浅野敏郎のブログ

相場にも引力があるのか?

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「投資の学校」浅野敏郎
From自宅のトレードデスクより

今回も配信が遅くなりました、申し訳ございません…

 
相場は変動するから相場であり、
かつて円の対ドル相場のように固定されていた相場は、
本当の形ではありません。

通貨同士の相場とは違う株式相場や商品相場は、
一種無尽蔵な通貨同士の交換とは違い、

ある程度決まった供給量の中で、
需要の強さによって価値が異なるため、
基本的には「買い」が中心となる性質があります。

 
一方、無尽蔵な通貨同士の為替相場でも、
アメリカ・ドルが今のところ「基軸通貨」である以上は、
ドル買いが中心となりやすい側面がある、のも事実です。

いずれにしても、日本円を中心に考えると、
ドルのような外貨ですら、一種の商品となり得ますから、
相場の基本はやはり「買い」なのかもしれません。

 
にもかかわらず、
上昇相場は段階的に変動し、下落相場は急変動しやすい

と言われるのはなぜでしょうか?

———————————-

おはようございます。
今週も早や金曜日がやって参りました。

今週は月曜日が祝日で、
平日が1日少なかったこともあり、
いつにも増して金曜日が来るスピードが
早かったと思います。

春節も終わり、各相場は通常を取り戻しつつありますが、
値動きはまだまだ荒れ模様です。

年末年始の大幅下落が未だに影響していると言わざるを得ず、
安定するまでにはもう少し時間が掛かるかもしれませんね。

———————————

さて、一口に相場といっても、
外貨同士のユーロドルやポンドドル、
海外市場の指数など様々な相場があり、
各相場の事情というものがあると思いますが、

日本の立場で考えるとやはり、
下落相場の方が急変動しやすいのは確か
なのかもしれません。

その不可解さから、
「相場にも重力がある…」
などとしばしば言われますが、
理由は2つあると考えています。

 
その一つは、
外貨にしても商品にしても買うという行為は、
金銭である円を、他の何かに置き換える
ことになります。

消費するモノであれば、
基本的に売りはあり得ませんが、
消費してしまえば新たに買うしかなく、
上昇相場であれば多めに仕入れるなど、
やはり、一時的な置き換えはあり得ますね。

このように上昇相場が継続した場合、
値上がり利益を得ようと、
何かに置き換える量が増えていくのですが、

相場が上昇すればするほど、
それ以上は高すぎて買えない状況が生まれ、
上昇力は低下していきます。

例えば、
1株100円なら誰もが1000株買えますが、
1株1000円に値上がりした時に、
1000株買える人はより少なくなり、
5000円になれば更に少ない…といった具合です。

 
これだけの理由では、
下落速度との違いを説明しきれませんが、
元々ないモノを買う際には資金力が影響する一方、

既に手元にあるモノを金銭に戻す場合の力は、
ある意味で資金力とは無関係で平等なので、
売り戻しは短期間に集中しやすいのでは?

と言えないでしょうか。

 
 
もう一つの理由として、
実は先物取引などのようなデリバティブ取引が
強く関係していると思います。

簡単に言ってしまうと、
資金を投じて売り取引が出来る、
ということになりますから結局、
こちらの取引も資金力に左右される側面はあります。

しかしこちらの取引に必要な資金は、
「証拠金」に代表されるように、
原資の割合から計算される場合があり、

相場が下落すればするほど利益が増えるばかりか、
より少ない資金で同じ取引が可能になる状況が生じ、
ますます下落相場が加速しやすくなる、という訳です。

 
最後に、
2018年終盤以降のユーロやポンドの対ドル相場は、
下落が強まりました。

確かにユーロ圏の恒常的な問題や、
ブレグジットなど新たに生じた売り要因はあるでしょう。
ただこれらは、初動の要因としては充分ですが、
もしデリバティブ取引がその後の下落を加速させた
と考えた場合、

ユーロドル相場やポンドドル相場の原資は、
それぞれユーロとポンドであり、
正に先ほど説明したように、
売り取引に必要な資金はどんどん少額になる状況
と一致しています。

しかもこの状態に、
ドルの利上げ地合いが重なったことを考えれば、
上昇の余地は非常に限定的だったと言え、

今後もアメリカが対欧姿勢を緩めないとすれば、
下落再開も充分あり得ると、個人的には考えています。

 
 
浅野敏郎

 
<<<編集部よりおススメ>>>

相場は事情で動く…

というのは、
「投資の学校」講師でもある
矢口新(あらた)先生が理論づけた
タペストリー・プライス・アクション理論
(略してTPA理論)
の根幹をなしている考え方です。

短期筋の売買は、
基本的にレバレッジ取引が多く、
決済日時が決まっている限月取引だったり、
金利差を払い続けるポジションを
保有し続けるには限界があったりします。

これらは短期取引の事情であって、
買った直後から買い手は売り手に、
売った直後から売り手は買い手になることから
結局、必ず巻き戻しが入ります。

ではなぜ、トレンドが発生するのか??

矢口先生は、
これにもまた、事情があると理論付けています。

詳しく学習してみたい方は是非
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コメント

  1. 乾坤一擲 より:

    (´・ω・`)我々は日本に住んでいるので通貨の引力的には円に戻すって事なんだろうなぁ。そこにレバレッジや先物の要素が絡んでくるから(ㆀ˘・з・˘)先が読みづらく感じる。
    通貨に限らず色々なものの価値の変動の大きさについていけない今日この頃です。昔からあった盤石たる常識が次々と更新されていくような…情弱は高くつくなあ。因みにですが、不要不急の物を買うのを検討する時は恥も外部もなくJAN コードをかざす事にしました。 (スマホについてるバーコード読み取り)大手メーカーで《定価》が二重に存在するなんて昔の日本では考えられない事でした。ものの価格もグローバル化しているのかしら。
    ウチの近所では男女比ではなく年令比が高いです。これから春にかけて平成天皇イベントが目白押しなのでテンション高めのようです。

    1. 浅野敏郎 より:

      乾坤一擲さま、

      コメント有難うございます。
      通貨の引力的なお話をしますと、
      確かに日本が持っている海外資産は膨大で、
      何かあるといわゆるリスク回避という、
      円買いが起こりますね。

      海外資産をドルに置き換えて考えると、
      ドル・ロングの投げと同じように、
      われ先にと急伸しやすくなる傾向はあるでしょう。

      ただ、本来の引力は
      リラ売り、レアル売りに見られるように、
      価値の下落方向に働きやすいハズですが、

      円だけは上昇になりやすいというのは皮肉な感じです。

      確かに、ドル円相場では、
      ドルの価値が下がっている・・・と見ることは出来ますが、
      それだけ日本はまだまだ国を信じているというか、
      日本にある海外からの資産もまだまだ少ないということでしょうか。

      そのうち日本人も、
      日本の財政赤字が増大するのを見て、
      ドル資産に逃げたりするのが常識になれば、
      リスク回避の円売り・・・
      なんていう現象も出てくるのかも知れないですね。

      二重価格・・・
      全員が電子決済を使えば結果的にそちらで統一される、
      ことにはなりますが、
      事を急ぎすぎると、ろくなことは無い気がしています。

      オリンピック前にはどうにか形にしたいのが意向だと思いますが、
      結局、米中のサイバー権力に、
      飲み込まれてお仕舞いにならなければ良いのだが・・・と思っています。

      またコメントをお待ちしています。

      浅野敏郎
      P.S.
      関西は外人比も高くないですか??
      関東も最近特に痛感しますが、お好み焼きやたこ焼きが
      外国人の中でブームらしいですね。

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