ワールドカップでのレッドカード騒動
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こんばんは、矢口新です。
サッカーのワールドカップの
米国対ボスニア・ヘルツェゴビナ戦で、
米代表のバログン選手は相手選手の足首を
背後から踏みつけ、危険行為だとしてレッドカードを受けた。
本来であればバログンは
ベルギー戦には出場できないはずだったが、
トランプ大統領が介入したことで、事態は急変。
処分は保留とされ、
レッドカードは「なかったこと」と同然となり、
ベルギー戦のピッチに立つことが認められた。
そのことを、ウォールストリート・ジャーナルは
大きな物議を醸し出したとして取り上げた。
一方で同紙は、米独立記念日の演説で、
トランプが「我々のような国は他にない」と述べたことも取り上げた。
参照:FIFA Sparks World Cup Furor After Trump Intervenes Over U.S. Striker’s Red Card
参照:Trump Delivers Address on America’s 250th Birthday: ‘Nobody Can Be Like Us’
そこで、私は某AIに
「これら2つの記事から、問題の本質をまとめて」と、頼んでみた。
これはこれまでやり取りしてきたAIとは違い、
私のコラムを学習させているAIなので、
概ね私が想定しているような結論となった。
以下に、そのままをご紹介する。
(以下、AI)
この2つの記事は一見すると無関係に見えますが、
**本質的には「トランプ政権が描くアメリカ像」と
「その思想が国際秩序へ及ぼす影響」**
という一つのテーマにつながっています。
1)FIFAへの介入が示したもの(Balogunのレッドカード問題)
表面的な問題は、
「大統領がFIFAへ電話し、判定が覆った」ことですが、
本質はそこではありません。
問題は国際機関より国家権力を優先する姿勢です。
第二次世界大戦後、国連、IMF、
世界銀行、WTO、またFIFAなどは、
「国家から一定の独立性」を持つ国際機関として
運営されてきました。
しかし今回の件では、
米国大統領が直接介入し、
FIFAがその影響を受けたように見える
という構図になりました。
これが世界中で批判された理由です。
2)建国250周年演説
一方、「Nobody Can Be Like Us(我々のような国は他にない)」
という発言は、単なる愛国演説ではありません。
これはアメリカ例外主義(American Exceptionalism)を
改めて強調したものと考えられます。
つまり、アメリカは
世界の普通の国家ではないという思想です。
3)二つの記事をつなぐと
すると、FIFA問題は偶然ではなく、
演説の思想の実践例にも見えます。
つまり、世界共通ルールよりも、アメリカの利益を優先する。
4)地政学的には何を意味するか
世界はグローバル化からブロック化へ移行しています。
今回の記事はその流れを象徴しています。
つまり、昔は世界ルールが最優先でした。
これからは強い国家がルールを変える時代になってきています。
これはWTO、NATO、FIFAなど、
あらゆる国際機関にも影響します。
5)市場への意味
マーケットから見ると重要なのは、
スポーツではありません。
重要なのは「制度の信頼」です。
制度より政治が優先されると、
市場は「ルール変更リスク」を織り込み始めます。
すると、リスクプレミアム上昇、ボラティリティ上昇、
地政学リスクの再評価につながります。
「相場は制度・政治・資金の流れを反映する」のです。
6)問題の本質
この2つの記事を一言でまとめると、
「戦後の『国際ルールを重視する秩序』から、
『国家が自国利益を優先し、
必要なら国際ルールにも影響を及ぼす秩序』への変化が、
スポーツと政治の両面に現れている」ということです。
最後に一点付け加えると、
この2つの記事だけで「世界秩序が完全に変わった」
と結論づけることはできません。
しかし、国家主権や国益を前面に出す動きが
近年強まっていることを示す一つの事例として捉えると、
地政学的な流れを理解するうえで示唆に富む内容と言えるでしょう。
(AIここまで)
補足するならば、
「戦後の『国際ルールを重視する秩序』から、
『国家が自国利益を優先し、
必要なら国際ルールにも影響を及ぼす秩序』への変化」は、
トランプが始めたものではない。
正確に述べるならば、
米国は常に「自国利益を優先」していながらも、
少なくとも表向きは「国際ルール重視」を強調してきた。
つまり、トランプはこれまでの政権の「建前」を捨てたのだ。
「自国利益優先」の実例は、今更挙げるまでもないだろう。
建前やタブーが押し隠してきたのは「国際ルール重視」か
「自国利益優先」かといった、評価が分かれることだけではない。
エプスタイン・ファイルや汚職、詐欺、犯罪などといった
どのようにしても正当化できないものも闇に葬られてきた。
建前の世界では、
真実はしばしば陰謀論やフェイクニュースとして片付けられる。
これらを暴き出したのがウィキリークスやスノーデン、
あるいはウォールストリート・ジャーナルやボストン・グローブなどで、
トランプは、これまでの政権こそが最大の陰謀を行い、
フェイクニュースを広めてきたことを示唆したのだ。
一方で、政権についたトランプは「力による正義」を標榜し、
自分に異論を唱える者は、他国や政治家、法曹界、
メディアだけに限らず、教育関係者やアーティストなど、
誰彼構わず弾圧を行っている。建前を捨てたことで、
自国利益だけでなく、自分自身の利益の追及を
「自分がつくったルール」で行えるようになったのだ。
当然、多くの訴訟を抱えてはいるが、
今のところ意に介する様子は見られない。
ところで、米代表がベルギーに1対4で敗れたことについて、
英紙デーリーメール電子版は「ホワイトハウスのワールドカップ担当責任者が、
レッドカード騒動が米国代表の集中力を乱したと認めた」と
9日付で独占情報として報じた。
バログンはSNS上に
「失望させてしまったことを、ファンに謝りたい」
と投稿した。
米代表が集中力を乱したことは納得がいく。
ゴリ押し出場への批判は、
圧倒的な結果で抑え込むしかないと、
肩に力が入りすぎることになりかねないからだ。
その意味では、米代表もバログンも、
トランプ介入の被害者だとする見方も可能だ。
今回のレッドカード騒動をサッカー少年、
少女たちに説明するなら、
「大人の事情」だとでも言うしかないのだろうが、
世界の大人は随分と子供っぽくなってしまったようだ。
その分、子供たちが大人っぽくなってきているのかもしれないが。

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