相場は怖くない
From:矢口 新
自宅のリビングルームより、、、
あなたは、相場に対して恐怖心はありますか?
もし、相場に恐怖心を抱いているとすれば、
それはまだ相場を理解できていないということです。
相場を知っている人は、相場を「難しい」と言います。
「怖い」ではなく、「難しい」
この感覚の違いは、小さな差のようで、実は大きな差があります。
相場で利益を狙えば、「損失」というリスクを背負うことになりますが、
相場が「怖い」と感じている人は、そのリスクが見えていない人です。
自分が今取っているリスクの大きさを把握できていないということです。
人は背後からの攻撃や、寝ている時の攻撃には、基本的に対処できませんよね。
相場に置き換えれば、それは自分が取っている利益を理解できていないと、
正しい対処ができません。また、理解していても寝ている時には対処できません。
しかし、相場のリスクは基本的に、
「見えたリスク」なのです。
リスクを目の前で起きていることだけに限定することで、
リスク管理はずっと容易になり、あとは正しい対処ができるかどうかです。
リスクが見えることで、リスクに対する恐怖心よりも
●そのリスクをどのように管理するか
●リスクを最小限に抑えるために、どのように対処するか
という考え方に変わるでしょう。
実際、適切なリスク管理をするための判断が難しいわけですが、
リスクが見えていれば、その問題をクリアするための方法を考えるようになります。
だからこそ、相場を「怖い」と感じているか、「難しい」と感じているのか、
これは大きな差だと思うのです。
難しいと感じるものは、努力次第で対処が可能です。
もちろん、すぐに完璧にできるようになるわけではありませんが、
経験を積むことで、徐々に対処の精度が高まります。
そして、相場の大敵といえば「欲と恐怖です」。
ここであなたに理解しておいてほしいのは、
「リスク限定でリターンが大きい」商品は相場には存在しません。
例えば、価格が1円上昇したとき、
買い手は1円の利益を手にして、逆に売り手は1円の損失が出ます。
つまり、相場ではリスクとリターンは同じものであり、
『値動き』こそがリスクとリターンそのものと言えます。
そのため、ポジションを持つときは、
漠然と買うのではなくチャート分析などから、
「これくらいの利益は狙えそうだ」
「ここくらいで損切りかな」
などと、具体的にリスクとリターンの大きさを思い描き、
ポジションを持たなければいけません。
具体的にイメージできなければ、
次の対処が遅れてしまうでしょう。
対処する力は、繰り返し練習し、
経験を積むことで身に付いていきます。
そのうち、自分の中で局面に合わせた対処法を選択できるようになります。
まずは、相場に対する恐怖心がある人は、
ポジションを持ったときの自分がどれだけのリスクを取っているか
きちんと把握していきましょう。
あとは、「谷越えを待って買い、山越えを待って売る」ことを徹底し、
その精度を高めていけば、リターンを狙いながら適切なリスク管理が
できるようになるでしょう。
それでは、またお会いしましょう!
―矢口 新
<編集部のおすすめ>
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「谷越えを待って買い、山越えを待って売る」。
この格言は素晴らしいです。買うにしろ売るにしろ初動を待つことに徹すれば
大きく利益を取ることができます。
それには、いろいろな指標の出現を注視して、チャートにその結果が現れてきたら
トレードをすれば良いことですね。
リスクは、ここまでなら損を覚悟しても良いというところに「損切り」を設定しておきます。
私は株を始めてまだ最近で、投資資金もまだ20万円です。
早く30万円にしてカラウリが出来るようにを、当面の目標にしています。
矢口先生の今後のご投稿を心待ちしております。
中西義一さん
コメントありがとうごいます。
目標を持って取り組まれていることは、
大変素晴らしいことだと思います。
はじめは少額で問題ありません。
「山越え・谷越え」を繰り返し確認し、
実践経験を積むことで、徐々に実力は付いてきますので。
次回以降のブログも楽しみにしていてください。
よろしくお願いします。