【10月10日】米株上昇。ダウなど最高値更新。【矢口新のラジオ配信】
■アメリカ株の動向
おはようございます。矢口新です。
プロ目線の資料をもとに、海外の話題などをお伝えします。
アメリカ株は上昇しており、S&P500とダウ平均は再び最高値を更新しました。
その理由についてですが、今晩発表される消費者物価指数が前回よりも0.1ポイントまたは0.2ポイント程度下がるとの期待が寄せられていることが挙げられます。
ただし、具体的な数値はまだ報じられていません。
また、企業収益への期待も高まっており、投資家たちが積極的に買いに出ている様子が見受けられます。
つまり、何が何でも買いたいという意欲が強く、株式市場は依然として堅調であると言えるでしょう。
それだけの資金が市場に流入していることも要因の一つでしょう。
■再保険会社の政治的対立
次に、ロイズに関するお話です。
再保険とは、保険会社が他の保険会社に対してかける保険であり、最終的な拠り所とも言える存在です。
しかし、現在、政学的な対立が影響し、世界経済に5年間で14.5兆ドルの損害を与える可能性があると報じられています。
具体的には、世界の貿易の80%以上が海上輸送に依存しているため、ホルムズ海峡や航海における地政学的リスクが損害を拡大させる要因となっています。
特に、中東においては緊張が高まっており、イスラエルがイランなどに対して攻撃を続けている状況が続いています。
イランはアメリカがイスラエルを支援しているため、忍耐を強いられている状態です。
この状況が数年にわたり続いており、今後の展開が懸念されます。
■中東の情勢(イランと周辺国の関係)
中東では、周辺国がイラン寄りになっていることが伺えます。
イスラエルの攻撃が続く中、イランが我慢し続けるというのも一つのシナリオですが、それだけでは済まない可能性もあります。
また、最近公開された映画「シビルウォー」では、内戦がどのようなものかをジャーナリストの視点から描いており、興味深い作品となっています。
現実に、世界中で同様の状況が見られることを考えると、注目に値する問題だと思います。
ありがとうございます。
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10月10日の注目の経済指標
・欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨(20:30)
・9月消費者物価指数(CPI)(前月比)(21:30)
・9月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)(21:30)
・9月消費者物価指数(CPIコア指数)(前月比)(21:30)
前日終値
・日経平均:38,937.54
・USD/JPY:149.17
・EUR/JPY:158.78
・GBP/JPY:192.827
・AUD/JPY:98.646
・ZAR/JPY:8.281
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