ロウソク足を実体で見る
こんばんは、
水上紀行です。
ロウソク足チャートは、非常に良く出来ていて、
私にとっては無くてはならないチャートです。
しかし、結構、
このロウソク足の見方で一般的に認識されていないことがあります。
それは、「ロウソク足を実体で見る」ということです。
実体とは、ロウソク足の寄り付きと引け値の間の太い部分、
つまりロウソクの本体部分です。
一般的には、この実体ではなく、
寄り付きあるいは引け値から高値あるいは安値までの
ヒゲの先の部分が重視されているように思われます。
ロウソク足チャートに斜めのラインを引くにしても、
ひとつ目の高値(安値)と二つ目の高値(安値)を結んで延長したラインを
レジスタンスなりサポートと見る場合が多いと思います。
そして、この斜めのラインを抜けると買いサイン
あるいは売りサインが出たと見るのが一般的だと思いますが、
私が習った限りでは、斜めのラインを引くべきところは、
実は実体のひとつ目の高値(安値)と二つ目の高値(安値)を結んで
延長したラインが重要だということです。
つまり、
日足で言えば、ニューヨークの引け値か翌日の東京の寄り付きが、斜めのラインを超すと買いサインなり売りサインなりになります。
また、斜線だけでなく、ニューヨークの引け値か東京の寄り付きの実体のある一定の期間の最高値あるいは最安値から水平に引いたラインは非常に重要で、むしろ斜線よりも意味が大きいと個人的には思っています。
水平のラインも、日足で言えば、ニューヨークの引け値か翌日の東京の寄り付きが、水平のラインを超すと買いサインなり売りサインなりになります。
以上日足を例に取りましたが、もっと短期の足でも長期の足でも、同様に有用ですので、ご覧になってみてください。
それでは、日足なら、少なくともニューヨークが引けないと買いサインなり売りサインを確認できないのか、それでは遅すぎるのではないかというご意見もあろうかと思います。
確かに、本来は、引け値あるいは次の寄り付きまで待って抵抗線を抜けたかどうかを確認することが堅実なやり方です。
しかし、引け値を確認する前に相場にエントリーしたい状況もあると思います。
言い換えれば、結局ヒゲになる(往って来い)リスクを取ってでもここは勝負に出るということですが、この場合は、自分自身が、リスクをどれだけとれるかでエントリーするかどうかが決まってきます。
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