自分のトレードスタイルを見つけましょう
From:ニコラス・グールド
都内のトレーディングルームより、、、
今週はマーケットに大きな動きが出ました。
FOMCやアメリカと中国の関税に関する報道、
トランプ政権のマクマスター大統領補佐官の辞任など、
マーケットにインパクトのあるニュースが多い1週間でした。
金曜は日本の株式マーケット、円相場とも大きく
下げた一日となりましたね。
こうしたボラティリティのある
マーケットでのトレードは、
多くの人をアドレナリンの出る
エキサイティングな気分にさせます。
しかし、
そうした気分にさせてくれる
マーケットやトレードをあなたがどんなに好んでも、
必ずしもそれがあなたにとって、
ベストとは言えないのです。
今日は先週お話したとおり、
どうすれば自分の個性に合うトレードスタイルが
見つけられるか、そのポイントについて、
お話したいと思います。
大きく3つに分けると
1.異なる戦略を試す
2.トレード結果を記録する
3.トレード結果を検証する
この作業を繰り返すことになります。
では1つ1つご紹介していきます
1.異なる戦略を試す
もし、同じ戦略をずっと用いて、
一向に成績が向上しないのならば、
戦略を変更したほうが良いでしょう。
そして、複数の戦略を試してみてください。
どのような戦略が良いかについては、
戦略や手法は数多くありますし、
良いところもあれば欠点もあったりします。
キーポイントは自分に合うか、です。
なので、
あなたがお手本としている方のやり方や
本やブログなどで気になった方の手法を
試してみてはどうでしょうか。
ただし、初心者トレーダーに
特に気を付けて欲しいのは、
この段階で自分の資金を大きく減らしてしまう人が
後を絶たないということです。
ですから、
この、戦略を試すという段階では
デモトレードをオススメします。
この段階では利益を上げることが目的ではありません。
あくまで、多くの戦略を試すことが目的となるからです。
また、異なる戦略を試すことだけでも、
新しい知識を実践することになり、
トレーダーとしての経験値が高まることにつながります。
2.トレード結果を記録する
複数の戦略で多くのトレードをしても
記録を残さないと、その後の検証作業の精度が落ちてしまいます。
普段、数多く頻繁にトレードしているにもかかわらず
トレード記録や日誌を付けていない人は、
トレーディングの改善作業が困難になります。
トレードを記録することは、本当に面倒ですが、
トレードは仕事と捉えるべきです。
ここは我慢して、記録をとり続けましょう。
3.トレード結果を検証する
トレードを始めて間もないと
検証するといっても、
何をどうしたら良いか、分からないと思います。
ここは具体的にご説明していきます。
(1) ポジション保有期間
トレードのエントリーとエグジット時間から
ポジションをどれくらいの間、持ち続けられるかを知りましょう。
ポジションは長く保有するに従い、
潜在的な過ちの危険性が増すとも考えられます。
デイトレードでは、含み益のあるポジションが
損失に転じる前にポジションを決済するなど、
保有期間を短縮して大きな損失を被る確率を軽減します。
私たちは、戦略を実行させる上で、
正しいポジション保有期間のバランスを取る必要があります。
そうすることにより、次のチャンスが巡ってくるのです。
(2)リスク・リワードレシオ
それぞれの戦略が、異なる勝率と
リスク・リワードレシオであることを理解しましょう。
例えば、リスク・リワードレシオが
1:1の勝率70%は、短気な性格の人に向いてるといえるでしょう
一方で、忍耐強い性格の人には
リスク・リワードレシオが3:1の勝率33%の戦略が向いています。
(3)取引毎のリスク
リバーサル(逆張り)戦略は小さい利益の割に
取引毎のリスクが大きく、リスク選好型のトレーダーがこの戦略を好みます。
一方で、トレンドフォロー戦略は取引毎のリスクが小さく、
大きな利益を得る前に幾度にわたって損失を繰り返します。
どちらの戦略も適切な条件でトレードを行えば利益につながりますが、
継続して利益を上げるためには戦略に沿ったルール作りが重要となってきます。
(4)取引回数
自分の我慢強さの程度を理解してトレード戦略を選びましょう。
日中に短期戦略を繰り返して最高の結果を出すトレーダーがいる一方、
忍耐強いトレーダーは、一日に1、2回のチャンスを掴む戦略が向いています。
また、初心者はついついトレードしがちである傾向があります。
取引回数と成績も比較することで、
自分にとって適切な取引回数が見えてきます。
以上のような手順と作業を重ねていけば、
きっと自分にトレードスタイルが分かってくると思います。
個性やスキルレベルに合ったトレード戦略を
見つけて初めて継続的に収益を得る可能性が高まります。
しかし、それはそれなりの時間を要します。
収益力のあるトレーダーの多くは大きく稼ぐ前に、
デモプラットフォームでの練習や
トレードに必要な勉強にたくさんの時間を費やしてきました。
トレードに近道はありません。
マーケットに対する知識を深め、
しっかりとした基礎を磨けばトレード資金をギャンブルせずに済むのです。
今のマーケットは値動きのある魅力的なマーケットかもしれませんが、
しっかりと自分の強みやトレードスタイルというものを
認識してから、トレードをしましょう。
では、この週末もしっかりと休み、
ベストの状態で来週のマーケットに臨みましょう!
それでは、また!
-ニコラス・グールド
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