(浅野敏郎)恐怖心は相場上達の母
こんばんは。
投資の学校プレミアム講師の浅野です。
実は私は長年、
スキーを趣味にしていました。
ここ数年は全く行けていないのですが、
小学生時代に、
北海道で3年過ごしたことがきっかけで、
東日本大震災の年までは、
シーズンに3回は出かけていました。
長いスキー経験の間には、
初心者に教える機会もたくさんありましたが、
ある程度の経験がある人に対して
よく言っていたことは、
「1日一回でいいから、ちょっと怖いと思う
斜面に挑戦しよう!」
ということでした。
もちろん無理のし過ぎは
大けがにつながってしまいますが、
自分の恐怖心に対する限界を、
少しずつでも引き上げられれば、
やがてはその水準が自分の基準となり、
またそこから
少しずつ恐怖心に挑戦し続けることで、
初級から中級、中級から上級へと
腕前も上がっていくというものですね。
そうしているうちに、
上手な転び方を覚えれば、
無理ができる度合いも大きくなり、
その分だけ上達も早くなる一方、
平坦な斜面でも気を抜いて、
悪い転び方をすれば、
例え上級者であっても、
大けがをする場合もあります。
上達するためには僅かでも、
より急な斜面に挑戦し続けることが必要な点や、
緩斜面でも、ナメてかからない心構えが必要なスキーは、
相場と共通する点が多いことに気づきます。
相場に対して
未経験者や初級者なら、
デモ口座で経験を積むことに大賛成です。
しかし、絶対に転びたくない、
いや、損したくないという思いが強すぎると、
100%の結果や自信がつくまではデモ口座で、
と思ってしまい、
永遠にデモ取引から抜け出せない可能性があります。
確かに、デモ口座ですら、
なかなか収益を出せないならば、
リアルな取引は時期尚早なのかもしれませんが、
投資の学校の講師の方々も
セミナーなどで常々言っているように、
相場で勝ち続けることは不可能
なのですから、
100%だと思ったデモ口座での自信なんて、
一度の損失で崩壊してしまうでしょう。
増してや、実際の取引となれば、
含み損があるだけで、
損失が膨らむ恐怖に震え、
含み益があればあったで、
急な反動で利益を失う場面に
いつも怯えなければならず、
このような不安と常に戦う経験を、
デモ口座で積むには限界があります。
こうしたことから私は、
実損の経験がないと上達はない
と、実は考えています。
相場を学ぶということ
相場で一儲けしたい、というのが
大半の心情であるのは私も同じです。
なので、どうしても
儲け方や売買手法が強調されがち、
であることも理解できます。
しかし、
いずれにしても100%ではない以上は、
損失に対する意識や教育も必ず必要であり、
こうした点から、
資金やポジションの管理という知識が
とても大切であることは常々お話ししています。
実はほかにもう一つ、
どうしても向き合わざるを得ないことは、
「恐怖心といかにして戦うか?」
ということです。
自動売買や相場分析が発達したのも、
元はといえば恐らく、
こうした恐怖心を減らすことが
研究の目的だったのでしょう。
実際の取引では、
必ず恐怖心と戦うことになりますから、
スキーでいう上手な転び方を
少しずつでも体得するために、
先ずはリアル取引へ一歩を踏み出し、
恐怖心と上手く付き合いながら、
少しずつでも確実に、
腕を磨いていただきたいと思っています。
くれぐれも、
再起不能になるようなケガだけは
されないように、
あくまでも
一歩ずつでお願いします!
浅野敏郎
■ 本日の出来高急増銘柄
※上昇銘柄の推奨などではありません。
※投資の学校の全講師の手法に使える、
銘柄選びの考え方です。
なぜ、
出来高急増銘柄が注目なのか、その理由と、
本銘柄を抽出した根拠はこちら。
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売買の際には、ご自身でチャート分析、
ファンダメンタルズ分析を行っていただき、
売買をする際には自己責任にてお願いします。
【1】レーザーテック(6920)
株価(終値):23,265
日付:2月1日
売買代金(千円):280,938,700
【2】日本郵船(9101)
株価(終値):9,240
日付:2月1日
売買代金(千円):112,675,000
【3】商船三井(9104)
株価(終値):9,280
日付:2月1日
売買代金(千円):108,997,500
【4】富士通(6702)
株価(終値):14,660
日付:2月1日
売買代金(千円):32,699,250
【5】セブン&アイ・HLDGS(3382)
株価(終値):5,838
日付:2月1日
売買代金(千円):30,866,630
*ランキングは売買代金の
総額に基づく順位を示したものです。
*この銘柄一覧は、
特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。
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