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重要な米国の経済指標とは

こんばんは。
投資の学校事務局の落合です。

先週の金曜日は
雇用統計が発表されましたね!

経済指標とは各国の雇用状況や景気が
どうなっているのかを判断する
「国の体温計」のようなものです。

雇用統計や景況感、政策金利、個人消費に関する
指標をまとめて「経済指標」と呼び、
投資家にとって欠かせない情報になります。

特に米国の経済指標は
基軸通貨ドルの動きに直接かかわってきますので、
知識を蓄えておくと取引にとっても役立つでしょう。

また、FX取引を始める前に
米経済指標の発表予定を必ずチェックすると
突然のチャートの変動に冷静に対処できるようになります。

そこで今回はアメリカの重要な経済指標について
5つご紹介していきたいと思います^^

1.雇用統計
発表時期:毎月第1金曜日

発表される経済指標の中で
最も注目されている経済指標が
「非農業部門雇用者数(通称:雇用統計)」です。

リーマンショックから景気が悪化し、
米国の景気がどのような状況なのかを
客観的に判断するときに欠かせない指標になりました。

2.政策金利発表(FOMC後発表)
発表時期:年8回

雇用統計のほかにも、
金利政策についても関心が高まっています。

政策金利とは中央銀行が一般銀行に
お金を貸し出す時の金利のことです。

金利が低いとお金が市場に流れやすくなり、
景気回復のきっかけとなる一方で、
金利を引き上げると市場にお金が流れにくくなり、
景気過熱を抑える働きをします。

FOMCの後に開催されるFRB議長の記者会見では
金利政策の見通しを判断するうえでとても重要です。

日本では深夜に記者会見となるので
ポジションを保有している際は
注意してみてください。

3.小売売上高(自動車関連除く)
発表時期:毎月第2週

どこの国でも、個人消費の動向は
国の景気を把握するときに欠かせません。

この経済指標は小売業者にアンケートを取り
実体経済の動向を見るための指標です。

スーパーなどの国民の生活に
密接に関係している小売業の実態を知れば
景気回復の効果が実際に国民全体に広がっているかが分かります。

4.中古住宅販売件数
発表時期:毎月25日

中古住宅の販売件数は
アメリカの景気と密接に関係しており、
雇用情勢や金利、景況感などが反映されやすいのが特徴です。

とくにアメリカでは2009年のリーマンショックが
サブプライムローン問題によって引き起こされたという過去があるので
投資家もこの指標に注目しています。

5.ISM景況感指数
発表時期:製造業は毎月第1営業日
     非製造業は毎月第3営業日

300社以上の企業にアンケートし、
得られた回答からアメリカの景況感を算出します。

景況感指数50以上→景気拡大
景況感指数50以下→景気後退

ISM景況感指数は製造業と非製造業の2つに分かれており、
どちらも米国景気の先行指標として注目されています。

以上が、
アメリカの注目すべき5つの経済指標でした。

世界各国で数えきれないぐらいの指標が発表されていますが
上記に挙げた重要な経済指標を
取引を始める前にチェックしておくと予め備えられます。

世界の経済状況を知る上でも役立ちますので
興味のある指標は是非調べてみてください!

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