、
たとえば、米雇用統計の非農業部門就業者数の予想値と
実際値の違いはどれぐらいあって、
それはマーケットの大勢の期待に応えるものだったのか
あるいはマーケットを失望させるものだったのかを判断し、
売るか買うか様子見するかを決定します。
また、その国の中央銀行の金融政策決定会合において、
金融政策を変更したか据置いたかという決定を確認することで、
マーケットがどのような反応をするかを予測し、
売るか買うか様子見するかを決定します。
つまり、経済指標等の発表によって、マーケットの大勢が、
どのような行動に出るかを事前に予測し利益につなげることが、
トレーダーにとってのファンダメンタルズ分析です。
知的推理ゲームと思えば、
なかなかおもしろいものですし、
またテクニカル分析によって予測される相場見通しを
ファンダメンタルズ分析によって補強することが可能です。
ファンダメンタルズ分析への取っ掛かりは、
まずは、新聞やネットで、今、なにがマーケットで話題になっているのかを
知ることから始めることをお勧めします。
そして、次の段階で、経済指標の予想に対して結果がどうで、
それに対して、マーケットがどのように反応したかをチェックする習慣をつけ、
さらに自分なりにマーケットの反応を推理し、
実際にトレーディングしてみることです。
<講師プロフィール>
水上紀行(みずかみ のりゆき)
バーニャマーケットフォーカスト代表。
1978年三和銀行(現・三菱UFJ銀行)に入行。
1983年よりロンドンや東京、ニューヨークで為替ディーラーとして活躍。
東京外国為替市場で「三和の水上」の名を轟かせる。
1995年より外資系銀行において為替ディーラー及び外国為替部長などの要職を経て、
現在は、外国為替ストラテジストとして雑誌、テレビ、ラジオなどで活躍中
本日の出来高急増銘柄
※上昇銘柄の推奨などではありません。
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売買の際には、ご自身でチャート分析、
ファンダメンタルズ分析を行っていただき、
売買をする際には自己責任にてお願いします。
【1】オリックス(8591)
株価(終値):2,484
日付:4月1日
売買代金(千円):64,169,930
【2】東芝(6502)
株価(終値):4,950
日付:4月1日
売買代金(千円):24,654,170
【3】ニトリホールディングス(9843)
株価(終値):15,450
日付:4月1日
売買代金(千円):19,191,250
【4】HENNGE(4475)
株価(終値):1,102
日付:4月1日
売買代金(千円):14,776,110
【5】ユニ・チヤ-ム(8113)
株価(終値):4,505
日付:4月1日
売買代金(千円):12,127,760
*ランキングは売買代金の
総額に基づく順位を示したものです。
*この銘柄一覧は、
特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。
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