タフは誉め言葉?
こんばんは、
水上紀行です。
タフ(tough)という言葉は、日本では、
強い体力と不屈な精神力を備えているという
前向きな意味で使うのが一般的だと思います。
しかし、英国では違うようです。
ロンドンのディーリングルームのメンバーに元気で明るくて、
気も利いて、しかも仕事ができる女性アシスタントがいました。
良く頑張っているので、ある日、彼女の頑張りを誉めようと、
「君は、本当にタフだね」と言ったところ、かなり険しい顔になり、
私のどこがタフなのかと逆に詰め寄られたことがあります。
このことから、英国人にとってタフとは、
「(性格が)きつい」という意味で使っていることがわかりました。
今の例のように、和製英語とネイティブ英語との間に、
意味が全く異なることがありますので、和製英語であるなしを調べることも必要ですが、
使うに当たっては、あらかじめ、本来の意味を知っておくことをお勧めします。
これとは別に、
日本語と英語の類似点があることもあります。
ロンドン支店のディーリングルームで、ブローカー経由で取引をしていると、
電話越しに、ちょっとアクセントが違いますが「オイオイ!」と人に声を掛けているのを聞くと、
結構似通った意味で使っている言葉もあるものだと思いました。
水上紀行
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