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自分からならイイけど強制はイヤかも

「「投資の学校」浅野敏郎
From 自宅の書斎より

 
ここまで数回にわたってお送りした
半値についての考察は
本号で一旦、終わりたいと思います。

「半値」は
とあるスパン(期間)の値幅
の中から引っ張ってきた、
現実的な価格の内の1つですから、

複雑な計算によって導かれた、
架空の数値であるインジケーターや
理論上の数値、という括りではなく、

どちらかと言えば、
ポイント&フィギャーや
カギ足のようなチャートそのもの
にも見えてきますね。

ということで早速、
半値を見ていく上で
知っておきたい注意点などを
考えてみたいと思います。

 
半値という捉え方は、
一目均衡表が代表的な体系理論ですが、
半値だけを考えても、

ここまでお読みいただいた方なら、
その意義の大きさが
お分かりいただけたかと思います。

————————————

おはようございます。
今週も早や金曜日がやって参りました。

確か先週の金曜早朝の時点で、
トランプ大統領のコロナ感染ニュースは
まだだったと思いますが、

あれから1週間、
ドルへの影響は限定的で、

イギリスのジョンソン首相が
感染した時のようなポンド売り
にもなりませんでした。

強いて言えば、
若干のドル安にはなりましたが、
大統領選挙本番まで
あと一か月足らずに迫る中、

それまでの間に相場の方向が出る…
などといったはかない夢は、
見ない方が良さそうです。

———————————–

逆行はなぜ起きるか

半値を追いかけるという、
いくらシンプルな方法でも、
スパン(期間)という区切りを設ける以上は、
新たに加わる足と、
スパンから外れ落ちていく足があるのは
移動平均線同様に宿命です。

 
例えば、
新たに加わる足の高値安値が、
ここ数本の高値安値に収まるような場合でも

外れる足がそれまでの高値や安値の対象
になっていた場合は、
新たな高値や安値を更新なくして
半値線の水準は動きます。

特に次のケースなどのように、
外れる足の高値や安値が、
飛び抜けて離れていた場合は、
半値線も大きく動きますので、

半値線が動く方向を鵜呑みにトレンド
として考えたり、
そのまま自動売買などに組み込むと、
大きなミスを犯すことになりますから
注意が必要です。

こうした動きを受動上昇、受動下落と言い、
移動平均線にもつきものですが、

半値線の場合は、
次に外れるのはどの高値か安値かを
前もって簡単に把握できますから、

移動平均線のように
終わってみないと分からなかったり、
一つの終値が平均値に及ぼす影響を
わざわざ計算する必要もありません。

 

受動と能動の考え方

ここまでの説明ですと、
受動的な動きは一種のデメリット
のように聞こえるかも知れませんが、

事実、半値の水準は変わっているので、
例えば受動的に下落している場合は、
下落しやすいと予測を立てることは
間違っていません。

しかし実際の値動きが逆行するのなら、
一旦はその相場を見送り、
順行し始めるまで待つことはできますし、

ポジションがある場合は一旦決済に備える
などの行動はできますね。

 
能動的に下落している場合は、
正に値動きと動きが一致している訳なので
その方向に乗るべきであることは、
このテーマの中のどこかで説明済です。

 
受動と能動のイメージを
もっとわかりやすく考えてみた場合、

先ず能動は…、

現在の価格の動きに引っ張られて
半値線も動きますから、

今までの水準には留まれない
危急なことが発生している…
と考えられます。

それが大きな災害から逃れるだったり、
相手通貨の金融政策が大転換したり、
相手国家が存亡の危機だったり、

小さい事であれば、
揉み合いで偏ったポジションが、
一気に吐き出されたり、
予想より指標が悪かったり、
等々です。

 
一方で、
現在の価格はさほど動いていないのに
受動的に変化するということは、
今すぐに動く必要は特にない半面で、
その分、
時間が経過してしまったという証になり、

新たな半値水準からどちらへ抜けるか
試されることになります。

 
もし受動下落している中で相場も下がる…
という場合は、
損失を抱えたまま、
反転を待つ時間が長過ぎたために、

痺れを切らした向きが、
渋々ロスカットをしている…
そんな状況が頭に浮かびます。

言い換えると、
能動的な変動は、
相場が熱くなっている状態を物語り、

受動的な変動は、
相場が少しずつ冷やされていく状態、

変動しない場合、つまり横ばいは、
相場が冷え切っているか、
過熱し過ぎた熱をさましている状態

という風にも考えられそうです。

 
では最後に逆行について、
例えば、半値線が下がっているのに、
相場が上がっていく場合、

何処まで相場が上がれば
下がっている半値線が下げ止まるか
或いは、
下落から上昇へ転換するか、
という価格までも、

対象の高値や安値を把握することで
予め判断できます。

単なる調整の逆行であれば、
向きを変えるまでもないとした場合、
向きが変わらないまでの逆行はあり得る…
という考え方もできます。

ですから、
相場は上げか下げか、の二通りで考えると、
ボトムを打った相場は即、上昇
と考えるしかありませんが、

半値線で考えると、
ボトムを打ったとしても、
半値線が逆に振れない限りは底値揉み合い
ということになります。

こう考えることで、
右往左往する局面は半減できる上に、

例えば、
ボトムやトップのフォーメンションに
乗ったとしても、
降りる場所を
予め想定しておくことはできますから、

落ち着いた対処もできるのではないか
と思います。

 
これまでに学習された様々な手法に
半値線の理解を加えることで、

それまで以上の閃きと正確性を、
手に入れられることを願っています。

 
浅野敏郎

P.S.
時間の都合上、
図やチャートを提示できませんでした。
是非コメントなどでお問合せいただければ、
画像を取り入れてご説明いたします。

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  • コメント ( 4 )

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  1. 中村賢二

    いいね。

    • 浅野敏郎

      ありがとうございます。
      今後ともよろしくお願い致します。

      浅野敏郎

  2. 永野道生

    おはようございます。
    毎週金曜日朝、興味深く記事を拝見させて頂いております。
    特に半値については重要性は意識していたもの、記事により理解が深まってきました。今日の記事も「半値線で考えると〜底値揉み合い」辺りは目から鱗です。是非ともチャートの還元をお願い致します。

    • 浅野敏郎

      永野道生 様、

      コメントありがとうございます。

      今週から新しいテーマに変更してしまったのですが、
      その前に気づくべきでした、申し訳ございません。

      今一度、自身の記事内容を読み込んで、次回のテーマになりそうな切り口を探し、
      チャートなどを添えて説明してみたいと存じます。

      暫くお時間の猶予を頂けますと幸いです。

      今後ともよろしくお願い致しますと共に、またのコメントをお待ちしております。

      浅野敏郎

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