【2023年10月4日】江守哲のオプションコメント
こんにちは、江守哲です。
日経平均は急落しました。11日間で2300円です。
なかなか見ることのない下げ方です。
先週発表された海外勢の売り越しは、現物・先物併せて1兆2469億円です。
これもなかなかない数値かと思います。
下げているので、投げも出ているようです。
投資家が投げ切るまでは下げるかもしれません。
今週末に米雇用統計も控えています。
FRBがタカ派スタンスを変えないため、反発のきっかけを失っているように見えます。
米金利の上昇で、ドル円は上昇し、円安が進んでいます。
それでも日本株は下げています。もはや「円安=株高ではなくなったといえます。
アベノミクスの終焉ですね。アベクロ体制の真の崩壊ともいえます。
植田日銀総裁は早く現実を直視し、マイナス金利とYCCを止めるべきでしょう。
それはともかく、日経平均は明らかに売られすぎになっています。
重要な指標を確認すれば、容易に理解できると思います。
オシレーター系指標は下げすぎを示しています。
騰落レシオの6日平均はとうとう41%台です。大底圏で出る数値です。
空売り比率も47.8%にまで上昇しています。もう少しで節目の50%です。
25日移動平均線からの乖離率は4.14%です。もう少しで節目の5%です。
これらの指標から、反発を見込んだトレードを検討したいところです。
コールオプションを仕込む場合には、11月限がよさそうですね。
コストが高くなりますが、少し上の権利行使価格でもよさそうです。
31500円が基本ですが、31750円でもよいかと思います。
いったんポジションを取ってみるのもよいでしょう。
少しタイミングが早いかもしれませんが、11月限であれば時間があります。
久しぶりに大きく戻すチャンスかもしれません。
ご自身でもぜひ検証し、検討してみてください。
なお、投資判断はご自身の責任で行ってください。
コメントありがとうございます自分は一昨日騰落レシオが41、56になったのでコールで買っていました。しかし市場があけたら急落していたので、あわてて損切りしました。一昨日ではまだ早かったのでしょうか?