【9月27日】米株上昇。ハイテク、中国関連が主導。【矢口新のラジオ配信】
■市場動向
おはようございます。
矢口新です。
プロ目線の市場動向や海外の話題をお伝えします。
アメリカ株は上昇しており、ハイテク株と中国関連株が先導しています。
市場は、中国の大型刺激策の緩和を織り込んでいるようです。S&Pと金は最高値を更新しています。
一方で、原油価格はサウジアラビアの増産により2%以上下落しています。
原油価格は低迷しており、OPECなどは需要が高まるとの見方を示していますが、逆の見方も増えています。気候変動への対処が求められる中、AIによる電力需要が膨大であることが予想されています。
例えば、マイクロソフトはアメリカの3マイル原発の再稼働を電力会社と協議しています。
しかし、AIは電力需要がある一方で、風力発電にはあまり投資しないという状況があり、風力発電の大手が嘆いているという話もあります。
■仮想通貨
もう一つ、仮想通貨業界が企業献金の4割以上を占めているということを昨日お伝えしました。
SECのゲンスラー委員長は議会の公聴会で議員たちから厳しい非難を受けています。
一方、ブルンバーグによると、FTCの委員長の解任を求める圧力がかかっているとのことです。
これは、ハリス候補の大口献金者が関与しているようです。これを見ると、トランプかハリスかという選択は、結局どちらが多くの資金を集めたかに帰着することがわかります。
■民主主義の弱点と権威主義国の関係
このような状況は、日本にも似たような宗教団体が存在することからも見受けられます。
結局、民主主義の弱点が浮き彫りになっています。
もちろん、権威主義国の状況はひどいものですが、私たち庶民は自分自身を守るしかないということを痛感させられる政治情勢が続いています。
今週の市場は、依然として予想資金が豊富で、9兆ドルが基本的にあまり減っていない状況です。
何を買うかが重要で、株は比較的軽く、他の資産に比べて上昇しやすい傾向があります。この状況はまだ続くと見ています。
ありがとうございました。また来週お会いしましょう。
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9月27日の注目の経済指標
・8月個人消費支出(PCEデフレーター)(前年同月比)(21:30)
・8月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前月比)(21:30)
・8月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前年同月比)(21:30)
・7月月次国内総生産(GDP)(前月比)(21:30)
前日終値
・日経平均:38,925.63
・USD/JPY:144.82
・EUR/JPY:161.82
・GBP/JPY:192.827
・AUD/JPY:98.646
・ZAR/JPY:8.281
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