日曜深夜、突然FX市場…現る!!
「投資の学校」浅野敏郎
From 某都内のトレードルームより
ご存じの通りFX市場は、
世界共通な通貨が取扱い銘柄なので、
まさに24時間、いつでもどこでも
誰もが同じ銘柄を取引できますが、
さすがに週末は世界的にお休みです。
一方、株式や商品、債券など、
その他の基本的な金融商品は概ね、
各国ごとに市場時間というものがあって、
国内特有の銘柄が取引できる一方で、
時間外取引の多くは、ある程度の制限が伴います。
ではFX市場がなぜ、そこまで自由なのか?
それは、FXは取引所を介さない、
相対取引市場だからともいえますが、
相対取引という点で今日は私の記憶に残る
面白い出来事をお話しします。
おはようございます。
今週も早や金曜日がやって参りました。
ドル円相場がとうとう110円をしっかり割り込み、
株高に水を差しかねない状況です。
逆に、ここで株価が堪え切れれば、
まさにバブルの再来という流れも真実味を増します。
というのも、プラザ合意以降のあの超円高時代に、
日経平均株価の最高値を付けているわけですから、
円高=日本株安という今の常識は、
全く通用しない世界だったということですね。
取引したい人が集まればマーケット
世界の日にちが切り替わる日付変更線を過ぎて
最初に開くメジャーな金融市場は東京市場である
ことは皆さんもご存知だと思います。
毎週月曜日、東京市場が開く時間帯の時差
を計算してみますと、
ヨーロッパは日曜日の深夜あたり、
ニューヨークは日曜日の宵の口あたり
になります。
つまりこの時間帯では、世界中探しても、
アジアの一部しか市場が開いていませんから、
値動きが乏しいことでも有名な理由が分かりますね。
さて、ユーロという構想が動き始めて、
もうかれこれ20年近くが経過しようとしています。
ユーロの仕組みが正式に動き出すきっかけとなったのは
マーストリヒト条約ですが、
この条約を自国で受け入れるかどうかを巡って、
20年前はヨーロッパ各国が揺れ動く時代でもありました。
確か、いよいよフランスでその是非が問われる番になり、
国民投票の結果が、とある週末の日曜日の夜に判明する
ということが決まりました。
もし、フランスが批准を拒否することになれば、
ユーロ構想自体がとん挫する可能性が高かったことから
世界中の金融関係者がその結果に大注目していたのですが、
さすがに欧州時間で日曜日の夜ともなれば、
どこの金融市場も開いていないため、
急きょ、
為替市場を開こうという話が持ち上がったのです。
結局、
欧州時間では日曜日の夕方18:00前後、
米国時間では日曜日の正午過ぎとなる、
日本時間の月曜日早朝2時頃に、
全世界の金融機関が一同に会する臨時市場が立ち上がる
というかなり珍しい事態となり、
その場に私も立ち会うという貴重な体験をしたことを
今でも鮮明に覚えています。
このようにFX市場は、
取引を希望する参加者が多数集まれば、
いつでもどこでも市場が出来てしまうという
相対市場特有の自由さがあり、
FX取引がなぜここまで自由なのか
その理由の一部がお分かりいただけたと思います。
自由過ぎて分かりにくいFX市場開始時間
FX市場はこのように、
環境さえあれば、誰でもどこでも
自由に参入できることから、
逆に、各国FX市場の開始時間というものが
曖昧であることも事実です。
一般的には、取引所取引の代表格である
株式市場の開始時間に合わせる傾向がり、
この時間は概ね、
銀行など金融機関の窓口が開く時間とも一致します。
この理論で言えば東京のFX市場は、
09:00から15:00が市場時間ということになりますが、
チャートで為替相場を分析する場合、
この時間だけを見てもあまり意味を成しません。
その理由は既に述べてきたわけですが、
そんな為替市場も唯一、世界共通の区切りがあります。
それはニューヨーク時間の17:00で、
この時間は金融取引上の日付変更線になっています。
つまりこの時間を境に、
取引日が今日から明日に切り替わることになり、
FXでいうスワップ金利を始め、
国際的な金融取引の金利計算日が切り替わる
という訳です。
従って、為替相場を分析する際、
日足の始値、終値はこの時間を取るのが理に適っており、
そうすれば、一週間の日足が6本になるといった現象も
回避できることになります。
そのほか、
日本でいうところの「仲値決め」に相当する時間が
各国市場にも存在します。
こうした時間では、一部の注文が殺到する可能性が高く、
急に相場の方向が変わったり、相場の流れが加速した後、
時間が過ぎれば、
急に元に戻るといったような動きになりがちです。
超短期売買をされるにあたっては、
こうした時間の節目を知っておくことは
チャートを分析することよりも意義がある場合もありますから、
皆さんも是非、押さえておくと良いでしょう。
浅野敏郎
<<編集部よりおススメ>>
世の中に、
チャートの分析手法は星の数ほどあります。
これからFX取引を始めようと思い立ったとして、
FX相場はチャート分析が何よりも重要だと知り、
チャート分析手法を調べたまでは良かったものの、
その多さと複雑さに、絶望感を抱いてしまった…
というのが本音ではないでしょうか??
チャート分析手法で
最も一般的で有名な移動平均線ですが、
ゴルフのクラブで言えば、
5番アイアンといったところで、
一通り全てのクラブに通じるものが
これ1本で掴むことができます。
とはいってもゴルフでさえ最終的には、
14本のクラブを駆使するスポーツですし、
5番アイアンだけを究めれば、
それだけで十分ではありません。
しかし、
5番アイアンを究めておけば、
そのほかのクラブに応用できる思考回路が
身に付くのも事実です。
皆さんも先ずは
移動平均線をマスターして、
その他にも応用できる思考回路を身に付けませんか?
では、具体的にどんなことが学べるのか???
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え、FXってやっぱり土日が休みだったのですか(;゚Д゚)
もしかして…と思っていたのですがウチのバーチャルFXがヘタレだったからじゃないのか。。。
あ、万尾獅子あらためましてアナキンというネームにしました。
そろそろ超重たい腰を上げてジュダイマスターになるべく修行を開始しようと…
すると衝撃の事実が!!!
えーだって世界で時差があるのに日本の土曜と日曜にキッチリ働かないって理不尽でない?
そんなもんなの?働きすぎは良くないから?祝日は動いているからいい?
人生まだまだ知らない事がいっぱいですw
アナキン様、
いつもコメントありがとうございます。
うう~ん、
FXに限らず、金融商品の相場は、株にしても、債券にしても
土日はお休みです(汗)
もともと、FXも金融商品なので、
銀行や証券会社が閉まっている時間は、市場が立たないのです。
平日は世界中のどこかの市場が営業時間中なので、
結果的に24時間つながっているのですが、
それが唯一、途絶えるのが週末というわけですね。
人間、働きっぱなしは駄目ですよ~。
実弾だとかなりのエネルギーも使いますから、
休まないとそのうち、判断力も狂ってきて、
そのうち、ギャンブル取引しか狙わなくなったりして
危険な思考回路になりがちです。
ぜひ、気を付けてくださいませ。