値ごろ感は本当に買いのチャンスか?
From:戸松信博
自宅デスクより、、、
おはようございます。
戸松信博です。
さて、今日は早速
先週末の日経平均の動きを分析し、
今後の日本市場に見通しについて
お話したいと思います。
が、その前に
昨日の日経平均について振り返ると
大幅下落、先週から4日続落となりました。
このような下げ基調が続くと
不安が募ってくるかもしれませんが、
目先の値動きに惑わされてはいけません。
このような時ほど、
冷静に現状を分析しなければいけません。
ということで、
今日のブログを参考にして頂ければと思います。
日経平均は値ごろ感も安値を更新中
先々週の日本株は、
下落トレンド中も薄商いで小動きと
一旦下げ止まった様子もありました。
しかし先週、出来高レベルを増して大幅安と、
再び下方向へ勢い付きました。
週間の日経平均は516円安で、
終値ベースで耐えてきた2万1千円を大きく割り込んでいます。
日本市場も米国と同じ傾向が見られます。
先々週にディフェンシブセクターが堅調だったのですが、
先週は一転して医薬、食料品、電気ガス、
水産・農林が大きく下げるなどし、総崩れとなりました。
その中で新興企業株のマザーズ市場が
+2.4%と逆行高しています。
28日(火)の日経平均は、
大きく商いを増やしながら78円高としました。
この日行われたMSCI指数採用銘柄の定期入替が
出来高に影響したものですが、
商い増を伴った上昇は4月17日以来と久々の事です。
しかし、
翌29日(水)に257円安と
大幅安でそれを打ち消し、
さらに31日(金)は商いを増やして
341円安と沈み、安値を更新しました。
一連の流れは下落トレンドが進行中であることを示します。
今期の業績予想が出そろった現在、
日経平均の予想EPSは1,771円と
ほぼ前期並みの水準です。
PERは11.6倍と低く、
値ごろ感から安値では買いも入っていたものの、
買い支え切れずに安値を更新するという流れです。
下落トレンド中は単純に値ごろ感だけから
買うべきでなく、下落の流れが続く限り、
どこまで下がるか分かるものでないと警戒すべきです。
ここで下げ止まるというラインはなく、
あくまで値動きと出来高の組み合わせから、
完全に趨勢が変わったと確信できるまで
新規の買いは抑制していくべきです。
そして、強い下落トレンドに入ってしまった場合、
次に上昇転換してもまたすぐに
再下落転換することが良く起こります。
ここまで下がったら買い、などと決めつけず、
まずは安値更新後に最初の反発を確認し、
続いて出来高を伴ったフォロースルーの上昇を確認して試し買い、
その後、再下落転換しなければ買い増しと、
流れを見ながら慎重にステップを踏んでいきます。
今日の日経平均はどうなるのか?
冷静に事実だけをウォッチして、
戦略を持って相場に臨みましょう!
―戸松信博
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