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チャートで相場を見る期間は決めるべき?

こんばんは、浅野敏郎です。
以前に、チャートをPC画面に表示させる際に、
足の数や表示期間はどのくらいが適切か?
という疑問を投げかけられました。

確かに初心者の方が、
時間経過を表す横軸を過去にさかのぼる場合、
無限に見えるデータをどこかで区切らないと、
取りつく島もないと感じてしまう気持ちも理解できますが、

せっかく沢山のデータがあり、
場合によっては精度を高めることも可能なのにも関わらず、
わざわざ目先だけのデータに限定して、視野を狭める必要ってあるのでしょうか。

例えばもし、
あなたがスキャルピングのような超短期取引を主眼に置いているなら、
目先の値動きだけで十分かも知れません。

つまりそこには、
トレンドや波動といった考えは殆ど関係なく、
瞬間的な上げ下げの強弱だけを感じ取り、薄利が取れれば成立する手法だからですね。

極端に言ってしまえば、
1本前の足があれば不可能ではありません。

ただし、そのためには、細微な違いがキッチリと確認できる必要があり、
逆に、限られた表示域に沢山の足を表示するとチャートが潰れてしまい、
細かい確認ができないという弊害が出るかも知れませんね。

一方で、
相場取引でしっかりと利益を上げるためには、

トレンドや波動が重要である
という考え方が今のところ主流である中で、

1時間足を例にとっても、
240本の10日間という目先の値動きだけで
一体どんなトレンドが捉えられるのか、
非常に疑問であると言わざるを得ません。

確かに短期トレードを想定すれば、

「10日間が目先?寝ぼけてんの??」

という方も少なからずおいででしょう。

このズレが生じる理由は、
トレンドとして把握する際の時間軸が、
人それぞれ違うからだと思うのですが、

それでもなお、
出来るだけ長期間のチャートを確認すること
をお勧めしたいのは、

もしかするとあと10本過去に
途方もないレジスタンスがあったとも限らず、
それを認識していなかったばかりに、
直近の上昇トレンドに乗せられて
高値を掴まされては、
悔やんでも悔やみきれないと思います。

確かに損切りさえしっかりと設定しておけば
それはそれ

と割り切れる場合もあるのかも知れませんが、
値動きそのものは、
1分足でも1時間足でも日足でも週足でも同じで、

ただ分析の都合で切り分けたに過ぎないとすれば、
上位足を確認するだけでも優位な情報が得られる
可能性も高まり、
それが精度に直結する場合もあるでしょう。

また、短期足を使ってトレードをする場合、
注視している範囲はどうしても狭くなり、
その分、揉み合い相場に巻き込まれるリスクも
増えてしまいます。

「買ったら下がり、売ったら上がる」というのは
まさにその典型でもあり、

上位足で見てみると1本前の半値位置にできた
小さなコマ足の中をもがいていただけだった…
という場合も良くある話です。

浅野敏郎

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