リスクの高いスルーザフィギャー
こんばんは、
水上紀行です。
私は、スルーザフィギャー(through the figure)という
経済指標・イベントなどの発表をまたいで
ポジションを持つことは、極力避け、
結果が出てから流れに乗るようにしています。
なぜなら、スルーザフィギャーは、
リスクが高過ぎるためです。
しかし、これが相場を張ることだと、勘違いしている方が多いです。
そして、直前にポジションを持とうとするのは、
発表後の急騰急落で大きく儲けたいという願望があるからだと思います。
しかし、この方法は、思惑と逆に行く確率が、
普通に考えても五分五分で、勝ちか負けかの
丁半博打のようなポジションの張り方です。
相場の隅から隅まで取ってやれと思う気持ちも
分からないではありませんが、リスク対効果を考えると、
スルーザフィギャーはリスクが高過ぎます。
トレーディングとは、リスクが高過ぎても低過ぎても儲からないと思います。
少し多めのリスクと少し低めの確実性、
つまりリスクと確実性の割合が3対7ないし
4対6ぐらいのバランスが良いように思います。
スルーザフィギャーと同じような意味合いから言えば、
日をまたいでポジションをキャリー(持ち越す)する
オーバーナイトや週末をまたいでポジションを
キャリーするオーバーウィークエンドも、
リスクが高いことを、十分承知しておくことが必要です。

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