人気者は誰だ!?
From:矢口 新
自宅リビングのソファーより…
いよいよ米大統領選の投票が始まりましたねー。
投票結果は、日本時間で今日11月9日(水)のお昼過ぎには
大勢が分かってくるでしょう。
さて、どちらが第46代・米大統領になるのか、
大変気になるところですが、
実は私、米大統領候補である
クリントン氏でもトランプ氏でもなく、
最近、妙に気になる人物がいます。
その人物は、日本人であり、
今世界で大ブームとなっているそうですが、
皆さんは誰のことかお分かりでしょうか?
その人物とは―
彼の名前は、ピコ太郎。
千葉県出身のシンガーソングライター?だそうです。
YouTubeで趣味の音楽を聴こうと思って開いてみたら、
そこにあったのが、ピコ太郎の動画でした。
その時は、「ピコ太郎」という人物が流行っているとも知らず、
変わった風貌で動画自体も1分ほどでしたので試しに観てみました。
んー、これは一体なんだ!?
動画を観た時の私の率直な感想です。
ですが、それからテレビやネットニュースでも取り上げられ、
YouTubeのランキングで日本人初の世界1位、
米ビルボード総合チャートで77位にランクインするなど
まさに世界中で大人気のアーティストなのです。
ですが、なぜそこまで人気になったのか?
ちょっと気になって調べてみたところ、
ヒットのきっかけを作ったのは
世界的人気を誇る歌手「ジャスティン・ビーバー」が
自身のツイッターで紹介したことでブームに繋がったようです。
つまりは、動画の内容はよくわからないけど
ジャスティン・ビーバーが面白いと言っていたから
動画を観てみた、という人がたくさんいたということです。
人気者や権力のある人物の行動、言動の
影響力の大きさを物語る分かりやすい例ですね。
投資の世界でも、影響力、発言力がある人の言動によって
相場が大きく動くことがあります。
これは、
2016年3月10日(木)のユーロ円15分足のチャートですが、
この日は「ECB理事会」で政策金利発表後に、
ドラギ総裁の記者会見が行われました。
この時ECBは、ユーロ圏の景気とインフレ率押し上げのため、
包括的な金融緩和策を発表しました。
その結果大きく値を下げたのですが、
その後の記者会見でドラギ総裁が
「今後一段の金利引き下げが必要になるとは思わない」という
発言をきっかけに、上図のような急反発が発生しました。
ドラギ総裁の発言が迂闊に発した発言によって
相場は大混乱に陥ったのです。
影響力のある人物の言動や行動は、
世界中の人の関心を集め、行動させる力があります。
上図のように、投資の世界では要人の発言によって、
相場は時に予想外の乱高下をしますが、
そこに上手く飛び乗って大儲けした人がいれば
逆に失敗して大損した人もいます。
激しい値動きに飛び乗って、
一攫千金を狙うのは投資ではなく、ギャンブルです。
投資とは、大きな損失を出さずに、
利益と損失を繰り返しながら、トータルで利益を確保することです。
要人発言とは異なりますが、
今日の米大統領選の結果によって
相場が大きく動く可能性があります。
そこで一攫千金を狙った“ギャンブル”をしようと
考えているのであれば、その相場に対する取り組み方、
心構えは間違っています。
もしも、
そのように考えている人がいたら
私の相場に対する心得をまとめた
本を読んでいただきたいと思います。
せっかく投資を始めたにもかかわらず、
間違ったアプローチの仕方によって
負けてほしくないのです。
私のプロディーラーとしての
経験から得た『相場の心得』を集めました。
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まだ迷いや不安がある方は
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それでは、また!
―矢口 新
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