【2023年5月23日】江守哲のオプションコメント
こんにちは、江守哲です。
日経平均株価はきわめて強い動きになってきました。
前回のコメントで指摘していた通り、過熱感はあるものの、大相場に発展しそうな勢いになってきました。
今の状況は、前回も解説したように、逆張りでプットオプションを買う条件がそろっています。
騰落レシオは高く、空売り比率も低位です。移動平均乖離率も大きくなっています。
しかし、通常であればプットオプションを買う場面ですが、今回は違う可能性があるとしました。
プットオプションを買い続けると、損失が膨らむ可能性があるとしました。
結果的に、その通りの展開になっています。
そして、私はこれまでのセオリーとは逆に、上昇に賭けることにしました。
これは前回も解説した通りです。
16日時点でお話ししたのは、日経平均のポイントは30000円と31000円であるということです。
そして、この水準を念頭において、コールの買いと売りを検討してみるとよいとしました。
私は30000円コール買い2枚と31000円コール売り5枚、27500円プット売り5枚を組み合わせてトレードしました。
しかし、すでに31000円を超えてきましたので、いまが先物を使ってヘッジを入れています。
つまり、コール売りの売りの枚数が買いよりも多いので、その分だけ先物を買っているということです。
また、32000円でコールオプションを売っています。
ここまで上昇するようであれば、再び先物でヘッジを入れる予定です。
いまはコールオプションのプレミアムが高いので、これを売って先物でヘッジするのがよいと考えています。
しかし、まだ初心者の方は、31500円などのコールオプションの買いなどを検討されるとよいかもしれません。
ただし、急落リスクもありますので、ブルスプレッドにした方がよいでしょう。
31500円コール買いと32000円のコール売りを組み合わせるなどです。
コール売りの方は、枚数を2倍にしてもよいかもしれません。
無論、上昇し続けた場合には、先物でのヘッジも視野に入れておきます。
とにかく、いまはロングサイドでポジションを取ることが肝要でしょう。
そのためには、コールを利用することです。
プットの買いはいまは避けた方がよさそうです。
参考になれば幸いです。
なお、投資の最終判断はみなさんご自身で行ってください。
また、投資の損益はすべてみなさんに帰属いたしますので、よろしくお願いいたします。
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