短期線と長期線って同時には動かないの?
「「投資の学校」浅野敏郎
From 自宅の書斎より
ここ数週にわたって「半値線」について、
色々な角度で掘り下げてみました。
ここまで、
半値線は対象となる期間の高値・安値を
僅かでも越えるとたとえわずかでも、
必ずその方向へ動き始めること。
計算が簡単なため、
対象期間の高値と安値が判れば導けること。
対象期間の高値と安値の間で推移する
ということは、半値線は水平に推移し、
ということは、揉み合い相場だということ。
などなど、
どんな相場が上昇相場や下落相場だったか?
を考えた時、
高値を切り上げるのが上昇相場で
安値を切り下げるのが下落相場とするなら、
正に半値線を追いかけるだけで済む
ということになりませんか?
ということで、
今回は前回お約束したように、
半値線の非常に有効な別の側面を
探ってみたいと思います。
デメリットについても今回、
できれば考えてみたいですが、
余り長引くようでしたら、
次回へ回したいと思います。
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おはようございます。
今週も早や金曜日がやって参りました。
今年11月3日のアメリカ大統領選を前に
いよいよ候補合戦が本格化してきました。
今月はあと二回ほど、
代表候補の討論会が予定されていますが、
その第1回目が先日行われました…
翌日には日本のメディアも
この件に触れ始め、
どんな内容だったかを知る機会が
たくさん出てきましたが、
あんなにグダグダな討論会を
過去に見た記憶が…本当にありません。
例えれば、
あれは、
まさに、
まるで「コント」でしたね。
そんな観点で見れば爆笑ポイントが
たくさんありましたし、
下手なお笑いコンビよりも、
充分笑えたと思います。
メディアにとっては、
予め進行を考えていたのでしょうから、
取り上げない訳にもいかなかった…
とは思いますが、
あのコントを見て、
優勢だったのは民主党?共和党?
と、聞く方も聞く方ですが、
立派な肩書を持ったゲストが
必死になってひねり出したコメントも
意外と笑えました。
あと2回ある討論会はせめて…
為替相場を少しくらいは動かせるような
内容を期待したいと思います。
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さて、またも前置きが長くなりました。
早速ですが半値線も優位性について
もう少し考えてみましょう。
同時性
揉み合い相場が暫く続くと、
例えば移動平均線も傾きを失い、
水平的に推移する場合は稀にあります。
例えば日足で、3日移動平均線で考えると、
厳密に水平になるためには少なくとも
3日間の終値が同値になったあと、
同値が1日伸びるごとにやっと
厳密な水平が継続することになります。
ただ偶数の移動平均線、例えば4日では
同じ値幅の高安が4日以上続けば、
以降はその真ん中の位置で水平になれます。
つまり
0-10-0-10で、平均が5で決まり、
最初の0が外れた5日目は
0が新たに入って、平均値は同じ
二番目の10が外れる6日目は
10が新たに入って来るので平均値は同じ
そしてこの上下を以降も繰り返せばその分
5の移動平均線は水平推移が続きます。
ところが、奇数の3で考えると、
0-10-0と10-0-10が交互に来るので
一定なジグザクが続いて水平にはならない
ばかりか、
実際は揉み合っているのに、
傾きだけは上昇と下落を繰り返すため、
これを鵜呑みにすると、
余計に悩ましく、振り回されそうです。
平均を計算する期間が長くなることで、
ジグザグの値はわからないほど平準化されますが、
厳密な水平は基本的に無理ですから
傾きが方向を示すという理論についても
ある意味で無理があることになってしまいます。
話がそれましたが、
移動平均線を長短異なる複数本を用いて、
よりトレンドを把握するという考え方が
あります。
複数の期間の平均線、例えば
10日間、25日間、50日間の移動平均線は
交差することがありますが、
交点は各平均の値が一致するのではなく、
通常は、
より短期の平均値がより長期の平均値を
越えたり割ったりするだけの事です。
何が言いたいかと言うと、
複数の平均値が計算値で一致することは
殆ど奇跡的な話に加えて、
その傾きが同じ方向で一致するか否かで
トレンドの確実性を考えるということは、
特にトレンド初期ではかなり難しく、
多くの矛盾を抱えていると思います。
その代表が高値や安値を越えていないのに
移動平均線は常に、
どちらかへ傾いているという点です。
一方で、
半値線は複数の期間でも、
その期間中の高値と安値が同じ
でありさえすれば同値で一致しますから、
実際にも、しばしばあり得る現象で、
その現象は正しく揉み合いだったり、
ある意味では、
相場が収れんまたは収束しきった
という事実を
ダイレクトに伝えてくれます。
そして何より、
期間が違っている半値線が見ている
高値と安値が同じだということは、
相場がこれらの高値や安値を
どちらかに越えさえすれば、
同時に同じ方向へ動くことになり、
これが正しく
その方向に流れが生じた証明
ということにもなります。
同じ日足なら日足で日数が違う場合は
もちろんの事、それがもし、
時間足と日足、日足と週足で
同時に発生するような場面では、
その方向へ取引しないリスクが
非常に高くなる瞬間でもあり、
それを
具体的に価格として予め把握できる
という半値線のメリットは、
計り知れないのかもしれません。
9日間の半値線と26日間の半値線が、
同時に動いたケースを幾つか並べてみます。
どれもその後に与えたインパクトは
大きいことがお分かりいただけるかも
しれません。
↓↓ケースA:2016年11月09 日
↓↓ケースB:2017年03月21 日
↓↓ケースC:2017年09月14 日
↓↓ケースD:2019年08月01 日
↓↓ケースE:2020年02月28 日
そのほか、大きな流れに至らなかったケースが
3回程度あります。
9と26の半値線は
一目均衡表の転換線と基準線にあたります。
これらを表示すれば実際の相場で確認できます。
やはりデメリットまで行けませんでした。
次回はデメリットや注意点について、
考えてみたいと思います。
浅野敏郎
P.S.
移動平均線の平均する奇数複数の考察は
間違っていないでしょうか??
他にも水平になる例があったり、
その頻度について、
奇跡というほどでもないなど、
教えていただけると嬉しいです。
こうしたメリット・デメリットを
理解した上で参考に使うのであれば、
全く問題ないのだと思います。
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